「子供が課金中毒になってしまった…」
「子供に課金をやめさせたいけど、どのように叱れば良いかわからない」
このように悩んでいる方もいるでしょう。
不思議なことに、課金は一度行うとつい止められなくなってしまう依存症な一面を持っています。
お子さんの中には、スマホゲームにはまって、欲しいアイテムやキャラクターが出るまで何度も課金し続ける子もいるでしょう。
やめさせたいからこそつい叱りつけてしまうと悩んでいる方も多いのでは?
実はただ叱りつけるだけでは子供の反抗心に触れて、逆効果になってしまう可能性があるのです。
本記事では子供が課金中毒になった場合の叱り方のポイントや注意点についてまとめていきます。
※当記事は2024年現在の情報になります。
このページで分かること
- 子供が課金中毒になった場合の叱り方のポイント
- 子供が課金中毒になった場合の叱り方の注意点
- 子供の課金トラブルは増えている
- 子供の課金を予防する方法
※本ページにはPRが含まれます。
子供の課金トラブルは増えている
年々子供の課金トラブルは増えている傾向にあります。
ニュースや新聞などでも、子供の課金トラブルに関する記事や報道を見たことはありませんか?
実は意外と身近にあるトラブルで、対策していなければ大きな課金トラブルに巻き込まれる可能性があります。
近年では子供でもパソコンやタブレットに触れる機会が増えてきています。
課金も従来と比べると身近なものになっているため、課金の危険性をあまり理解していない子供が多いのです。
課金の危険性を理解していないからこそ、無断で課金したり、お小遣いの範囲を超えて高額な課金をしたりしてしまうのでしょう。
ちなみに、新型コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が増え、ゲームで遊ぶ時間も多くなったことで課金トラブルが増加したという背景も。
国民生活センターによると、ゲームの課金トラブルに関する相談は、コロナ禍で大幅に増加しているようです。
2020年は小学生の子供を持つ親からの相談が前年比で約1.6倍、中学生の子供を持つ親からの相談は前年比で約1.3倍になっています。
参考:子どものオンラインゲーム課金のトラブルを防ぐには?(独立行政法人 国民生活センター)
子供の課金への叱り方
早速子供が無断で課金した場合の叱り方のポイントを見ていきましょう。
感情的になって叱るのはNG
子供が親に無断で課金したり、ルールを破って課金をし続けたりした場合も、感情的になって叱るのはNGです。
感情任せに叱っても、実は子供にはほとんど伝わっていません。
ただ単に「なんでこんなに怒っているのかわからない」と思わせるだけです。
また、自分の話も聞かずに感情的に叱られれば、子供の反抗心に火をつけてしまうこともあります。
「課金しただけでなんでここまで言われなければいけないんだ」「なんで自分の話も聞かずにこんなに怒るんだ」と思って、逆効果になってしまうことも。
子供が無断「なんでこんなに怒っているのかわからない」と思わせるだけです。
また、自分の話も聞かずに感情的に叱られれば、子供の反抗心に火をつけてしまうこともあります。
「課金しただけでなんでここまで言われなければいけないんだ」「なんで自分の話も聞かずにこんなに怒るんだ」と思って、逆効果になってしまうことも。
子供の課金について叱る場合は、とにかく冷静になることが大切です。
なぜ課金したのか、なぜ自分に相談してくれなかったのかなど冷静に状況を分析しましょう。
状況を分析した上で、再発防止のために行動したほうが効果的です。
そのためにも、まずは事実確認を行ってください。
いくら課金したのか、どのアプリやゲームに課金したのかを子供に聞いてみましょう。
子供と話し合う
次に子供と話し合うことが大切です。
なぜ自分に無断で課金してしまったのか、子供から聞いてみましょう。
子供によって無断で課金する理由は異なります。
例えば以下の理由が考えられるでしょう。
無断で課金する理由
- 友人が課金しているのを見た
- 課金が一切NGで苦しかった
- いじめられている
- 課金がだめだと思わなかった
などです。
特に子供の頃は、友人が何をしているのか気になるもの。
友人がアプリやゲームなどで課金してアイテムや強いキャラクターを手に入れていれば、気になってしまうのも仕方ありません。
自分も欲しいからと課金してしまうケースも多く見られます。
また、課金ルールが厳しすぎて、逆に苦しくなって課金してしまったケースもあります。
さらに、いじめられて、課金しなければ怖い目にあってしまうかもしれないという背景から、無断で課金している子供も少なくありません。
理由によって叱り方のポイントは異なります。
例えばいじめが原因なのに自分ばかり叱られてしまえば、子供はどんどん心を閉ざしてしまうでしょう。
まずはなぜ課金をしてしまったのか、その理由とともに聞き出すことが大切です。
課金のリスクを諭す
無断で課金してしまった背景を引き出した後は、課金のリスクを子供に話しましょう。
もちろん叱ることも大切ですが、なぜしかったのかその理由を明確にすることが重要なのです。
下記にはいろいろなリスクが伴います。
課金癖がつくと将来お金がなくて貧乏になったり、借金をしたりなども考えられるでしょう。
課金は一度やるとつい止められなくなってしまうような依存性があることも、子供に話すことが大切です。
課金ルールについて約束する
話し終えたら、改めて課金ルールを決めましょう。
家庭によって課金ルールが異なりますが、一切NGにしてしまうと、子供のストレスになってしまうかもしれません。
もちろん家計が経済的に厳しい場合は、一切NGにしてももちろん構いません。
ただし、一切NGにする場合は理由を説明して、子供に納得してもらうことが大切です。
また、よく見られるのはお小遣いの範囲内で課金を行うことです。
お小遣いは子供が自由に使えるお金なので、超えないのであれば課金を許可するというルールを設けている家庭も多くあります。
ただし、お小遣いの全額を課金に使っても良いと許可してしまうと、すべて課金に使い切ってしまうかもしれません。
お小遣いはお金の使い方を学ぶためのものでもあるので、お小遣いの範囲内でとルールを決める場合は、お小遣いの何割までと決めると良いでしょう。
改善されない場合は取り上げも考える
上記のポイントを貯めしても改善されない場合は、取り上げも検討した方が良いでしょう。
子供が課金を止めないのは「課金し続けても取り上げられることはないだろう」と甘く見ているからです。
正しいお金の使い方やお金の大切さなどを学ぶためにも、心を鬼にして一度端末を取り上げましょう。
その後課金のリスクや課金ルール、お金の使い方などをしっかり学ばせた上で、端末を返してあげると良いです。
親が本気で怒っていることを見せれば、子供も態度を改めてくれるでしょう。
子供の課金を予防する方法
子供が無断で課金するのを防ぐためにも、日ごろからできるポイントがあります。
子供の課金を予防する方法
- クレジットカードの管理を徹底する
- ペアレンタルコントロール機能を利用する
それぞれのポイントを見ていきましょう。
クレジットカードの管理を徹底する
課金はクレジットカードから行われることが多い傾向にあります。
親がクレジットカードから課金しているところを見れば、子供は「あのカードさえあれば課金できる」と思います。
友人から聞いたり、インターネットで調べたりすれば、クレジットカードからの課金方法はすぐにわかるでしょう。
しかし、いくら子供といえども、本人以外がクレジットカードを利用するのは不正利用に当たります。
放置しておけば、犯罪を招く危険性にもつながってしまうかもしれません。
無断課金を防ぐためにもクレジットカードの管理を徹底しておきましょう。
例えば子供の手に届かない場所に置いたり、わからない場所に隠したりなどですね。
また、クレジットカード利用額を徹底管理するのも重要なポイントです。
利用明細をこまめに確認できるように整えておけば、万が一子供が無断利用した場合でもすぐにわかります。
賢い子供だと、クレジットカードの決済完了メールを削除してしまう可能性もあります。
しかし、利用明細があればすぐに気づけるので、クレジットカードの利用額はすぐに確認できるように整えておいてください。
ペアレンタルコントロール機能を利用する
ペアレンタルコントロール機能とは、子供が不適切なサイトにアクセスしたり、使いすぎたりしないように閲覧制限をかけられる機能のことです。
親の携帯からも設定でき、アプリなどのダウンロード制限もできるのが大きなメリットです。
課金トラブルを防ぐ手立てにもなるので、ぜひ活用してみてください。
子供に課金をやめさせたいならキッズ・マネー・ステーションに参加してみよう
子供に課金をやめさせたい、課金への興味をなくしたいと思っているなら、キッズ・マネー・ステーションに参加してみましょう。
課金を甘く見ていると、子供が将来貧乏になったり、借金まみれになったりするリスクがあります。
子供の将来を守るためにも、今からお金の大切さや課金の危険性について学ばせることが大切です。
キッズ・マネー・ステーションでは豊富なプログラムが用意されており、お金に関する幅広い知識が学べます。
お金の大切さもしっかり学べるので、課金すると親に負担がかかると学び、課金を防げるかもしれません。
また、プログラムの中には小学生向け、中学生向けなど親子で参加できるものもあります。
親子で参加してお金の大切さを一緒に学ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は子供が課金したときの叱り方のポイントや注意点についてまとめました。
子供が無断で課金したとなれば、一気に感情的になって叱ってしまう気持ちもわかります。
しかし、ただ叱りつけるだけでは子供になぜこんなに怒られているのかが全然伝わりません。
気持ちが伝わらなければ、子供は同じことを繰り返してしまうでしょう。
課金癖をつけないためにも、まずは事実確認を行い、子供としっかり話し合うことが大切です。
なぜ親に無断で課金したのか、何のために課金をしたのかを話し合った上で、叱ることがポイント。
叱るといっても感情的になるのではなく、理由を明確にした上で叱るのが重要ですよ。