子供同士でコンビニに行く際には、リスクを回避するための準備が必要です。
起きやすいトラブルを知ることで、子供だけで安全に買い物してもらえる方法を考えやすくなりますよ。
この記事では、子供同士でコンビニに行くことのリスクや、トラブルを防ぐための対処方法をご紹介します。
子供同士で楽しく遊んでもらうためにも、親がしっかり対策を練りましょう。
※当記事は2024年現在の情報になります。※本ページにはPRが含まれます。
子供同士でコンビニに行くことで起こりうる金銭トラブル
子供が友達と遊ぶ時に、子供だけでコンビニに行きたいと言われることもあるでしょう。
しかし、思わぬ金銭トラブルに巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
子供同士の金銭トラブルが起きると、解決が難しいため注意が必要です。
友達関係にも影響を及ぼすだけでなく、親同士の問題に発展する可能性もあります。
まずは、子供同士でコンビニに行くことで起こりうる金銭トラブルやリスクを例に挙げました。
お金の貸し借りで揉める
子供たちがコンビニで物を購入する際、友達間でのお金の貸し借りがトラブルの原因になることがあります。
1人の持ち合わせがなく、友達が一時的にお金を貸してしまうと、後で返済を巡って言い争いになる可能性も高いです。
借りた子が返すのを忘れていたとしても、関係の悪化を恐れて返してほしいと言い出せないケースもあるでしょう。
奢ったり奢られたりする
大人の真似をして、子供同士で奢ったり奢られたりする恐れもあります。
お金の知識がない子供が奢ったり奢られたりを繰り返すと、金銭感覚の歪みが生じる可能性も高いでしょう。
また、奢ってと言われて断れず、金銭トラブルから友人関係のトラブルに発展することもありえます。
金銭感覚の違いで揉める
子供同士の間で金銭感覚が異なることも多いです。
例えば友達がお金をたくさん使っているのを見て、感化されてしまい無駄遣いしてしまう可能性があります。
家庭の教育方針に沿わないお金の使い方をしてしまい、トラブルに発展することもあるでしょう。
お小遣いを使いすぎたり、高額なものを買ってしまう
大人の目が無く友達同士で買い物に行くと、非日常感からついついお小遣いを使いすぎる恐れがあります。
ふざけて必要以上に高額な商品を購入してしまうこともあるため、注意が必要です。
万引きなどに巻き込まれる
子供同士で買い物に行って、遊び感覚で万引きをする可能性も否定できません。
友達に万引きに誘われてしまった場合、友達関係を壊したくなくて断れない場合もあるでしょう。
子供同士でコンビニに行く前に、親が伝えること
コンビニでのトラブルを防ぐためには、子供にルールを設けるのが効果的です。
友達同士でコンビニに行くと言われた時に、親が事前に伝えるべきことをご紹介します。
子供同士でお金の貸し借りはしない
子供同士でのお金の貸し借りは、トラブルに発展する可能性があります。
子供だけでコンビニに行くと言われたら、絶対に貸し借りしないようにと伝えましょう。
自分が持っているお金で買える範囲で買い物させてください。
子供同士で奢り合わない
子供同士の買い物のトラブルで多いのが「奢り問題」です。
お金の価値が分かっておらず、テレビやスマホで見たことを真似て奢ることもあります。
奢りが元で友達関係が壊れる恐れもありますので、親がしっかり指導しましょう。
親同士で事前に状況を把握しておく
あなたが子供同士でコンビニに行かせるかを悩むように、相手の子供の親も同じように悩んでいることも多いでしょう。
親御さんによっては、子供同士での買い物を禁止していることもありますよね。
その場合は、絶対に行かせないようにしましょう。
知らずに子供だけでコンビニに行かせてしまうと、親同士のトラブルに発展する可能性も高いです。
子供同士でコンビニに行きたいと言われたら、まずは相手の子供に「両親は許可しているのか」を聞いておけばトラブルを回避できますよ。
レシートを持って帰ってくるように伝える
買い物に行く場合は、購入した商品のレシートを持って帰るように子供たちに伝えましょう。
どれくらい使ったのかを可視化でき、お金を計画的に使うために意識させる良い機会にもなります。
万引きは犯罪であると伝える
万引きは遊びでやっていいものではなく、犯罪であるということをしっかり伝える事が大切です。
友達に誘われても絶対にやらないように伝えてください。
正しい判断ができるように、日頃からしっかりと教育しましょう。
子供同士のコンビニでのトラブルを防ぐ方法
子供同士でコンビニに行く際のトラブルを防止する方法は、以下の通りです。
子供同士のコンビニでのトラブルを防ぐ方法
- 「誰と」「どこに行って」「何時に帰るのか」を聞いておく
- 絶対に1人で行かせない
- 使えるお小遣いの上限金額を決める
- 連絡が取れるようにしておく
「誰と」「どこに行って」「何時に帰るのか」を聞いておく
子供がコンビニに行く際には、「誰と」「どこに行って」「何時に帰るのか」を必ず確認しましょう。
帰宅時間を決めておけば非常事態が発生したときにも気づきやすく、すぐに対処できますよ。
また、コンビニに行った後、公園や友達の家に移って遊ぶということもあるでしょう。
あらかじめ行き先を聞いておき、話した場所以外には行かせないことでトラブルを防げますよ。
使えるお小遣いの上限金額を決める
買い物に使えるお小遣いの上限を決めておけば、無駄遣いを減らせますよ。
お金の使い道を先に聞いておき、使った金額は後で必ず報告させるようにしましょう。
使い道を聞く理由は、高額なものを買ったり無駄遣いをさせないためです。
子供に余計なものを買わせないように意識させるだけでなく、もし事前に言っていたものと違うものを買っていた時にも指摘しやすくなりますよ。
レシートと残金を比較
子供が帰宅したら、レシートと財布の中身をチェックさせましょう。
万が一割り勘の計算を間違えていて、友達におつりを渡し間違えていた場合でも、帰宅後にすぐに確認すれば気付きやすいです。
レシートを見ながらお小遣い帳をつけさせれば、いくら使ったかを把握する良い機会にもなります。
場合によっては親が付き添う
子供同士でコンビニに行きたいと言われても、以下の場合には親が付き添うべきです。
- 行きたいコンビニが遠い
- 小学校低学年などでお金の知識が浅い
- 相手の親が子供同士で買い物をすることを禁止している
子供がトラブルに巻き込まれるのを防ぎ、あらゆるリスクを回避できますよ。
特に、友達の親が子供同士の買い物を禁じている場合は注意が必要です。
親が付き添ってコンビニに行った場合でも、一応友達の親に報告しておくと良いでしょう。
子供にお金の教育をするなら「キッズ・マネー・ステーション」を活用しよう
キッズ・マネー・ステーションは、子供から大人まで対象とした金融教育の機関です。
幼稚園児から大学生、さらにはその親も参加可能なプログラムが用意されています。
親子で参加できるプログラムに参加すれば、家庭内での金銭教育に役立つヒントが得られるでしょう。
講師陣には、子育ての現場での体験を持つプロも在籍しています。
そのため、子供に対する金銭トラブルや疑問に対し、リアルなアドバイスが期待できますよ。
また、場所や時間に縛られずに参加できるオンライン講座も用意されています。
日々の生活が忙しい親子でも、気軽に参加できるのがメリットです。
興味がある方は、キッズ・マネー・ステーションの講座を調べてみることをおすすめします。
子供同士でコンビニに行くことに関してよくある質問
子供同士でコンビニに行くことに関してよくある質問をまとめました。
子供同士でコンビニに行くことに関してよくある質問
- Q1.子供同士でコンビニで買い物していいのは何歳から?
- Q2.子供同士でコンビニに行かせる時は何円持たせる?
Q1.子供同士でコンビニで買い物していいのは何歳から?
A.決まった年齢はありませんが、お金の価値が分かっていない場合は行かせない方が良いでしょう。
子供はお金の価値を理解するまでに時間がかかるため、無駄遣いしてしまうことがあります。
小学校高学年や中学生であっても、お金の価値を理解していないこともありえます。
そのため親が子供とコミュニケーションを取り、お金の価値をしっかり教えることが大切です。
Q2.子供同士でコンビニに行かせる時は何円持たせる?
A.明確な金額はありませんが、以下のことを徹底しましょう。
- 大金を持たせない
- 使えるお金の上限を決めておく
大金を持ち歩かせると、子供が誘拐や窃盗などの犯罪に巻き込まれる可能性があります。
また、使えるお金の上限を決めておくことで、子供の無駄遣いを回避できますよ。
子供の年齢や状況に合わせて、適切な金額を決めましょう。
子供同士でコンビニに行く際は、ルールを決めよう
親としては子供同士でコンビニに行かせたくなくても、友達との付き合いなどで避けられないケースもあります。
子供同士でコンビニに行くと言われたら、以下のルールを守ってもらいましょう。
- 「誰と」「どこに行って」「何時に帰るのか」を聞いておく
- 子供同士でお金の貸し借りや奢り合いはしない
- 使えるお小遣いの上限金額を決めておく
- 万引きは犯罪であり、誘われても絶対にしない
- 連絡が取れるようにしておく
- 相手の親が子供同士の買い物を禁止していたら行かせない
トラブルやリスクを回避するためにも、コンビニに行く前に対策しておくと安心です。
子供だけで行きたいと言われても、子供の年齢や状況によっては親が付き添ってくださいね。