「子供が友達にジュースをおごっていた…」
「おごり・おごられ問題でトラブルを起こしたくない!」
子供同士でおごったりおごられたりしていた場合、たとえ小さな金額であってもトラブルに発展しそうで怖いという方も多いと思います。
この記事では、もし自分の子供が友達におごっていたらと不安に思う方向けに、子供同士のおごり問題についてまとめました。
そもそもなぜ子供同士でおごることが問題になっているのか、親はどのように子供に注意すればいいのかなどを詳しく解説します。
子供同士のトラブルを無くすためにも、本記事を参考にして対策を練っておきましょう。
※当記事は2024年現在の情報になります。※本ページにはPRが含まれます。
子供同士のおごり問題が引き起こすトラブル
子供たちがお友達と遊ぶ時、おごったりおごられたりすることもしばしば。
おごりが習慣になってしまうと、数々の問題が発生します。
はじめに、子供同士のおごり問題が引き起こすトラブルをご紹介します。
子供同士のおごり問題が引き起こすトラブル
- お金の大切さが分からなくなる
- 親の財布からお金を取られる
- 健全な友人関係が築けずいじめに発展する
①お金の大切さが分からなくなる
子供同士で頻繁におごり合うと、お金の価値を正しく理解できなくなってきます。
お金や物は簡単に手に入るという考えが定着しやすくなるからです。
お金を大切に扱うことができなくなり、将来的に大きな問題に発展する可能性があります。
②親の財布からお金を取られる
頻繁におごったりおごられたりしていると、すぐにお金が底をついてしまいます。
子供同士でおごり合うために、親の財布からお金を取られる可能性も否定できません。
小さい子供であれば、親が持っているお金はいくらでもあると勘違いしていることもありえます。
家庭内での信頼関係を損ねるだけでなく、子供が万引きなどの窃盗行為などに罪の意識を持たなくなることもあり、大変危険です。
③健全な友人関係が築けずいじめに発展する
最初はドラマなどの真似をしておごった場合でも、何度も繰り返せば習慣になってしまうこともあります。
友達間でおごりの習慣が定着してしまうと、断りたくても断れなくなっていくのが怖いところです。
おごりを断ると仲間外れにされたり、いじめに発展すると考えてしまう子供もいます。
子供同士のおごり問題は一見小さな問題に見えても、将来的にトラブルになることが考えられるため、親としての指導と教育が不可欠です。
子供同士のおごりの背景や心理
子供がおごりを繰り返すのは、深刻な理由が隠れていることも否定できません。
ここでは子供同士でおごり合う理由をまとめました。
子供のおごり問題に悩む方は参考にしてみてください。
子供同士のおごりの背景や心理
- 人気者になりたい
- 友達に影響されて
- 子供同士のおごりに問題があると気づいていない
- 断れなかった
人気者になりたい
子供同士でおごり合う行為は、人気者になりたいという心理から起こる場合があります。
友達から注目されたり、気に入られたりすることを期待してついついおごってしまうのです。
自己肯定感の低さから、おごることで自分の存在を認めてもらおうとする心理が働いています。
このタイプの子供は、一度ハマってしまうとやめられなくなっていくので注意が必要です。
友達に影響されて
友達に影響されておごる子供も多いです。
友達同士でおごり合っている姿を見て、自分もやってみようと思う子供も少なくありません。
学生の場合は狭い人間関係の中で過ごすため、友達の行動や考え方を肯定しやすいので注意が必要です。
このような場合は、友達間でおごりが当たり前の行為となってしまうことも考えられます。
子供同士のおごりに問題があると気づいていない
子供同士のおごりに問題があると気づいていないことも原因の1つです。
親や周囲の大人から注意を受けない限り、おごり合うことを続ける可能性があります。
断れなかった
会話の流れから、おごりを断れなかったというケースも多いでしょう。
また、おごる側だけでなく、おごられる側も「断ることで空気が悪くなるのでは」という心理が働いて断れないこともありますよ。
おごり・おごられ問題は主に、周りの空気に合わせようとしていることが理由で引き起こされます。
子供同士のおごりが起こっている可能性のサイン
子供たちのおごり問題は、親がなかなか気づかないことが多い現象です。
しかしおごりが常習化すると、子供の金銭感覚や人間関係に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、親は子供同士のおごり問題に注意を払い、トラブルが起こる前に対処することが大切です。
以下に、子供間でおごり問題が起きていることを親が見つけるポイントをまとめました。
子供同士のおごり問題に親が気づけるポイント
- お小遣いがすぐなくなる
- 知らぬ間に親の財布の中身が減っている
お小遣いがすぐなくなる
子供同士でおごり合っている場合、お小遣いがすぐになくなってしまいます。
普段はお金をねだらない子供が、突然追加のお小遣いを要求するようになった場合は警戒しましょう。
子供が何にお金を使っているのかそれとなく聞いてみると、おごり問題に気づくきっかけになるかもしれません。
知らぬ間に親の財布の中身が減っている
子供が親の財布からお金を盗む場合も、おごり問題が原因になっている可能性があります。
そんなに買い物をしていないのに、親の財布の中身が減っていると感じた場合は要注意です。
疑いたくない気持ちは分かりますが、財布を取られにくいところに置いたり、家計簿をつけて不明瞭な支出がないかチェックしてみましょう。
子供同士のおごり問題に対する予防策
子供同士のおごり問題に起因するトラブルを避けるためには、親が対策を講じることも大切です。
おごり問題を解決・予防するために、以下の方法を実践してみてください。
子供同士のおごり問題に対する予防策
- おごり・おごられるのは駄目なことだと伝える
- 子供にお金の大切さを教える
- 友達との上手な付き合い方を話し合う
- 親が子供ときちんとコミュニケーションを取る
- 使えるお小遣いの使い道や上限を決めておく
おごり・おごられるのは駄目なことだと伝える
子供がおごってしまう理由の1つは、おごりが良いことか悪いことかの判断がついていないためです。
まずは、子供同士でおごったりおごられるのは駄目なことだとハッキリ伝えてください。
その際は、おごりによって起こりうるトラブルを例に挙げて説明するのが効果的です。
子供にお金の大切さを教える
子供にお金の大切さを教えることも、おごり問題を防ぐためには重要です。
お金は簡単に手に入るものではなく、大切に使わなければならないことを説明してください。
アルバイトをしていない子供なら、お小遣いは親が働いて得たお金だということを理解させましょう。
友達との上手な付き合い方を話し合う
友達との付き合い方を話し合うことも、おごり問題を防ぐためには効果的です。
「空気を壊さないために、絶対におごらないといけない」と考えている子供も多いでしょう。
その場合は、おごらないと成り立たない関係は健全ではないという点を強調して話し合ってみてください。
親が子供ときちんとコミュニケーションを取る
親が子供ときちんとコミュニケーションを取ることも、おごり問題を防ぐためには大切です。
おごりがやめられない理由が、心理的なことが原因である子供もいます。
自己肯定感を高めるために無意識に繰り返してしまう子供もいるので、普段の会話を大切にしましょう。
話す内容は小さなことでも構いません。
毎日話す習慣をつければ相談しやすい環境づくりもでき、子供の小さな変化に気づきやすくなりますよ。
子供が悩みや不安を抱えていそうだと感じたら、じっくり話をきいてあげてください。
使えるお小遣いの使い道や上限を決めておく
お小遣いを渡す時に、使い道や上限を決めておくのが効果的です。
使い道を聞いておくことで無駄遣いを減らすきっかけにもなります。
月に使えるお小遣いの上限額を決めておけば、仮に友達におごってとねだられても「お金が無い」と断れますよね。
子供の財布にお金を入れすぎないことも対策になりますよ。
子供にお金の大切さを教えるにはキッズ・マネー・ステーションがおすすめ
子供同士で遊ぶ場面で起こってしまうおごり問題やそのトラブル。
健全な友好関係を築いてもらうためにも、子供にお金の大切さを理解してもらうことが重要です。
子供にお金のことを勉強してもらうには、キッズ・マネー・ステーションが役立つでしょう。
キッズ・マネー・ステーションでは、お金の価値や使い方を幅広い年齢層の子供たちに教えています。
実際に子育て経験のある講師も在籍しており、保護者と一緒に参加できるプログラムもありますよ。
座学だけなくロールプレイなども行ってくれるので、無理なく楽しく学べるのがメリットです。
親子で参加すれば、コミュニケーションを取る良い機会にもなるでしょう。
子供に正しい金銭感覚を持ってもらうためにも、参加を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:子供同士のおごり問題を解決するためには
この記事では、子供同士でしばしばトラブルが起こる「おごり問題」についてまとめました。
おごり問題が引き起こすトラブルとしては、以下のものが挙げられます。
- お金の大切さが分からなくなる
- 親の財布からお金を取られる
- 健全な友人関係が築けずいじめに発展する
子供がお小遣いを頻繁にねだったり、知らぬ間に親の財布の中身が少なくなっていると感じたら、子供が金銭トラブルを抱えている可能性があります。
子供がおごりをする背景としては心理的なことが原因であることも多いため、まずはお金に関する正しい知識を身に着けさせることが大切です。
キッズ・マネー・ステーションなどの金融教育を行っているサービスも活用して、子供の金銭感覚が狂わないように対策しましょう。