「子供3人だと、いくら教育費が必要になるの?」
「子供が進学するまでに教育費を貯めたい」
このように考えている方も多いでしょう。
子育てには多くの費用がかかるため、今から資金を集めて用意しておく必要があります。
しかし、具体的にいくら教育費を貯めるべきなのか、どのように貯めれば良いのかわからなくて迷っている方も少なくありません。
本記事では子供3人の場合の教育費はいくらかかるのか、どのように資金を集めるのかについて詳しく解説します。
※当記事は2024年現在の情報になります。
このページで分かること
- 子供3人の場合の教育費はいくらかかるのか
- どのように資金を集めるのか
- 公立・私立ごとの教育資金
- 幼稚園から高校卒業までの学費
※本ページにはPRが含まれます。
幼稚園から高等学校卒業までの15年間の学習費総額
まずは幼稚園から高等学校卒業までの15年間の学習費総額を見ていきましょう。
24年度 | 26年度 | 28年度 | 30年度 | |
公立幼稚園 私立幼稚園 |
659,363 1,461,564 |
634,881 1,492,823 |
682,117 1,445,385 |
649,088 1,584,777 |
公立小学校 私立小学校 |
1,829,736 8,538,499 |
1,924,383 9,215,345 |
1,934,173 9,164,628 |
1,926,809 9,592,145 |
公立中学校 私立中学校 |
1,351,309 3,887,526 |
1,444,824 4,017,303 |
1,433,090 3,979,521 |
1,462,113 4,217,172 |
公立高等学校(全日制) 私立高等学校(全日制) |
1,158,863 2,886,198 |
1,226,823 2,973,792 |
1,351,336 3,109,805 |
1,372,072 2,904,230 |
公立学校と私立学校で比べて見てみると、大きな差が開いていることがわかります。
公立学校に通うか私立学校に通うかでも貯めるべき資金の目安は異なるため、注意が必要です。
私立学校に通わせる場合は公立学校の倍以上の資金が必要になるので、早めに準備しておくことが大切です。
子供3人では教育費をいくら貯めるべきなのか
次に子供3人の場合、教育費をいくら貯めるべきなのか以下で見ていきましょう。
3人全員を幼稚園~高校まで公立校に通わせた場合
一人当たり約550万円 子ども3人の場合は、約1,650万円(550万円×3人) |
3人全員を幼稚園~大学まで公立校に通わせた場合
一人当たり約1,000万円 子ども3人の場合は、約3,000万円(1,000万円×3人) |
3人全員を幼稚園~大学まで私立校に通わせた場合
一人当たり約2,500万円 子ども3人の場合、約7,500万円(2,500万円×3人) |
3人全員を幼稚園から公立の高校まで通わせた場合は、一人当たり約550万円なので、総額1,650万円程度が必要になります。
国公立の大学に進学した場合は、子供3人の総額は約3,000万円です。
大学に進学するかしないかで約倍額の資金の差があることがわかりますね。
一方で、3人全員を幼稚園から大学まで私立校に通わせた場合は、なんと一人当たり約2,500万円が必要になります。
学校によっては上記以上の金額が必要になることもあるでしょう。
教育資金はどう捻出するのが良いか
上記の表でお伝えしたように、子供3人を大学まで通わせる場合は一人あたり1,000万円以上かかります。
子供の将来をサポートするためにも、今から教育資金を貯めておく必要があります。
ここからは教育資金の捻出方法について見ていきましょう。
児童手当を活用する
児童手当は、子供を養育するための支援として国や自治体から支給される給付金です。
児童手当を教育資金として活用することで、将来の子供の教育費用を少しずつ積み立てられます。
児童手当を利用する際は、受給条件や支給額を確認しましょう。
家庭の収入や子供の年齢によって支給額が異なります。
また、児童手当を受け取る際には、計画的に使途を決めておくことが大切です。
手当を教育資金として使うために、月々の受給額を積み立て口座に移動するなどの方法を検討しましょう。
用途を明確にすることで、子供の教育に必要な費用を将来的に確保できます。
定期預金を活用する
定期預金は、一定期間固定の金額を預けておくと、一定の利率で利息が付与される預金のことです。
定期預金を活用することで、将来の子供の教育資金をしっかり貯蓄できるでしょう。
定期預金を利用する際は、銀行や金融機関で提供されている定期預金のプランを調べ、利率や預金期間の確認が必要です。
長期間にわたる預け入れになるため、長期のプランを選ぶことで利息の増加が期待できます。
ただし、定期預金は預け入れ期間中にお金を引き出すことが基本的にできません。
急な支出や緊急の場合には手続きが必要となるため、預金期間中に使う予定のお金は別途用意しておくことが大切です。
学資保険を活用する
学資保険は、子供の将来の教育費を準備するための保険商品であり、保険料を支払いながら一定期間積み立てていく仕組みになっています。
保険料の支払いを継続することで将来の教育資金を積み立てていけるのが特徴です。
保険契約期間中に予定された時期に給付金が支払われるため、子供の進学や教育に必要な資金を確保できるでしょう。
学資保険を利用する際は、保険会社の学資保険プランを比較し、予算や希望する支払い期間に合ったプランを選ぶのが重要です。
学資保険のメリットは、将来の教育資金を確実に準備できることや、万が一保険契約者が亡くなった場合には子供の教育を支援する給付金が支払われる点です。
また、学資保険は税制面でも優遇されており、所得税の控除や贈与税の非課税枠が適用されることがあります。
ただし、学資保険のプランや条件をよく理解し、保険料の支払いが家計に負担とならないように計画することが大切です。
複数の保険会社のプランを比較し、自分のニーズに合った学資保険を選ぶことで、子供の教育資金を確実に準備できるでしょう。
iDeCoやNISAを活用する
教育資金を準備する方法として、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「NISA(少額投資非課税制度)」の活用もおすすめです。
iDeCoは、自身の老後資金を積み立てるための個人型年金制度ですが、教育資金を貯めるためにも利用できます。
毎月一定額をiDeCoに積み立てることで、将来の教育費を賄うための資産を増やせるでしょう。
また、iDeCoの拠出額は所得控除の対象となるため、税金の節約にも繋がります。
NISAは、株式や投資信託を非課税で購入できる制度であり、教育資金を積み立てる手段としても利用できます。
自分のリスク許容度に合わせて投資先を選び、資産を成長させることで将来の教育資金を準備できるでしょう。
iDeCoやNISAを利用する際は、自身のライフスタイルやリスク許容度を考慮してプランを選ぶのが重要なポイントです。
専門家のアドバイスを受けながら、資産の運用方法を計画的に決めていきましょう。
定期的にプランを見直し、目標に向けて着実に積み立てていくことで、さらに効率よく教育資金を準備できます。
国や自治体の補助金を活用する
国や自治体では、子供の教育を支援するために様々な補助金制度を提供しています。
例えば、子供の学用品や教育施設の利用料の一部を助成する制度や、低所得家庭向けの教育支援給付金などがあります。
上記の補助金を受けることで、教育費の一部を軽減できるでしょう。
国や自治体の補助金を活用する場合は、まず自身の居住地の国や自治体のウェブサイトや窓口で提供されている補助金制度を確認してみてください。
どのような補助金が提供されているか、条件や申請方法を把握しておくことが大切です。
また、必要な書類や申請期限にも注意しましょう。
補助金を受ける際には、申請書類を正確に記入し、必要な証明書などを不備なく提出することが重要なポイントです。
受給資格や支給額に関する詳細は各制度によって異なるため、事前に情報を集めて計画的に申請しましょう。
国や自治体からの補助金を上手に活用することで、教育資金を効果的に節約できます。
家計の負担を軽減するために、積極的に利用してみましょう。
教育資金について不安があるならキッズ・マネー・ステーションに参加してみよう
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キッズ・マネー・ステーションでは豊富なプログラムが用意されているため、教育資金に関する知識を身に付けられます。
どのように教育資金を貯めればいいのか、大学まで通わせる場合は具体的にいくら教育資金を貯めれば良いのかなども学べます。
また他にも、親子向けに楽しくお金について学べるプログラムも揃っているので、お子さんと一緒に気軽に参加してみてはいかがでしょうか?
小さい頃からお金について学んでおけば、金銭感覚も養われるため、将来お金に関するトラブルが起きても柔軟に対応できる可能性が高まります。
難しく感じるお金の知識もキッズ・マネー・ステーションなら楽しく学べるのでおすすめです。
まとめ
今回は子供3人の場合、教育資金をいくら貯めれば良いのか、効率よく教育資金を貯める方法などについてまとめました。
子どもの人数によって必要な教育資金が異なるので、将来のためにも今のうちから金額を把握しておきましょう。
子供が3人いる場合は、子供が1人の家庭とは異なり、3人分の教育資金を貯める必要があります。
一人当たりの教育資金は最低でも500万円以上はかかるため、早めに準備しておくことが大切です。
もし教育資金について不安や疑問がある方は、ぜひキッズ・マネー・ステーションで講座を受講してみてください。
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