クレジットカードの期限切れはあまり発生することはありません。特に問題がなければカードが自動更新されるためです。
しかし、信販会社によっては利用額が少ないと更新してくれないことがあります。また、支払遅延が多かったりしても更新してくれないことがあります。
この場合、自動的にカードが無効になります。しかしカードが利用できた時の支払が残っている場合もあります。
どうすればいいのでしょうか。
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2023年現在の情報になり、お申込みの際はご自身でご判断ください。
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引落と期限切れと引落は無関係
結論から言えば、カードの期限切れと引落は無関係です。
支払請求書は届きますし、支払口座は今までのままです。解約したから引落をしてくれないということはありません。
支払遅延を起こした経験がある人はご存知でしょうが、信販会社に支払を直接することは結構面倒です。
振込口座に振り込む際に信販会社の整理番号を振込人名に入れて欲しいと言われることが多いのです。
ちなみにネットバンクの中には、このようなことができない場合があります。高い手数料をかけてATMなどで現金振込を強いられることがあります。
しかし、少なくとも期限切れカードの支払はこんな心配は無用です。
解約しても請求はされます
解約すればカードの支払義務がなくなるということはありません。
それどころかリボ払いなどの支払が残っている場合には一括支払を請求されることがあります。
リボ払いが残っているカードは解約するとまずいのですが、更新してもらえないと面倒なことになります。
リボ払いの支払が滞ると更新をしてもらえない挙句、一括請求という信じられない仕打ちを受けることになりかねないわけです。
リボ払いには、こんなリスクがあるわけですね。
ただ、通常はこんな極端なことは起きません。とはいえ、解約しても請求から逃れることはできないことは間違いありません。
期限切れのカードは使えないはず
そもそも期限切れのカードは利用できないはずなので、請求が来るという事は考えられません。
そのため、期限切れのカードで引落の心配をすることになるのは、期限切れ直前の利用額に限られます。
クレジットカードは更新されたとしてもカード番号が変わることはありませんので、従来通り利用し続けることができます。それほど神経質になる必要はありません。
請求明細は確認しよう
ただし、クレジットカードの更新時期が近づいたら、信販会社からの請求明細は一応確認したほうがいいです。
更新されないことはないと思いますが、更新されないと先ほど述べた通りリボ払いのように一括請求がされます。
もっとも実際にこのような事態が起きても、信販会社と交渉をして分割払いの方法で支払を続けさせてもらう事は可能です。ただし、このようなリスクがあることは確かです。
リボ払いの残額が残っていないかを確認する必要があります。
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更新カードが来たら・・・
さて、更新時期に信用情報などが問題なければ更新カードが自宅に届きます。
もちろん更新されるパターンが圧倒的に多いのですが、「当然に更新される」わけではないことも確かです。
更新時期に限ったことではありませんが、信用情報をきれいにしておかないと、このような際に困ります。
更新カードは、カード番号こそ変わらないものの、新しいカードなのでサインをしたり古いカードを捨てたりという事が必要です。
クレジットカードの有効期限は最初が1年程度で、次第に伸びて信用が付くと3年程度の更新間隔になります。
更新時期が延びることは自分の信用が付くことでもあります。
更新時期が長いほうが自分も安心です。日頃の心がけが大切です。
更新カードはすぐ使えます
更新時期に届いた新しいカードは、古いカードの期限が到来する前でも利用することができます。
古いカードの期限まで利用せずに保管しておこうと考えていると紛失の危険性があります。
信販会社は新しいカードを利用できる状態にして送付してくれるのです。すぐにサインをして自分の財布に入れることが大切です。
期限前でも旧カードはすぐ捨てましょう
そして、古いカードは期限が到来していなくても捨てることが必要です。
この際、間違えて新しいカードにハサミを入れてしまう人が少なくありません。これをやってしまうと再発行が必要です。
クレジットカードの再発行はカード番号が変わります。
携帯電話などの引落に利用している人は再度登録が必要になります。また、あまりお勧めできませんが、通販サイトにカード番号を登録している人は、その変更も必要です。
新しいカードが届いた時点で古いカードは必要なくなります。
間違えて新しいカードを捨てないように、まず新しいカードが届いていることを開封して確認し、確認後に今まで利用していたカードをハサミで切れば大丈夫です。
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更新は信用の証
先ほど述べた通り、クレジットカードの更新をしてくれることは、信販会社が自分を信用している証拠です。
新規入会後は限度額を上げて欲しいと希望しても思ったように上げてくれないことが多いです。しかし、更新の際には頼んでもいないのに限度額が上がっていることが多いです。
更新時期まで問題なく利用していたことは信販会社にとって安心できることなのです。
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更新されないときの対応
ではクレジットカードが更新されなかったらどうすればいいのでしょうか。
期限切れのクレジットカードはそれ以上使うことはできません。また、リボ払いやボーナス払いの残高があれば一括請求の対象です。
とはいえ、信販会社に「どうしてですか?」と聞いても理由は絶対教えてくれません。また、なんとか更新してくださいと頼んでも更新はしてくれません。
先ほど述べた通り、ほとんどの方は更新されるのに自分だけ更新されないのは、それなりの理由があるためです。その理由を自分がわかっているかどうかの違いです。
いずれにせよ、更新されなければそのクレジットカードは解約されたことと同じです。利用が少なすぎたのか、信用情報に問題があるかは自分で考える必要があるでしょう。
「当然」されることはありえない
先ほど述べた通り「当然に更新される」ことはあり得ません。
でも、更新させない人はほんの一部であることも事実です。では、どうして更新されないのでしょうか。
信販会社にとってクレジットカードの利用者は「お客さん」です。更新はお客さんとして引き続き取引をしたいという意思表示です。しかし、更新されないのは「縁を切りたい」という意思表示なのです。
どうしてこんなことになるのかのキーポイントは、この信販会社の意思表示から読み取ることができます。
支払状況に問題はありませんでしたか?
信販会社に限りませんが、金融機関は支払をしてくれる人を大切にし、しない人を嫌います。このことは、その信販会社のクレジットカードに限らず、他の信販会社や消費者金融も含めて判断されます。
信販会社はカード更新の際に「審査」をしています。
信用情報を取り寄せて、問題になるような取引をしていないかチェックするのです。
当然、他のカードなどで支払遅延が多いと問題視されます。支払遅延ならともかく、滞納があれば更新は絶望的と考えていいでしょう。
今は他のカードで滞納しているだけであっても、時間の問題で自社のカード代金も滞納になる可能性は否定できません。
更新されないカードは解約です
このように、更新がされないクレジットカードは解約状態になります。
今まで述べたように、解約されても請求はされます。ただし、支払口座は今まで同様で問題ないのです。
信販会社から解約されるという事は、今までの自分のクレジットカードなどの利用方法に問題があることを意味しています。ただ、理由がわからないという人も少なくないでしょう。
その際にキーポイントになるのは信用情報です。
どうしても更新されない理由がわからなければ、一度信用情報の開示請求をすることをお勧めします。難しいものではありません。
信用情報を確認しよう
信販会社が審査をする際に利用する信用情報機関はCICという信用情報機関です。
信販会社だけではなく、消費者金融も加盟しているため、加盟者数は日本一です。つまりの、データベースの内容が一番充実しているのです。
CICの情報開示はクレジットカードをキーにして行います。自分が利用しているクレジットカードをCICのWEBに登録し、電話確認などをすることで開示資料が送られます。開示資料はPDFで送付されます。
暗証番号は自分が登録したクレジットカードなどの組み合わせで決まります。
支払手数料は1,000円です。もちろん支払方法はクレジットカードです。
知らないうちにブラックリスト
ちょっと信じられない話ですが、自分が知らない間にブラックリストとして取り扱われていることがあります。
ブラックリストというと、債務整理をしない限り該当しないと思っている人が多いようですが違います。
クレジットカードなどの支払が遅れると督促などがされます。しかし、3か月から半年の間支払が遅れると、信販会社はクレジットカードの未収金を「回収業者」に転売します。
この転売がされると信用情報に登録されます。この登録もブラックリストなのです。
現在は情報が知れ渡り少なくなりましたが、一時期携帯電話の支払遅延が原因でブラックリスト該当者が激増しました。
スマホの代金は無料と言われていた時期でも、実は利用代金に上乗せされて請求されていました。
この請求は「割賦販売」、つまりローンだったのです。
携帯電話の支払が遅れれば、自動的にローン支払も遅れます。この時期が長く続けば「回収業者への転売」がされます。ブラックリストです。
しかし、当の本人はクレジットカードや消費者金融じゃないから踏み倒してもいいだろうと思っているケースが少なくありませんでした。
このような人がクレジットカードの新規契約も更新も拒絶されていたのです。こんなこともあるので注意が必要です。
支払遅延が多いと他のカードも危険
このような理由でクレジットカードの更新を断られると、今後更新時期を迎えるクレジットカードの全てが更新できないことになりかねません。
単に支払遅延や滞納であれば、すぐにでも支払を済ませることが大切です。
また、先ほど述べたような事情でブラックリストに登録されてしまっていたら、もう絶望的です。
登録があるクレジットカードなどはすぐに解約して、5年後に情報が削除されるのを待つしかありません。
クレジットカードの解約をすると支払手段に困ることになります。
クレジットカードの利用が当然だった人に、いきなり現金支払だけの生活に戻ることは難しいでしょう。
そのため、デビットカードなどの利用を含めた対処を考える必要があるかもしれません。
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