クレジットカードを作りたいのに申し込みをしても審査に通らない時は「申し込みブラック」になっている可能性があります。
申し込みブラックは信用情報にマイナスの影響を及ぼし、新規カードの取得やローンの利用が困難になるため注意が必要です。
この記事では申し込みブラックになる原因や、信用情報の確認方法などを詳しく解説します。
これからクレジットカードを申し込む方も、申し込みブラックにならないようにしっかり対策しておきましょう。
このページで学べること
- 申し込みブラックとは何か
- 申し込みブラックが解除されるまでの期間
- 申し込みブラックにならないための対策
- 申し込みブラックの確認方法
※当記事は2024年現在の情報になります。
※本ページにはPRが含まれます。
申し込みブラックとは何か
申し込みブラックとは、短期間に多数の金融機関へローンやキャッシングの申し込みを行ったことにより信用情報がマイナスに働いている状態です。
申し込みブラックになっていると、新たなローンやクレジットカードの審査に通りにくくなります。
明確な基準が設けられているわけではありませんが、短期間に3社以上の申し込みがある場合は返済能力や信用力に疑念を持たれることも多いです。
貸し倒れリスクが高いとされたり、犯罪利用のためにたくさん申し込んでいると認識されることもあるでしょう。
はじめに、以下のトピックを詳細に解説していきます。
申し込みブラックについての概要
- 申し込みブラックだと判断される情報
- 申し込みブラックになるタイミング
- 申し込みブラックが解除されるまでの期間
申し込みブラックだと判断される情報
申し込みブラックの状態は、CIC(株式会社シー・アイ・シー)、JICC(日本信用情報機関)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)など、複数の信用情報機関によって確認されます。
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | JICC(日本信用情報機関) | KSC(全国銀行個人信用情報センター) | |
---|---|---|---|
保有している情報 | クレジットカードの利用履歴や個人情報 | ローンなどの利用履歴や返済履歴、個人情報 | 銀行・信用金庫などの取引履歴 |
保有期間 | 6ヶ月間 | 6ヶ月間 | 1年間 |
加盟している会社・機関 | クレジットカード会社・消費者金融・カードローンの審査会社など | クレジットカード会社・消費者金融・カードローンの審査会社など | 銀行・信用金庫など |
3つの機関は似ていますが、役割や保有している情報が異なります。
クレジットカードやカードローンの審査に関わってくるのは、主にCICとJICCです。
これらの信用情報機関には個人のクレジットカード利用歴やローンの取引履歴などが保管されており、審査の際に閲覧されます。
申し込みブラックになるタイミング
申し込みブラックになる主なタイミングは、個人信用情報機関に申し込み情報が記録された時点です。
クレジットカード会社によって申し込み情報の記録されるタイミングは異なりますが、一般的には月に1回程度が多いでしょう。
ただしローンなどの場合は、契約があった翌日までに登録されることが多いです。
クレジットカードの場合は工夫すれば申し込みブラックにならずに複数申し込みが可能になる可能性もありますが、消費者金融などの申し込みでは難しいでしょう。
申し込みブラックが解除されるまでの期間
申し込みブラック状態は、一般的には6ヶ月から1年間持続します。
CICとJICCでは申し込み情報は最長で6ヶ月間保持されるのに対し、KSC(全国銀行個人信用情報センター)では最長1年間の保持となります。
この期間内に複数の申し込みが記録されると、審査に通りにくくなる可能性が高いです。
このためカードローンやクレジットカードの審査に落ちた場合、次の申し込みは少なくとも6ヶ月は待たなければなりません。
申し込みブラックにならないための対策
申し込みブラック状態になると、クレジットカードやカードローンの審査に通りにくくなります。
スムーズな審査通過のためには、以下の2点に気をつけましょう。
- 1社ずつ手続きをする
- 半年の期間を空けて申し込む
1社ずつ手続きをする
申し込みブラックを避けるためには、1社ずつ申し込むことが重要です。
同時に多くの申し込みをすると、金融機関は借入れを重ねる意図があると判断するため審査に通りにくくなります。
複数の金融機関に同時に申し込むのではなく、多くても2社までの申し込みにしましょう。
3社申し込んで全て審査落ちしてしまうと信用情報に傷がつく可能性が高いです。
できれば1社ずつ申し込むのが良いでしょう。
半年の期間を空けて申し込む
もし審査に落ちてしまった場合、信用情報機関に申し込み情報が残る期間は最長で6ヶ月です。
したがって、次の申し込みまでに少なくとも6ヶ月の間隔を空けることで審査落ちのリスクを軽減できるでしょう。
6ヶ月経てば信用情報がリセットされ、審査に不利な情報が削除されます。
クレジットカードの場合は同日に複数社申し込むことで信用情報機関に記録される前に審査が始まる場合もありますが、リスクは高いのであまりおすすめはできません。
申し込みブラックの確認方法
審査落ちから6ヶ月経つか経たないか位の時期は、申し込みブラックになっているのか不安な場合も多いでしょう。
しかし企業でなくても、信用情報機関へ問い合わせることで申し込みブラック状態かどうかをチェックすることが可能です。
自身の信用情報を確認するには、CIC、JICC、KSCのいずれかに問い合わせる必要があります。
申し込みブラックの情報以外に滞納や自己破産などの記録もチェックできるので、気になる方は問い合わせてみましょう。
CIC・JICCに問い合わせる場合
CIC・JICCに問い合わせする場合は、Web・窓口・郵送の3つの手段から選べます。
Webや郵送の場合は1,000円程度、窓口の場合は500円程度の手数料がかかります。
ただし窓口は東京や大阪などの主要都市にしかありませんので、近くに無い方はWebか郵送で問い合わせるのが良いでしょう。
郵送の場合は、問い合わせから10日程度かかるので注意してください。
KSCに問い合わせる場合
KSCの信用情報を閲覧するには、郵送しか方法がありません。
手数料は1,000円程度で、こちらも到着まで10日程度かかります。
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申し込みブラックに関してよくある質問
申し込みブラックに関するよくある質問をまとめました。
申し込みブラックに関してよくある質問
- Q1.申し込みブラックでもクレジットカードの審査に通る?
- Q2.申し込みブラックが解除されるタイミングはいつ?
- Q3.申し込みブラックと判断されるのは何件から?
- Q4.申し込みブラックでもお金を借りられるところはある?
Q1.申し込みブラックでもクレジットカードの審査に通る?
A.申し込みブラック状態になると、クレジットカードの審査通過は難しくなります。
新規クレジットカードの申し込みは、信用情報がクリアになってから行うのが良いでしょう。
Q2.申し込みブラックが解除されるタイミングはいつ?
A.申し込みブラックが解除されるのは、約6ヶ月後になります。
ただし、審査落ちからきっちり6ヶ月後に解除されるわけではありません。
解除されているのか不安な場合は、信用情報機関に問い合わせてチェックすることをおすすめします。
Q3.申し込みブラックと判断されるのは何件から?
A.一般的には、クレジットカードの申し込みを同時に3件以上行うと申し込みブラックと判断されやすいです。
どうしても複数社申し込みしたい場合は、2社までに留めましょう。
Q4.申し込みブラックでもお金を借りられるところはある?
A.申し込みブラックの場合は、新規の借入申し込みは厳しいでしょう。
ただし現在クレジットカードを持っている場合は、キャッシング機能を活用すれば借入できる場合もあります。
まとめ:クレジットカード申込みで申し込みブラックに注意
申し込みブラックとは、短期間に複数のクレジットカードに申し込みを繰り返している情報が信用情報機関に登録されている状態のことです。
申し込みブラックになるとクレジットカードの審査に通りにくくなるだけでなく、ローンやキャッシングの審査にも影響する可能性があるため注意しましょう。
クレジットカードの申し込みブラックは、適切な知識と注意で避けることが可能です。
複数のカードに同時に申し込むのは避けて、多くとも2社までの申し込みに留めることをおすすめします。
申し込みブラックになっているかどうか不安な場合は、必要に応じて信用情報機関に相談するのも良いでしょう。
1,000円程度で閲覧申請でき、Webからでも信用情報を見られますよ。
申し込みブラックになっていたら、解除されるまで待ってから新規申し込みを行ってください。