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ファンダメンタルズ分析とは?用語の意味や分析手法を分かりやすく解説

ファンダメンタルズ分析とは何?

「ファンダメンタル分析って何?」

「ファンダメンタル分析にはどんなメリットがあるの?」

ファンダメンタル分析とは金融市場で使用されている投資分析手法の1つです。

業績や産業動向などの情報を詳細に分析するため、企業が成長するための道標を示してくれます。

本記事ではファンダメンタル分析を詳しく解説していきます。

記事の後半には、ファンダメンタル分析を導入するメリットやデメリットも合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

※2024年現在の情報です

このページで分かること

  • ファンダメンタル分析とは
  • ファンダメンタル分析のメリット・デメリット
  • ファンダメンタル分析の注意すべきポイント
  • おすすめの証券会社

※本ページにはPRが含まれます。

ファンダメンタル分析とは?

ファンダメンタル分析は、金融市場で使用される一種の投資分析手法です。

企業や資産の内部価値や将来の収益性を評価し、その情報に基づいて投資判断を行っていきます。

ファンダメンタル分析では、企業の財務諸表や業績データ、産業動向、経済指標などの情報を詳細に分析し、企業が成長するための道標を示してくれるのが特徴です。

ファンダメンタル分析は主に下記の要素で成り立っています。

ファンダメンタル分析で考慮される要素

  • 財務諸表の分析
  • 業績データの評価
  • 産業・市場の分析
  • マクロ経済の要素

財務諸表の分析

企業の財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)を分析し、企業の財務状況や収益性、キャッシュフローなどを把握します。

業績データの評価

過去の業績データや将来の成長見通しに基づいて、企業の収益性や成長性を評価します。

この過程では、売上高、利益率、EPS(1株当たり利益)、成長率などの指標が考慮されます。

産業・市場の分析

企業が事業を展開する産業や市場の動向を分析します。

産業の成長性や競争状況、規制環境、市場の需要と供給などを考慮したうえで分析結果が出るのが特徴です。

マクロ経済の要素

ファンダメンタル分析では、金利やインフレ率、為替レート、政府の政策などが企業や資産の評価に影響を与える可能性があります。

そのため、マクロ経済に関する情報も考慮されます。

ファンダメンタル分析は、企業の内部価値や成長性を評価することで、その企業の株式や他の資産の適正な価値を見積もるものです。

投資家は評価結果に基づいて、過小評価または過大評価された企業や資産を見つけ出し、投資先に値するかどうかを判断していきます。

ただし、ファンダメンタル分析だけでなく、他の分析手法や市場の動向も総合的に考慮することが重要です。

ファンダメンタル分析とテクニカル分析の違い

ファンダメンタル分析とテクニカル分析はどちらも金融市場で利用される分析手法ですが、それぞれ異なる特徴を持っています。

以下にそれぞれの特徴と違いを説明します。

ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析とは、企業や資産の内部価値や将来の収益性を評価することに重点を置いた分析手法です。

企業の財務諸表や業績データ、産業動向、経済指標などの情報を分析して投資判断を行います。

また、長期的な視点を持っており、投資の基礎となる価値を見極めるためにも利用されています。

テクニカル分析

価格や取引量などの市場データを分析し、将来の価格変動を予測する分析手法です。

チャートパターンやトレンド、サポート・レジスタンスレベル、移動平均線などのテクニカル指標が使用されます。

過去の価格や取引パターンから傾向を読み取り、市場心理や需給のバランスを分析して結果を出すのが特徴です。

短期的なトレードや投資のタイミングを特定するのに適しているでしょう。

ファンダメンタル分析は、企業の実態や経済状況を基に投資判断を行います。

それに対し、テクニカル分析は市場の価格パターンやトレンドを分析して投資のタイミングを特定するのが特徴です。

投資家によって好みが違うため、用いられる分析方法は異なりますが、両方の手法を組み合わせて使用する投資家もいます。

ファンダメンタル分析の種類

ファンダメンタル分析は様々な要素や情報を評価する手法です。その中でも経済指標と金融政策は重要な要素となります。

経済指標

経済指標は、経済の現状や将来の展望を把握するためのデータや指標です。

主要な経済指標を以下でまとめていきます。

GDP(国内総生産)

ある国の経済活動の総量を示す指標であり、国の経済成長や景気の状況を把握するのに使用されます。

失業率

労働市場の健全性や雇用情勢を示す指標です。

消費者物価指数(CPI)

特定の商品とサービスの価格変動を計測し、インフレ率を示す指標です。

貿易収支

特定の国の輸出と輸入の差額を示し、国際貿易のバランスを評価する指標です。

経済指標は、企業の業績や収益性に影響を及ぼす可能性があります。

たとえば、経済成長率が低下した場合、企業の収益に悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。

ファンダメンタル分析で経済の現状や将来の展望を予測することで、企業への悪影響を抑えることも可能です。

金融政策

金融政策は、中央銀行や政府が経済を調整するために行う政策のことです。

下記で具体的な金融政策をまとめていきます。

金利政策

中央銀行が金利を引き上げたり、引き下げたりすることで、経済活動や借入コストに影響が出ます。

金利が変動すると、企業の財務状況や投資活動に影響がでる可能性もあります。

通貨政策

中央銀行が通貨の需給を調整するために行う政策です。

通貨の価値や為替レートの変動は、輸出入業者や国際企業に影響を及ぼす可能性があるでしょう。

金融政策は経済全体や金融市場に大きな影響を与えるため、企業の業績や投資判断にも重要な要素の一つです。

ファンダメンタル分析のメリット・デメリット

ここからはファンダメンタル分析のメリットとデメリットをまとめていきます。

ファンダメンタル分析のメリット

まずはファンダメンタル分析のメリットから見ていきましょう。

ファンダメンタル分析のメリット

  • 短期的なトレンドに左右されない
    運用コストを抑えられる
    リスクコントロールができる

短期的なトレンドに左右されない

ファンダメンタル分析は、企業や資産の内部価値や将来の収益性を評価します。

そのため、短期的な価格変動や市場の一時的なトレンドに左右されず、長期的な投資判断ができるのがメリットです。

投資家が市場のノイズや一時的なパニックにも惑わされないため、投資するのに値する価値のある企業や資産を見つける上で役立つでしょう。

運用コストを抑えられる

ファンダメンタル分析では、企業の財務諸表や業績データなどの情報を分析します。

これらの情報は公開されているため、無料または比較的低コストで入手できる場合が多いです。

相対的に低いコストで情報を収集して分析できるため、運用コストを抑えながら投資判断ができるのです。

リスクコントロールができる

ファンダメンタル分析は、企業の財務状況や成長性、業界の状況などを評価するため、リスクコントロールにも役立ちます。

企業の健全性や収益性を分析することで、投資家はリスクの高い企業や業界を避けられます。

また、財務データや経済指標の分析に基づいて投資判断を行うことで、市場の変動などで生じる影響も小さくできるでしょう。

ファンダメンタル分析のデメリット

ファンダメンタル分析にはメリットが多くありますが、デメリットもあります。

ファンダメンタル分析のデメリット

  • 情報を集めるのに時間がかかる
  • 情報の取捨選択が必要

ファンダメンタル分析を取り入れる際は、デメリットも理解した上で検討しましょう。

情報を集めるのに時間がかかる

ファンダメンタル分析では、企業の財務諸表や業績データ、産業動向など多くの情報を収集しなければいけません。

膨大な量の情報が必要になるため、全てを集めるには時間がかかる場合があります。

企業の財務諸表は定期的に公表されていますが、情報を収集し整理するには時間と労力がかかるでしょう。

また、業績データや産業動向の情報も市場の動向によって頻繁に変動するため、最新の情報を追いかけるための時間とリソースが必要です。

情報の取捨選択が必要

ファンダメンタル分析では、大量の情報を取得してから評価・分析をする必要があります。

しかし、全ての情報を詳細に分析するのは簡単なことではなく、効率的な情報の取捨選択が求められます。

情報の信頼性や重要性を判断する能力も同様に必要とされるでしょう。

また、異なる情報源や意見が存在するため、情報の選別や判断には主観的な要素が含まれる場合もあります。

誤った情報や主観的な要素に左右されないためにも、ファンダメンタル分析以外の方法も合わせて活用するのがおすすめです。

ファンダメンタル分析で確認しておくべき指標

ファンダメンタル分析をより効果的に活用するためにも、確認しておくべき指標があります。

ファンダメンタル分析で確認しておくべき指標

  • 株価収益率(PER)
  • 株価純資産倍率(PBR)
  • 株主資本利益率(ROE)
  • 1株あたり当期純利益(EPS)
  • 米国雇用統計
  • 景気動向
  • FOMC(金融政策会合)

株価収益率(PER)

PERは企業の株価をその1株あたりの収益(利益)で割った比率のことです。

値が高いほど、市場が企業の将来の成長や収益性が期待できることを示し、反対に値が低い場合は、企業の成長や収益性があまり期待できないことを示します。

PERは企業の業績と株価の関係を評価する指標として使用されています。

株価純資産倍率(PBR)

PBRは企業の株価をその1株あたりの純資産(資産から負債を差し引いた値)で割った比率のことです。

値が1よりも低い場合は、株価が純資産よりも割安である可能性があります。

PBRは企業の評価や資産の効率性を判断する指標として使用されます。

株主資本利益率(ROE)

ROEは企業の純利益を株主資本で割った比率のことです。

値が高いほど、企業が株主のために収益を生み出す能力が高いことを示します。

ROEは企業の収益性や効率性を評価する指標として使用されています。

1株あたり当期純利益(EPS)

EPSは企業の当期純利益を発行済みの株式数で割った値のことです。

値が高い企業ほど、より多くの利益を得られる可能性があります。

日本金融政策決定会合

日本の金融政策決定会合は、日本銀行(中央銀行)によって行われる金融政策に関する会合です。

金融政策の変更や発表は、金利や通貨の動向に影響を与えるため、経済や企業にも影響を及ぼす可能性があります。

米国雇用統計

米国の雇用統計は、労働市場の状況や雇用情勢を示す指標のことです。

具体的な指標としては、非農業部門雇用者数(非農業部門雇用統計)、失業率、平均時給などが挙げられます。

これらの統計データは米国経済の健全性や成長の指標として重要視されており、市場に大きな影響を及ぼす場合もあります。

景気動向

景気動向は、経済全体の状況や成長率、景気の回復や減退の傾向などを示す経済指標の総称です。

国内総生産(GDP)、消費者物価指数(CPI)、生産指数(PMI)などが景気動向を把握するための重要な指標として使用されます。

FOMC(金融政策会合)

FOMCは、アメリカ合衆国連邦準備制度(FRB)の最高意思決定機関であり、金融政策を決定するための会合のことです。

FOMCの会合では、金利政策や量的緩和政策などの金融政策に関する重要な決定が行われます。

会合の内容や声明によっては、金利や為替レート、株式市場に大きな影響を与えることがあります。

ファンダメンタル分析に強い証券会社3選

最後にファンダメンタル分析に強い証券会社を紹介します。

ファンダメンタル分析に強い証券会社

  • 楽天証券
  • SBI証券
  • 松井証券

それぞれの証券会社の特徴とメリットをまとめておくので、ぜひ参考にしてください。

SBI証券

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SBI証券は、日本国内でも有数のネット証券会社であり、幅広い投資情報とツールを提供しているのが特徴です。

投資家向けの様々なリサーチレポートや企業情報、業績データを提供しており、ファンダメンタル分析に基づいた投資判断をサポートしています。

また、SBI証券は投資家向けのセミナーやウェビナーを開催しており、投資教育にも力を入れています。

投資についてもっと学びたい方は、ぜひセミナーやウェビナーに参加してみてはいかがでしょうか?

楽天証券

楽天証券-20230626

楽天証券は、日本国内で大手のネット証券会社です。

楽天証券は多様な情報やツールを提供しており、個人投資家に向けた投資教育や分析ツールの充実に力を入れています。

また、楽天証券のウェブサイトやモバイルアプリには、企業の財務情報・業績データ・株価指標などのファンダメンタル分析に役立つ情報が豊富に掲載されています。

こまめに最新の情報をチェックできるため、投資にも役立つでしょう。

松井証券

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松井証券は日本国内の証券会社の中でも老舗であり、豊富な投資情報やリサーチを提供しているのが特徴です。

松井証券のウェブサイトには、株式や投資信託に関する詳細な情報が掲載されており、投資家がファンダメンタル分析を行うために必要なデータやチャートも提供しています。

さらに、松井証券は企業のIR情報へのアクセスや投資情報セミナーの開催など、情報提供に力を入れているのも魅力的です。

【まとめ】ファンダメンタル分析は経済状態を表す指標を参考にする手法

ファンダメンタル分析を取り入れることで、より効果的な投資ができるでしょう。

しかし、ファンダメンタル分析にも善し悪しがあり、デメリットや注意点も把握しておかなければいけません。

ファンダメンタル分析を効果的に活用し、投資が成功できるようにサポートしてもらいましょう。

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