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子供のお小遣いを報酬制にするデメリットとは?報酬制以外の方法やコツを解説

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子供のお小遣いに「報酬制」を採用している家庭も多いですが、実は注意すべきデメリットがあるのをご存じでしたか?

普段当たり前と思っていた子供のお小遣いの方法に、どんなデメリットがあるのか気になりますよね。

この記事では、子供のお小遣いを報酬制にするデメリットや報酬制以外の方式などさまざまな情報を解説していきます。

記事後半では、子供のお小遣いについてさまざまな知識を養えるセミナーも紹介します。

ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!

※2024年現在の情報になります。

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子供のお小遣いに報酬制を採用するデメリット4選

子供のお小遣いを報酬制にした場合には、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

ここでは主なデメリットを4つに絞って解説します。

それぞれしっかり押さえてください。

①お小遣いがないとお手伝いをしなくなる

お手伝いのたびにお小遣いをあげていると、「お手伝いとお小遣いはセット」という考えが定着してしまい、報酬の発生しないお手伝いをしなくなる恐れがあります。

その結果、お小遣いが欲しいときだけお手伝いをする子に育つ危険があるのです。

小さい頃は「お父さんやお母さんに喜んでほしいから」という理由で進んでお手伝いをしていた子が、報酬制が染みついたとたん無償でのお手伝いを嫌がる例は少なくありません。

②家族として当然の仕事にもお手伝いを要求する

将来社会人になれば労働の対価として給料が発生するのは当然ですが、お手伝いは本来家族の支えあいが根底にあります。

お手伝い=お小遣いの考えが根付いてしまうと、食器を下げたりちょっと物を取ってあげたりするだけでもお小遣いを要求しかねません。

特に下の子の面倒にもお小遣いをねだるようになるのは危険です。

小さな弟や妹にミルクをあげたりあやしたりするのは、お兄ちゃんお姉ちゃんとして当然のお仕事ですよね。

家族の面倒にまで報酬を求める前に、お小遣いのあげかたを工夫しましょう。

③助け合いの精神が育ちにくい

報酬制のお小遣いが度を越してしまうと、自分の労力全てに報酬が伴うと考える恐れがあります。

世の中の全てにお金が絡んでいるわけではありません。

助け合いや支えあいといった精神も、社会を構成する大切な要素です。

たとえば一緒に買い物に行った時荷物を代わりに持ってあげたり、家事や仕事で疲れた親の肩を叩いてあげたりといった奉仕的な労働にもお小遣いをねだるようになっては、報酬制のお小遣いが悪影響を与えていますよね。

子供のお小遣いを報酬制にする場合には、助け合いや思いやりの精神を失くさないように気をつける必要があります。

④報酬がないと努力をしなくなる

報酬が発生する条件に、テストの成績や部活動での好成績を設定しているケースも多いです。

しかしこうした場合、お小遣いのために勉強や部活動に打ち込むようになる危険があります。

努力の目標がお小遣いそのものになってしまうと、報酬の発生しないことに関しては努力する価値がないと考えかねません。

勉強や部活動は本来子供自身の将来や成長のためのもので、お小遣いのためではないとしっかり教育する必要があります。

報酬制のデメリットを防ぐには?

上で解説したように、報酬制には様々なデメリットもあります。

報酬制を採用する場合、これらのデメリットをいかに防ぐかがカギです。

ここでは子供のお小遣いを報酬制にした際のデメリットを防ぐ方法を、2つ解説します。

報酬制のデメリットを防ぐには?

  • 報酬が発生する基準をハッキリさせる
  • お手伝いにきちんと感謝する

報酬が発生する基準をハッキリさせる

報酬制が行き過ぎると、お小遣いなしでは努力や労働をしなくなる恐れがあります。

そのため、お手伝いや努力のすべてに対してお小遣いをあげるのは禁物です。

報酬制でお小遣いをあげる場合、どんな作業に対していくら報酬が発生するのかを明確に設定しましょう。

たとえば部屋の片づけ、靴をそろえるなどの当たり前のことに対してお小遣いをあげるのは考えものです。

家族の靴を磨く、お風呂掃除をするなど、家族全員のためになる作業に対してお小遣いをあげるのがおすすめです。

お手伝いにきちんと感謝する

お手伝いをしてくれた時には、きちんと感謝の気持ちを示しましょう。

お礼の言葉もないままお小遣いだけを渡すと、人に喜んでほしい気持ちよりもお金が欲しい気持ちが育ちかねません。

労働の対価としてお小遣いを渡すのも大切ですが、その際には必ずお礼の言葉と態度を示してください。

子供のお小遣いに報酬制を採用するメリット2選

これまで子供のお小遣いを報酬制にするデメリットを主に解説してきました。

一方で、報酬制にはメリットもあります。

良い点にもしっかり注目して、報酬制の理解を深めてください。

①お金が労働の対価で得られるのを理解できる

報酬制のお小遣いは、社会人がお金を稼ぐしくみと非常に似ています。

子供の内は家族の手伝いや好成績を収めたご褒美としてお小遣いが支給されますが、社会人になってからは労働の対価や、良い業績を収めた報酬として給料や手当が支給されるのです。

子供の内から報酬制に慣れていれば、「お金は労働の対価として貰えるもの」という認識が早くから身に付きます。

②大人が働く理由を教えられる

小さい子のなかには、大人がどうして働くのか理解できていない子もいます。

親と一緒にいたい盛りの子にとって、お父さんやお母さんが仕事で離れていってしまうのはつらいものです。

報酬制のしくみに慣れれば、「お父さんやお母さんはお金をもらうためにお仕事に行っているんだ」と理解しやすくなります。

教育だけでは難しい労働の仕組みを肌で感じることで、親の仕事への理解も深まりやすいのです。

子供のお小遣いは報酬制だけではない

お小遣いのあげ方は報酬制だけではありません。

報酬制のメリット・デメリットや金融教育の考え方などを考慮したうえで、最適な方法を選択しましょう。

ここではお小遣いをあげる方法について、主なものを2つ取り上げて解説します。

定額制

一つ目は「定額制」です。

定額制とはお小遣いを支給するタイミングや額をあらかじめ設定する方法を言います。

たとえば月に一回500円のお小遣いを支給する、といった具合です。

毎月決められた額を支給するシステムなので親も子供もお金の管理がしやすい一方、お手伝いをしなくてもお金が入ることで、子供がお手伝いに消極的になる恐れもあります。

ハイブリット

様々なお小遣い方式を組み合わせる方法です。

定額制と報酬制を組み合わせた場合を考えてみましょう。

毎月500円の支給を保証する一方で、お手伝いをした時には臨時収入としてお手伝い分のお小遣いを加算します。

組み合わせ方によって柔軟なお小遣い方式が出来上がるため、それぞれの家庭に合わせた支給が可能な一方、お小遣いの額が高くなりやすい点に注意が必要です。

子供のお小遣いを報酬制を採用する際に押さえるべきQ&A

次に、子供のお小遣いを報酬制であげる際に押さえるべき質問に、Q&A形式で回答していきます。

お小遣いをあげる上での参考にしてください。

Q.子供はお小遣いを何に使っているの?

A.小学生はお菓子やジュース、中高生は友達との外食に使うことが多いです。

金融広報中央委員会の調査によると、お小遣いの使い道の第一位は、小学生は低中高学年共に「おかしやジュース」、中高生は「友達との外食・軽食代」という結果になっています。

出典:金融広報中央委員会 子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度

Q.子供へのお小遣いはいくらが相場?

A.小学生は月に500円、中学生は月に1,000円、高校生は月に5,000円のケースが多いです。

先ほども触れた資料によると、月一回お小遣いをもらっている場合のお小遣いは、小学生・中学生・高校生で、それぞれ500円、1,000円、5,000円が最頻値となっています。

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子供のお小遣いを報酬制にするデメリットは、独学の勉強では理解が難しい場合があります。

とくに子供にも解りやすく教育するには、しっかりしたカリキュラムの下で教えるのが一番です。

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子供だけでなく大人も一緒に学ぶことで、金融教育がより充実しますよ!

まとめ~子供のお小遣いに報酬制を採用するとお手伝いに消極的になるデメリットも~

この記事では、子供のお小遣いに報酬制を採用するデメリットを解説しました。

加えて、デメリットを防ぐ方法も詳しく紹介しています。

子供のお小遣い方式は、報酬制だけではありません。

どうしても報酬制のデメリットを解消できない場合、他の方法を採用するのも手です。

また、子供のお小遣いを報酬制にするデメリットは記事中で紹介した「キッズ・マネーステーション」でも詳しく学べます。

この機会にぜひ参加して、子供のお小遣いについての理解を深めてください。

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