最近は何でもカード化することが多いので、財布が膨れ上がることが多いです。そのため二つ以上のカードを一体化した「コンビ」カードが人気です。
銀行などがキャッシュカードとクレジットカードを一体化したコンビカードを発行しています。
これは実に便利です。小ぶりの財布とこのコンビカードがあれば、遠方の旅行も身軽に出かけることができます。
コンビカードの一つアコムマスターカード
そんなコンビカードの一つに「アコムマスターカード」があります。
クレジットカードにアコムが乗ったというより、アコムのローンカードにクレジットカードが付いたという方が正確です。
マスターカードはビザより価値が低いと言われることがありますが、両方とも利用できる店舗範囲は同じです。
特に日本では加盟店審査の難易度が事実上2段階であり、緩い方がビザとマスターという組み合わせになっています。
そのため、クレジットカードを利用できる店舗であれば間違いなくアコムマスターカードを利用できます。
アコムマスターカードのメイン利用はカードローン
アコムマスターカードはアコムのローンカードと考えたほうがいいです。
どういうわけかキャッシングの機能がないクレジットカードだけのカードもありますが、利用価値はほとんどありません。
アコムは大手消費者金融の中でも審査が緩めだと言われています。
アコムやプロミスのような大手消費者金融は、株式市場に上場している関係上、営業報告書を毎月公表しています。これを見ると「成約率」、つまり審査に通った人の割合が出ています。
この成約率が大手で一番高いのはアコムです。もっとも、そのアコムでも成約率は50%を切っているのですが…
もちろんクレジットカードとしても使えます
もちろん「クレジットカード」としても利用できるアコムマスターカードですから、買い物の支払手段とすることもできます。先ほど述べた通り、マスターカードを利用できる店舗は多いです。
また、海外ではビザとマスターが加盟店市場を二分していると言っても過言ではありません。
海外旅行の必需品と言われることもあるアコムマスターカードの実力がこの一言に表れています。
アコムマスターカードの利用者もこのカードを自分のメインカードとはしていないことが多いはずです。
世の中にはもっと割のいいクレジットカードが多くあります。でも「おまけ」という感覚でアコムマスターカードを利用している人も少なくありません。
アコムマスターカードはポイントが付かないリボ払い専用カード
では、どうして「おまけ」としての価値しかないのでしょうか。
アコムマスターカードはリボ払い専用カードです。
毎月の利用額を期日までに支払えば手数料はかかりません。しかし、それを超えると利息が発生します。つまり、キャッシングと同じ考え方で利息が計算されるのです。
また、このカードはポイントが付きません。
0.5%が標準的な還元率と言われる日本のクレジットカード市場で、ゼロというのは異色と言えます。そのため「おまけ」としての位置づけから逃れることができないのです。
アコムマスターカードには何のメリットがあるのか?
ではアコムマスターカードにどんなメリットがあるのでしょうか。
最近の信販会社はクレジットカードの即日発行をほとんどしていません。しかし、無人機店舗の「むじんくん」を全国展開しているアコムは、アコムマスターカードの即日発行を可能にしています。
要するに即日融資ができれば、アコムマスターカードも即日発行できるというわけです。海外旅行直前等に「カードがない」と気が付いた人にとっては救世主になるはずです。
海外でもカードローン利用可能
アコムマスターカードはマスターカード系列のATMでキャッシング可能な点がメリットです。
国内の消費者金融で海外ATMを利用できるケースはアコムマスターカードしかありません。
銀行のキャッシュカードは海外での利用が可能ですが、ローンカードは話が別です。当座貸越ができるカードであればできないことはありませんが、往々にして利用可能額は10万円単位です。
これに対し、アコムマスターカードの利用限度額は最高800万円です。
実際にその限度額をゲットする人がいるかどうかは別として、100万円単位の利用が可能です。
これだけでもアコムマスターカードの価値があると言えるのではないでしょうか。海外旅行必需品と言われる理由です。
-
-
ハワイでお得!おすすめクレジットカード厳選5枚 海外旅行傷害保険やお得ポイントを解説 【2022年最新版】
海外旅行でのメリット
クレジットカードですから、海外旅行では重宝することは間違いありません。その反面、ポイントもないし、リボ払い専用というデメリットもあります。
しかし、海外のクレジットカードは日本のような「ポイント」制度はありません。アコムマスターカードは海外では「常識的」なカードなのです。
また、アコムマスターカードを一枚申し込んでおけば、日本から現地通貨を持って行く必要はありません。
アコムのキャッシングは最高年利18%の利率ですが、両替手数料を考えると「割安」と言われることがあります。高利のカードローンであっても、帰国後にすぐ返済すれば問題ないのです。
マスターカードは利用範囲が広い
日本ではビザとマスターのペアで加盟店が登録しているパターンが多いのですが、海外でも事情は同じです。
クレジットカードが利用できない店舗は別として、利用できる店舗ならまず間違いなくマスターカードが利用できます。
このような利用範囲の広さもアコムマスターカードの利便性の高さだという事ができます。
為替手数料と利息の綱引き
為替手数料は現地での両替が一番割高だと言われています。
米国を例にとると、1ドル110円とした場合、日本の両替であれば1ドル115円程度、現地での両替は1ドル120円から125円程度と跳ね上がります。
米国での日本円は「外貨」です。保有することによる在庫リスクは低くないためです。
しかし現地でアコムマスターカードを利用してキャッシングすると、1%程度の手数料で済みます。
つまり、110円が111円程度にしかならないのです。また、年利18%程度とはいえ、1か月ベースなら1.5%です。
帰国後にすぐ返済することを考えれば、アコムマスターカードを利用した現地キャッシングが一番有利です。
-
-
【初心者向け】審査が甘いクレジットカードランキング・2022年最新版
地銀利用者におすすめ
メガバンクのキャッシュカードは「インターナショナル」カードです。そのため、海外のATMでも利用可能です。
このような人はあえてアコムマスターカードは必要ないでしょう。
しかし、地銀や信用金庫などの利用者はキャッシュカードが海外仕様になっていないことが多いです。この場合、アコムマスターカードのメリットが光ります。
海外旅行専用カード
結論を言えば、アコムマスターカードは海外旅行専用カードです。
海外旅行をしない人にとってのメリットはほとんどありませんそのため、海外旅行をしない人は無用です。
また、アコムマスターカードでうっかり買い物をして友達に見られるとアコムを利用していることがバレます。
消費者金融の利用は家族や友達にも内緒にしたいことのはずです。普段はローンカードを隠している人も多いはずでしょう。
海外ではメリット多し
これに対し、海外でのメリットは先ほど述べた通り多いです。
盗難のことを考えると自分のメインカードを持って行くことは避けたほうがいいことも確かです。そうすると新しいクレジットカードの申込を考える必要がありますが、この際アコムマスターカードは最適と言えるのです。
為替手数料が安く上がり、かつクレジットカードとして確実に利用できるわけです。冒頭に述べたキャッシュカードとクレジットカードのコンビカードとしての性格を持ち合わせているのです。
一時期に比べれば「ご威光」が落ちたと言われていますが、その商品特性から海外旅行では非常にメリットが高いことは間違いありません。
国内ではメリットなし
とはいえ、国内ではこのようなメリットは消滅します。国内では単なるアコムのローンカードとしての位置づけしか持たないのです。
ローンカードとクレジットカードがコンビカードになっても、国内でローンカードを利用するケースは「本当にお金が不足している」時です。海外旅行とは話が違うのです。
帰国直後に解約?
アコムマスターカードのお勧めできる利用方法はこんな感じではないでしょうか。
まず海外旅行直前にアコムマスターカードを申し込みます。即日発行されたアコムマスターカードだけ持って海外旅行に出かけます。もちろん自分のいつも利用しているクレジットカードは持って行きません。
現地での買い物はアコムマスターカードでします。現金が必要な際にはキャッシングをします。便利に利用できることは間違いありません。
帰国したらアコムなどで利用残高を確認します。そして、できるだけ早く全額返済します。
こうすることで買い物代金は無利息で、キャッシング部分も最低限の利息で済みますね。
-
-
ハワイで最強のクレジットカード!ハワイラブカードゴールドの審査は?保険や特典は?