子供が友達の親におごってもらった時、対応に迷う親御さんも多いでしょう。
特に子供に与えてほしくないものをおごってもらったら、相手の親にどう伝えるかも悩ましい問題となります。
おごってもらった後の親の対応によっては、子供の交友関係に影響を及ぼすため注意が必要です。
対応を間違えると親同士のトラブルに発展したり、子供の金銭感覚が歪んだり、友達との関係性にヒビが入ることもありますよ。
この記事では、子供が友達の親におごってもらったときの対処法を解説します。
お礼の方法についても書いていくので、お返しに悩む方も参考にしてみてください。
※当記事は2024年現在の情報になります。※本ページにはPRが含まれます。
友達の親におごってもらうことの問題点
子供が友達の親におごってもらうという行為は一見無害に見えますが、問題点もあります。
はじめに、おごられることの問題点や今後の影響について詳しく解説していきます。
友達の親におごってもらうことの問題点
- 子供の金銭関係が歪む
- 友達関係に悪影響を及ぼす
- 法的な問題に発展するケースも
子供の金銭関係が歪む
友達の親からおごってもらうことで、子供はお金の価値が曖昧になる可能性があるのがデメリットです。
特に、普段手に入れられない高価なアイテムが簡単に手に入ってしまえば、お金の大切さが理解できなくなる危険性も潜んでいます。
さらにおごってもらうことが日常化すると、「おごってもらうのは当然」という誤った価値観が形成されかねません。
友達関係に悪影響を及ぼす
友達の親におごってもらう行為は、子供同士の関係にも影響を与えます。
「おごる」という行為が当たり前になると、子供同士で真似をしてまい、トラブルに発展することもあります。
友達の親からすると1回だけ特別におごったつもりであっても、子供が「遊びに行ったら必ずおごってもらえるんだ」と勘違いしてしまえば大変です。
友達の親にとって負担を強いることにも繋がるため、結果的に友達関係が悪化する可能性も秘めています。
法的な問題に発展するケースも
友達の親におごってもらったことをきっかけに、法的な問題に発展するケースもあります。
以下に、問題に発展しやすいケースの一例を挙げていきます。
【問題に発展するケースの例】
- 知らぬ間に高額な商品をおごってもらっていた
- 家庭の方針で子供に買い与えてほしくないものを、他人の親が勝手にあげていた
- アレルギー持ちの子供に、アレルギー反応が出るお菓子を買い与えられていた
- 親がおごってもらった事実を知らず、相手からしたらおごったのにお礼も言われないと嫌われた
一番困るのは、親としては子供に買い与えてほしくないアイテムを勝手におごられることでしょう。
自分の知らないところで身の丈に合わない高価なものや、アレルギーで食べられないものを子供に与えていたら困りますよね。
トラブルを避けるためにも、親が子供に対して、友達の親におごってもらうことの問題点をきちんと説明する必要があります。
子供が友達の親におごってもらっていたらお礼は必要?
子供が友達の親におごってもらったなら、お礼をするのがマナーです。
まずはおごってもらった時の状況を、子供に詳しく聞きましょう。
買ってもらったものや、その時の状況に合わせたお礼をすることが大切です。
子供が友達の親におごってもらったもの一例
- 友達の家でご飯を食べさせてもらった
- 遊びにつれていってもらった
- 友達の親に何かを買ってもらった
上記の3つの場合において、お礼の手段やタイミングを詳しく解説します。
友達の家でご飯を食べさせてもらった
子供が友達の家でご飯を食べさせてもらった場合は、お礼をするのが必須です。
LINEなどで感謝の気持ちを伝え、直接会ったときにもお礼を言うと良いでしょう。
何かものを返す必要はありませんが、機会があればこちらも友達を家に招いてご飯を振る舞う機会を作りましょう。
遊びにつれていってもらった
子供の親に遊びにつれていってもらった時に、費用がかかる場面もあります。
【遊びに連れて行ってもらった時に発生する費用の例】
- 映画館のチケット代や飲食代
- プールの入場券代
- テーマパークのチケット代や飲食代、お土産代
- ショッピングモールでの飲食代
テーマパークや映画館などにつれていって貰う場合は、あらかじめチケットの代金が分かるので支払えます。
しかし、その時にかかる飲食代などは予想できない費用もありますよね。
事前に費用が分かる場合は先に払っておき、当日の費用はいくらまで負担するかなどを相手の親と話し合っておくべきです。
子供が帰宅したら、遊んでもらったことに対する感謝を伝えるとともに、立て替えてもらったお金があるかも確認しましょう。
支払うべき費用があれば、なるべく早めに返してくださいね。
「飲食代にお金をかけたくない」「現金でお返しするのは抵抗がある」という場合は、遊びに出かける子供にお弁当や手土産を持たせるなどの工夫をしましょう。
友達の親に何かを買ってもらった
友達の親に何かを買ってもらった場合は、たとえどんなものであってもまずはお礼を伝えましょう。
ただし高価なものなど、買い与えてほしくなかったものをもらった場合は、「今後はおごってもらうのをやめてほしい」とハッキリ伝えるのが適切です。
子供の友好関係を壊しそうで怖いかもしれませんが、長く良好な関係を築くためにも嫌なことは伝えておくほうが良いでしょう。
友達の親とのトラブルを防ぐための対処方法
おごられることに慣れて子供同士でもおごるようになってしまえば、金銭感覚や人間関係に悪影響を及ぼす可能性があります。
子供同士のおごり問題によって、トラブルを起こさないための対処方法をまとめました。
トラブルを防ぐための対処方法
- お金の大切さについて教える
- 普段から子供とコミュニケーションをとる
- 子供がおごり・おごられるのは良くないことだと伝える
- 遊びに行く際はどこに何をしに行くのか必ず聞いておく
トラブルの種は小さなことから大きくなることが多いため、なるべく早めに対処することが大切です。
以下に、具体的な対処方法をご紹介します。
お金の大切さについて教える
子供同士のおごり問題のトラブルを防ぐために一番大切なことは、子供にお金の大切さを教えることです。
お金や物は簡単に手に入るものではなく、大切に使わなければならないということを理解してもらいましょう。
お小遣い制度を取り入れて、家計簿でお金を管理してもらうと金銭感覚が身につきやすいのでおすすめです。
子供がお小遣いを使い切ってしまっても、次の月まではお金を与えないようにすれば、節約や計画性を自然と学べますよ。
普段から子供とコミュニケーションをとる
子供が友達とどのように過ごしているのかを知るために、普段から子供とコミュニケーションをとって子供の様子を見守りましょう。
子供が友達の家に遊びに行った時に親に何かをおごってもらった場合、子供が教えてくれないと気付けません。
もし友達とトラブルが起きそうになっていても、普段から話していれば未然に防げる可能性が高いです。
子供の話はしっかりと聞き、感じたことや考えたことを共有する時間を作ってください。
話しやすい環境を作っていれば、子供も親に対して信頼感を持ち、何か問題が起きた際にも相談しやすくなるでしょう。
子供がおごり・おごられるのは良くないことだと伝える
子供同士でおごり・おごられるのは良くないことだと伝えましょう。
子供のお金は自分で稼いだものでもないため、簡単に使うのも良くありません。
おごったりおごられたりすることが日常になると、どんな影響を及ぼすのかもしっかりと説明してください。
遊びに行く際はどこに何をしに行くのか必ず聞いておく
子供が遊びに出かける際は、どこに何をしに行くのかを必ず聞いてください。
遊びに行った先で費用が発生しそうだと思ったら、当日お小遣いをいくらまで使っていいかを話し合いましょう。
あらかじめ使える金額を決めておけば、無駄遣いも起こりにくいですよ。
また、友達の親がテーマパークなどにつれていってくれる場合は、あらかじめ子供にお金を持たせておけばおごられる状況を回避できます。
金銭感覚を養うためにキッズ・マネー・ステーションを活用しよう
子供が友達の親におごってもらった場合、どう対処すべきかは頭を悩ませる問題です。
トラブルが起きる前に、子供に適切な金銭感覚を教えるための方法があります。
その一つが「キッズ・マネー・ステーション」での金融教育講座を受けることです。
キッズ・マネー・ステーションでは、子供の年齢に合わせて金融教育講座を提供しています。
金銭感覚を正しく培うための多様なプログラムがあり、親子用の講座もありますよ。
また、オンライン講座もあり、場所や時間にとらわれずに参加可能なのもメリットです。
キッズ・マネー・ステーションで学べば、子供も大人もおごり問題にどう対処すべきかのヒントを得られますよ。
ぜひ子供と一緒に参加してみてはいかがでしょうか。
まとめ:子供が友達の親におごってもらっていたら
子供が友達の親におごってもらったときは、まずはきちんとお礼をして感謝の気持ちを伝えてください。
もし買ってほしくないものをおごってもらった場合は、お礼をした後にやんわりと伝えると良いでしょう。
友達の親が子供をつれて遊びに行ってくれることになったら、当日使う金額を親同士で話し合って、必要な分を子供に持たせておくことをおすすめします。
さらに子供に手土産や、みんなで食べられるお弁当・おやつなどを持たせて遊びに行ってもらえば、友達の親が子供におごる状況を回避できるでしょう。
また、普段から子供とコミュニケーションをとり、ちょっとした変化にも気付けるようにしておけばトラブルも防ぎやすいですよ。
キッズ・マネー・ステーションなども活用し、子供に正しい金銭感覚を身に付けさせるのも有効です。
子供にお金の大切さを理解してもらえば、子供同士でおごり合うリスクも減らせるでしょう。