「学資保険は何歳まで加入できるの?」
「早く加入したほうがいいって聞くけど…遅く加入すると何かデメリットはあるの?」
学資保険は、子供の将来の教育資金を準備する方法の一つとして人気のある保険です。
学資保険という名前はよく聞くけれど、実際は何歳から加入するのがいいのか、遅くから加入はできるのかなどと悩んでいる親は多いです。
この記事では、学資保険に加入するタイミングについて詳しく説明しています。
記事の後半では、学資保険への加入が遅れた場合のデメリットについても解説!
学資保険に加入するか迷っている方、加入するにはもう遅いかも…と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
※当記事は2024年現在の情報になります
このページで分かること
- 学資保険には何歳から加入できるか
- 学資保険には何歳まで加入できるか
- 契約者(親)の加入年齢制限もあるのか
- 学資保険への加入が遅れたらデメリットはあるか
※本ページにはPRが含まれます。
学資保険には何歳から加入できるのか
学資保険は「0歳から」加入することができます。また、出生前(出産予定日140日前頃)から加入できる学資保険もあります。
学資保険に加入するタイミングは、早ければ早いほどいいといわれているため、妊娠中や子どもが0歳の時から入る親が多いです。
学資保険に早く入るメリット | 詳細 |
---|---|
月々の保険料が安くなる | 学資保険は、高校まで・大学までいうようにゴール地点が決まっています。 そのため、加入するタイミングが早いほど保険料を払い込む期間が長くなるため、結果的に月々に払う金額が安くなります。 |
返戻率が高くなる | 「返戻率」とは、支払った保険料総額に対して、将来に受け取る金額の割合のことです。 学資保険を途中で解約してしまうと、元本割れ(満額戻ってこない)など、損をしてします可能性も。 早く加入するほど月々に払う金額が安くなるため、途中で払えなくなるなどのリスクも少なくなります。 |
生命保険料控除の対象になる | 学資保険で年間に払い込んだ保険料は「年末調整や確定申告」を行うことで生命保険料控除の対象となります。 所得税で最大4万円、住民税で最大2万8,000円の控除を受けることができます。 そのため、できるだけ早く加入することで、税制面のメリットも長く受けられます。 |
学資保険といってもさまざまな種類があるため、焦らず・ゆとりをもって検討することが大事です。
ご家庭の経済状況・ライフスタイルを加味しながら、ぴったりな学資保険を選ぶようにしましょう!
学資保険には何歳まで加入できるのか
学資保険は、加入年齢が「何歳から何歳まで」と決まっています。
学資保険は教育費のために加入するものなので、一般的に満期は18歳や22歳などになっていることが多いです。
そのため、保険商品により異なりますが、子どもが小学校に入学する前までや、6~7歳までに加入できるものがほとんど。
12歳まで加入できる学資保険もありますが、月々に支払う保険料が割高になるので、その点は覚えておく必要があります。
学資保険は早く入れば入るほど、制度の恩恵が受けやすいシステムになっています。
契約者(親)にも年齢制限があるって本当?
子どもだけでなく、契約者(親)の加入年齢にも制限があります。
契約者の年齢制限の多くは、男性が50歳から55歳、女性の場合は60歳までが多いです。早い場合は、30歳までという場合もあります。
多くの学資保険には「保険料払込免除」という保障機能がついており、契約者(親)に万一のことが起きた場合、以降の保険料を支払わなくても、契約時に決めた祝金や満期保険金を受け取ることができます。
一般的に、年齢があがるほど死亡リスクが高まるため、契約者の年齢が高いほど保険料を高くし、一定の年齢以上では契約自体を制限します。
高齢出産の場合や、祖父母が契約者になるという場合は、年齢の上限などをしっかりと確認しましょう!
学資保険への加入が遅れると不利益があるのか
学資保険への加入は「早ければ早い方がいい」ということは分かってきましたよね?
では、遅く加入するとどのような不利益(デメリット)があるのか、詳しく見ていきましょう。
月々の保険料が高くなる
学資保険は支払い期限・最終的な支払額が決まっており、その期間に一定のお金を「保険料」という形で積み立てることになります。
そのため、保険の加入が遅くなればなるほど、月々の負担が大きくなってしまいます。
保険料が上がることで、途中で支払いが難しくなるケースも多く、途中解約する方も少なくありません。
途中解約は「元本割れ」のリスクがあり損をしてしまうため、そのあたりもふまえて加入時期をしっかりと検討しましょう。
元本とは、収益を生み出すもととなる資金、いわゆる元手のこと。
「学資保険の元本割れ」とは、払い込んだ保険料(元本)よりも、受け取るお金の方が少なくなってしまうことです!
満期保険金額が「200万円」の場合でシミュレーション!
学資保険への加入が遅くなると、月々の負担が大きくなることはなんとなくわかったけど、実際どのくらいの差が生まれるのかイメージがつかない…という方も多いでしょう。
そこで、満期保険金「200万円」を例に、月々どのくらい払えばいいのか、遅く加入すると月々の払込保険料にどのくらいの差が生まれるのかを計算してみました。
保険料払込期間が10年の場合(8歳から加入して18歳払い済み)
満期金「200万円」を10年間で割った金額が毎月の保険料の根拠の金額となります。
「200万円÷12ヶ月÷10年間=約16,600円」
満期保険金 | 200万円 |
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月払保険料 | 約16,600円 |
保険料払込期間が18年の場合(0歳から加入して18歳払い済み)
単純に返戻率を100%とした場合、満期金「200万円」を18年間で割った金額が毎月の保険料の根拠の金額となります。
「200万円÷12ヶ月÷18年間=約9,250円」
満期保険金 | 200万円 |
---|---|
月払保険料 | 約9,250円 |
このように、保険料の払込期間が10年と18年では、月々<7,350円>もの差が生まれてしまいまいます。
表にしてみると、早めに加入するほど保険料が安くなるというのがよくわかりますね。
返戻率が低くなる
返戻率とは、毎月支払う保険料「払込保険料総額」に対して「受取総額」がいくらになるかを計算し、パーセンテージで表した数字のことです。
学資保険の返戻率は、一般的に保険会社の元にお金がある期間が長いほど高くなります。
保険会社が運用によって資金を増やしているため、学資保険の加入が遅くなるほど運用できる期間が短くなるので返戻率は低くなります。
反対に、学資保険の加入が早ければ早いほど、運用期間はそれだけ長くなるため、返戻率が高くなるということです。
返戻率「100%」以上を目指すなら、早めの加入がおすすめです。
ちなみに…返戻率の計算方法は以下の通り!
「返戻率(%)=受取総額(祝金+満期保険金)÷払込保険料総額×100」
返戻率100%の状態が、支払った保険料の総額が手元に戻ってくるということになります。
選べる保険の選択肢が減る
学資保険は加入できる年齢に制限があり、早く加入することを推奨されているため、加入が遅くなると選べる保険の選択肢が少なくなります。
特に6歳頃までを上限にしている保険が多く、小学校入学後からは選択肢が大幅に減少してしまいます。
学資保険の代わりになる資金準備の方法もあるため、子供の教育資金をどのように貯めるのか、早めに決めておくことが大事です。
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オンラインで参加できる講座もあるので、ご自宅からでもお気軽に参加できます。
まとめ
今回の記事では、何歳まで学資保険に加入できるのか、遅く加入することでのデメリットなどについて解説しました。
子供が何歳のときに学資保険に加入するのか、それとも、その他の資金準備方法を探すのか。選択肢はさまざまです。
子供の教育資金を十分に準備し、親も子供も笑顔で学校生活を送れるように、ご自身のライフプランに合わせてしっかりと検討しましょう。