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家計管理にエクセルを使うメリットは?作成方法やポイントを解説します

家計管理 エクセル アイキャッチ画像 (1)

家計管理にエクセルを活用している人は多いです。

手書きの家計簿と比べると効率も良く、面倒な計算もPCが代わりにやってくれます。

そうはいっても、エクセルに慣れていない人がいきなり挑戦するのは難しいですよね。

この記事では家計管理にエクセルを使いたい人に向けて、簡単なフォーマットの作成方法や家計管理にエクセルを使うメリットなどを解説します。

記事後半には家計管理の知識をしっかり学べる講習も紹介します。

最後まで読んで、エクセルでの家計管理に挑戦してみましょう。

※2024年現在の情報になります。

※本ページにはPRが含まれます。

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家計管理に役立つエクセルフォーマットの作り方【年間編】

初心者が家計管理にエクセルを使う場合、いきなり複雑な内容に仕上げるのは難しいです。

初めから高い完成度を目指すと、途中で挫折する恐れがあります。

まずは必要最低限のフォーマットを作成し、エクセルの扱いに慣れてから適宜情報を追加してください。

この記事では基本的なエクセル操作の説明をまじえながら、シンプルな家計簿作成法を解説します。

まずは、年間の収入と支出をひと月ごとにまとめるフォーマットをみてみましょう。

収入・支出の項目を決める

まずは家計簿に欠かせない収入や支出の項目、いわゆる「勘定科目」の設定です。

収入の欄には、給料や前月からの繰越金、臨時収入などを盛り込みましょう。

共働き世帯の場合は夫婦それぞれの収入を記録できるように、項目を用意してください。

支出の欄には、主な支出の費目を設定しましょう。

初めのうちは最低限の費目だけで十分です。

費目は後からいつでも追加できるので、まずは思いつくものを設定してください。

このとき、家賃や保険料・ネット回線代などの固定費と、水道代や食費、被服費などの変動費は分けておくのがおすすめです。

2つがごちゃ混ぜになると、のちのち家計簿を見直す際に非常に見づらくなります。

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表を見やすく整理する

費目の設定が終わったら、見やすい表になるように整理しましょう。

罫線の作成や色付け、文字の中央揃えなどを施して見やすいデザインに仕上げます。

このとき、収入と支出を色分けするとより分かりやすいデザインになりますよ!

罫線に関しても、作成する場所によって太さや種類を変えるのも有効です。

エクセル家計簿の良い点は、自分が見やすいように自由にデザインできる点です。

さまざまな色や罫線を使い分けて、自分好みに仕上げましょう。

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関数を設定する

家計簿の体裁を整えるだけでは、家計管理にエクセルを使う意味が薄れてしまいます。

せっかくエクセルを使うなら、面倒な計算もPCに任せてしまいましょう。

エクセルに慣れていない人でも「関数」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?

エクセルにおける関数とはさまざまな計算を正確かつ迅速に処理するためのもので、家計管理にも応用できます。

関数といっても、シンプルな家計簿を作る上では「収入」と「支出」の差額がわかれば十分なので、難しく考える必要はありません。

初心者の場合、文字で説明するよりも図を見たほうが理解が進みます。

次の画像を参考に、実際に関数を打ち込んでみましょう。

画像3

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関数を打ち込んだセルの右下の角をクリックし、そのまま右にドラッグするとドラッグしたセルにも同じ関数が適用されます。

家計管理に役立つエクセルフォーマットの作り方【ひと月ごと編】

年間の収支を確認できる表が完成したら、次はひと月ごとの収支表の作成に移ります。

先ほどの年間収支表と手順はほとんど変わらないので安心してください。

支出の項目を決める

まずは先ほどと同じように、支出の費目を書き出します。

ただし、家賃や電気代のように月一回の出費は除外しても問題ありません。

食費や交際費など、日々発生する出費だけを書き出せば見た目もスッキリと見やすくなります。

初めからすべての費目を網羅する必要はありません。

家計管理を継続する中で必要性を感じたら、その都度費目を追加しましょう。

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罫線や色付けを施す

費目がある程度出そろったら、罫線を引きや色付けに移ります。

先ほどと同じように、自分が見やすいようにデザインしましょう。

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関数を設定する

表の体裁が出来上がったら、関数を忘れずに設定しましょう。

関数を設定し忘れると、せっかく家計管理にエクセルを使っているのに自分で計算をしなくてはいけません。

この図の場合、支出合計のセルに出費の合計を表示させたいので、「=B2+B3+B4+B5+B6+B7」と入力します。

これで図のように出費の合計が自動的に計算されます。

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家計管理にエクセルを使うメリット4選

手書きの家計簿に慣れている人のなかには、「家計管理にわざわざエクセルを使う必要なんかない」と考える人もいることでしょう。

しかし、家計管理にエクセルを応用すれば、エクセルならではのメリットがたくさんあるのです。

ここではそんなメリットを4つに厳選して解説します。

家計管理にエクセルを使うメリット4選

  1. 計算が簡単にできる
  2. 手書きよりもラクに記入できる
  3. エクセルに慣れる
  4. 自分好みにデザインできる

今まで手書きで家計管理を続けていた人も、効率アップのためにエクセルを使ってみてはいかがでしょうか?

①計算が簡単にできる

家計管理にエクセルを使う最大のメリットは、面倒な計算をすべてコンピューターが代わりにやってくれる点です。

家計管理は計算の連続といえます。

収入と支出の差額を求めたり、前月からの繰越金を算出したりと、計算なしには家計管理は成り立ちません。

手書きで家計簿をつける場合には、これらの計算を電卓やそろばんで片づける必要があります。

当然計算の量が増えるほど時間と体力を消耗し、計算ミスも起こりやすくなるのです。

家計管理にエクセルを使う場合、数字を打ち込むだけで大量の計算が一瞬で片付くだけでなく、計算ミスの心配もありません。

計算が面倒で家計管理を投げ出した経験がある人は、ぜひ一度挑戦してみましょう。

②手書きよりもラクに記入できる

手書きで家計簿をつけるのは思った以上に面倒です。

見やすいようにきれいな字を書いたり数字の位置を揃えたりと、気をつけるポイントがいくつもあります。

特に書き間違えた時の修正は大変です。

いちいち消しゴムや修正液を使ってやりなおすのは面倒ですよね。

エクセルを使えば、字の上手い下手は関係ありません。

お気に入りのフォントで自由に記入ができます。

さらに書き間違えた時の修正も簡単で、わざわざ消しゴムや修正液を用意する必要もありません。

PCの操作に慣れている人なら、手書きで家計簿をつけるよりも断然作業効率がいいですよ!

③エクセルに慣れる

エクセルの扱いに慣れれば、家計管理以外のシーンでも役立ちます。

一週間の献立表を作ってみたり家族のルール表を作ってみたりと、エクセルでできることはたくさんあるのです。

また、仕事でもエクセルをつかえる人は歓迎されます。

特に事務仕事の現場ではエクセルの経験は内定獲得の強い武器になるのです。

家計管理をエクセルで続けていれば、パートやアルバイトなどで事務仕事に就きたい時に役立ちますよ!

④自分好みにデザインできる

せっかく長く家計簿をつけるなら、自分好みのものを使いたいですよね。

「凝ったデザインの家計簿が欲しいけど、ピンとくるものが見つからない…。」と悩んでいる人にも、エクセルはおすすめです。

家計管理にエクセルを活用すれば、色やフォント、表の構成など全て自分好みに設計できるので、世界に一つだけのオリジナル家計簿が作れます。

かわいいデザインからかっこいいデザインまで思いのままなので、家計管理のモチベーションも上がりますよ!

家計管理にエクセルを使うデメリット2選

家計の管理に便利なエクセルですが、デメリットもあります。

以下に挙げる2つをみてみましょう。

家計管理にエクセルを使うデメリット2選

  1. PC操作が苦手な人は不向き
  2. レシートの貼り付けが不便

順番に解説していきます。

①PC操作が苦手な人は不向き

家計管理にエクセルを活用するには、当然PCを使わなければいけません。

PC操作が苦手だったりエクセルを使い慣れていなかったりすると、手書きの家計簿の方が効率が良いケースもあるのです。

エクセル自体は難しいソフトではないため、使っていくうちに慣れる場合がほとんどですが、どうしてもうまくいかない場合はエクセルにこだわる必要はありません。

自分に合った方法で家計管理をしてください!

②レシートの貼り付けが不便

手書きの家計簿であれば、レシートを簡単に貼り付けられますよね。

一方家計管理にエクセルを使う場合、データのままではレシートの貼り付けができません。

レシートを貼り付けたい場合には、印刷をして書類として残さなければいけないのです。

場合によってはプリンターを購入する必要もあります。

レシートを撮影して画像データとして取り込むこともできますが、単に貼り付けるだけの作業と比較すると大きな手間です。

レシートと家計簿を一緒に管理したい場合には、エクセルの活用は不向きといえます。

家計管理用のエクセルフォーマットはダウンロードできる

家計管理に使えるエクセルのフォーマットは、実はダウンロードできるサイトがたくさんあります。

もしどうしても作成が上手くいかない時は、フォーマットをダウンロードするのも一つの手です。

ただし、自分の使いたいデザインが見つかるとは限らないので注意しましょう。

家計管理の知識はセミナーで身につけるのもおすすめ

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  • 賢い家計管理法が身につく
  • 親子で家計管理の勉強ができる
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たとえどんなに完成度の高いフォーマットを作成しても、家計管理の知識に欠けていては意味がありません。

また家計管理の知識は、子供の内から身につけるのがベストです。

とはいえ、すべての親御さんが家計管理の方法を上手に教えられるとは限りませんよね。

そこでおすすめなのが「キッズ・マネーステーション」です。

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オンラインでの受講にも対応しているので、ぜひ参加してみましょう!

まとめ~家計管理にエクセルを使うと手書きよりもラクラク~

この記事では家計管理にエクセルを活用するメリットやデメリット、シンプルなフォーマットの作り方などを解説しました。

計算を自動でやってくれるエクセルを活用すれば、家計管理の効率が格段にアップします。

さらに自分好みの家計簿をつくれるので、日々の家計管理が楽しくなりますよ!

一方でエクセルでの家計管理ならではのデメリットもあります。

エクセルでの家計管理に向いていないと感じたら無理に続けず、自分に合った方法を探しましょう!

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