最近よく耳にする「キャッシュレス」。
2019年10月よりはじまった、「キャッシュレス・ポイント還元事業」で、最大5%のキャッシュバックを受けられることもあり、利用している人もぐ~んと増加。
そんなキャッシュレス決済ですが、どういったきっかけで使い始めて、どのようにして習慣化されるのでしょうか?
そんな疑問に答えてくれる調査結果を、マネーツリー株式会社が、2019年2月にJCCAが取りまとめた「キャッシュレス社会の実現に向けた調査報告書」を元に、11月30日「家計簿の日」に併せましてまとめた結果を発表しました。
「キャッシュレス社会の実現に向けた調査報告書」は、日本クレジットカード協会、アクセンチュア株式会社、マネーツリー株式会社の3社が、消費者がキャッシュレス決済を「使えるのに、使わないのはなぜか」に着目した調査を実施。
諸外国の取組み事例も参考に、日本におけるキャッシュレスの推進策の考察を取りまとめたものです。
🙂 この記事では、マネーツリー株式会社の、キャッシュレス決済に関する調査について解説します。
キャッシュレス決済を利用したきっかけ
キャッシュレス決済を促進させるための重要なポイントである「利用のきっかけ」はどのようなものが挙げられているのでしょうか?
もっとも多かったものは「ポイント・マイルが貯まるなど、日常的にお得」でした。
他には「現金がなくても買い物ができる」「インターネットショッピングで簡単に買い物ができる」「公共の交通機関の利用が便利」といった「利便性が高い」という理由が挙げられています。
ポイント還元が受けられるといった、「お得さ」が最大の魅力になっていますが、「利便性の高さ」も利用開始の大きな要因になっていることが分かります。
🙂 キャッシュレス・ポイント還元事業について詳しくまとめています。参考にしてくださいね。
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キャッシュレス決済の利用が習慣化した理由
キャッシュレス決済の利用が習慣化した理由について見てみると、「便利だった」という回答がもっとも多くなっています。
2番めが「お得だった」ので、「お得さ」よりも「便利さ」が優先していることがわかります。
「便利である」と感じてもらうことが重要であることが分かります。
また、「利用して心配がないことがわかった」という回答が多いことも注目されます。
キャッシュレス決済の利用を不安視して、手を出せない人が多くいることがわかります。
キャッシュレス決済可能な店舗であえて利用しなかった理由
とっても便利でオトクなキャッシュレス決済。
あえて利用しない理由を尋ねたところ、1番の理由が「使いすぎが怖い」となっています。
実際に現金を財布から出し入れするわけでは無いため、「お金を使っている」というイメージを掴みにくいようです。
その後は「チャージするのが面倒」、「クレカは高額な時にしか利用してはいけないイメージがある」と続きます。
チャージすることの面倒さに関しては、クレジットカードや銀行の預金口座からのチャージする方法も広がっており、改善しています。
まとめ
キャッシュレス決済を利用するきっかけは「お得さ」、使い続ける理由は「便利さ」であることが調査結果から分かりました。
日本の国民総支出に対するキャッシュレス決済の割合は約20%と言われています。
政府は2025年までに、これを倍の40%まで引き上げる目標をあげています。
2019年はいろんな業者から「~ペイ」が提供されましたね。
また10月からは消費税増税に伴うキャッシュレス還元が、政府主導ではじまり、各方面でキャッシュレス決済が盛り上がっています!
この機会にキャッシュレス決済をはじめてみませんか?
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