「お小遣い帳はどうやって書けばいいの?」
「子供にお小遣い帳を持たせても大丈夫?」
このような疑問を感じている方もいるでしょう。
お小遣い帳を子供に書かせることで金銭感覚を養うことができ、お金を正しく動かせるようになるでしょう。
そこで今回は、お小遣い帳の書き方をわかりやすく解説していきます。
お小遣い帳を持つメリットなども解説していくので、ぜひ参考にしてください。
※当記事は2024年現在の情報になります。
このページで分かること
- お小遣い帳の書き方
- お小遣い帳のメリット
- お小遣い帳くを書く際のポイント
- お小遣い帳を書く際の注意点
※本ページにはPRが含まれます。
お小遣い帳の書き方
お小遣い帳は個人のお金の管理に役立つツールで、収入と支出を詳細に記録することで、お金の流れを把握し、金銭感覚を養えるようになります。
正しくお小遣い帳を記載するためにも、書き方を以下で詳しく見ていきましょう。
1.帳面の用意
まずは、支出を記入するための帳面を用意します。
ノートやエクセルなど、手書きとデジタルの両方が利用できます。デジタルならばスマートフォンアプリやスプレッドシートを利用することもできます。
子供の年齢に合わせて、アナログな手法をとるのか、デジタルな手法をとるのか決めましょう。
2.日付の記入
お小遣い帳では日々の取引を記録するため、取引が行われた日付を明確に記入します。
日付を記入することで、後でデータを整理しやすくなります。
また、日付ごとに収支を把握することで、お金の流れをリアルタイムに確認できるでしょう。
3.収入の記録
お小遣いがいくらもらえたのかを次に記入していきましょう。
家庭によってお小遣いを渡すタイミングは異なります。
毎月一定の金額を渡している方もいれば、お手伝いをすることにお小遣いを落としている方もいるでしょう。
すべてのお小遣いの金額を正確に記載することがポイントです。
4.支出の記録
支出として、ゲームや、お菓子、趣味に使ったお金など、全ての出費を細かく記入します。
支出の項目を具体的に設定し、カテゴリごとに集計することで、ムダな出費を見つけやすくなります。
また、細かく記録することで、どの項目にお金を使っているかを把握しやすくなるでしょう。
5.金額の記録
収入と支出の金額を明確に記入します。
正確な金額を入力することで、後で収支の合計を計算しやすくなります。
金額を記入する際には、小銭まで細かく記録するとより精度が高まるので、慣れるまでは子供と一緒にお小遣い帳を変えていくと良いでしょう。
6.収支の計算
毎日の収入と支出を集計し、その日の収支を計算します。
収入から支出を差し引いた残金がその日の収支となります。
収支の計算をすることで、どの日が黒字か赤字かを簡単に把握しやすくなるでしょう。
このステップも慣れるまでは子供と一緒に行うことをおすすめします。
7.振り返りと改善
お小遣い帳を振り返り、無駄な出費や支出の偏りを子供と一緒に考えていきましょう。
収支のバランスを見直し、節約の改善策を考えることで、より効率の良いお金の使い方がわかるようになります。
振り返りを繰り返すことで自分の消費行動に気づき、より賢いお金の使い方も実践できるようになるでしょう。
子どもがお小遣い帳を持つことのメリット
子供がお小遣い帳を持つことで以下のメリットが得られます。
振り返りがしやすくなる
子どもがお小遣い帳を持つことで、振り返りがしやすくなるというメリットがあります。
お小遣い帳を持つことで、子どもは日々の収入と支出を記録し、お金の流れを把握できます。
収入と支出の記録を振り返ることで、自分のお金の使い方や節約の成果を客観的に見られるようになるでしょう。
この振り返りが、無駄な出費の発見につながり、節約の意識を高めるきっかけにもなります。
また、お小遣い帳を通じて、お金に対する意識や責任感が育まれ、将来の経済的な計画や目標達成に向けた土台にもなります。
予算が立てやすくなる
子どもがお小遣い帳を持つことで、予算が立てやすくなります。
お小遣い帳に記入することで、収入と支出の流れを把握できます。
収入と支出のデータを基に、どれくらいのお金が使えるかを考えられるようになるため、自然に子どもが自分で予算を立てることに。
また、子どもはお小遣いをもらいながらも、お金の使い方を計画的に考える習慣が身につきます。
予算を立てることで、無駄遣いを防ぎ、必要な出費や貯蓄に充てることができます。
例えば欲しいゲームがある場合は、その目標に向けてお金を貯めようという意識が高まり、無駄遣いを防ごうと自然にお金を管理するようになるでしょう。
また、予算を守ることで、お金の使い過ぎや赤字の回避ができ、経済的な責任感や自己管理能力が身に付いていくことが期待できます。
家族とお金の話をするきっかけになる
家族とお金の話をするきっかけになるというメリットもあります。
お小遣い帳で把握したお金の流れの記録を家族と共有することで、お金についての話題が自然に生まれます。
親や家族と一緒にお小遣い帳を見直すことで、子どものお金の使い方や節約の取り組みについて話し合えるようになるでしょう。
お金に関する会話を通じて、子どもは家族とのコミュニケーションを深められるだけではなく、お金についての理解や意識も高まります。
また、家族と一緒にお金について話すことで、子どもはお金の大切さや賢い使い方を学びます。
親や家族が良い例を示すことで、子どもは良いお金の習慣を身に付けられるでしょう。
数字に強くなる
お小遣い帳を持つことで数字に強くなるのもメリットの1つです。
毎日の収支の計算や集計を行うことで、数字に対する理解が深まります。
また、お小遣い帳を使ってグラフや表を作成するなど工夫を用いれば、数字を視覚的に表現する方法も学べるでしょう。
楽しく学べる方法を用いれば、子どもは数字に興味を持ち、自然に計算や分析のスキルが向上します。
お小遣い帳を通じて数字を扱う経験を重ねることで、算数や数学への理解力が高まり、数値を見て物事を考える力が身に付くでしょう。
さらに数字に強くなることで、将来の経済的な判断や予算立案など、賢いお金の使い方ができるようになります。
数字の扱い方を学ぶことは、子どもの認知能力を向上させるだけでなく、将来の成功にもつながる重要なスキルの一つとなるでしょう。
子どものお金の使い方のクセがわかる
お小遣い帳を使うことで、子どもは収入と支出を詳細に記録するため、自分のお金の使い方を客観的に把握できます。
収入と支出のデータを振り返ることで、子どものお金のクセや傾向がわかるでしょう。
例えば、何にお金をよく使っているか、どの項目に無駄遣いが多いかなどがわかります。
このような情報を得ることで、子どもは自分のお金の使い方に気づき、意識的に改善することにもつながるのです。
また、親が子どものお金の使い方に対するアドバイスやサポートをするのも効果的です。
アドバイスをもとにお金の使い方が変わるため、より賢くお金を使えるようになるでしょう。
子どもがお小遣い帳を付けはじめたら親がとるべきサポートは何か
最初からお小遣い帳を上手く描けるわけではありません。
子供にお小遣い帳を持たせたら、サポートをしてあげることが大切です。
では具体的にどのようなサポートをすれば良いのか、以下で見ていきましょう。
お小遣い帳について説明する
子どもがお小遣い帳を付けはじめたら、丁寧にお小遣い帳の付け方とその意味を詳しく説明してあげることが大切です。
具体的に収入と支出をどのように記録するか、日々のお金の流れをどう把握すればよいかを教えましょう。
子どもにとって初めての経験なので、お金の管理方法やお小遣い帳の使い方を理解することはとても重要です。
親が親身になって指導することで、子どもは不安を抱えずにお小遣い帳を使い始めることができるでしょう。
定期的な振り返り
子どもがお小遣い帳を付けていく中で、親が定期的な振り返りをサポートするのも重要なポイントです。
週ごと、月ごと、または任意のタイミングでお小遣い帳を一緒に見直し、収入と支出のバランスを確認しましょう。
一緒に確認することで子どもは自分のお金の使い方に気づき、無駄な出費や節約できるポイントを発見しやすくなります。
また、親が子どもの収支をサポートすることで、お金の管理に対する責任感も育まれるでしょう。
目標設定と予算を立てる際のサポート
お小遣い帳をつける上で目標設定と予算立案は欠かせないポイントです。
子どもが自分のお金の使い道や貯蓄目標を考える際に、何に悩んでいるかを察知した上でアドバイスをしてあげましょう。
適切な目標を設定することで、子どもはお金を使う目的や意識を持ち始めるため、計画的な経済的行動が身につくようになります。
過度に干渉しすぎない
子供にお小遣い帳を持たせる際は過度に干渉しすぎないことが大切です。
お小遣い帳は子供自身が記入することが重要なのです。
振り返る際もすべての項目においてアドバイスをしてしまうと、子供の自分で考える力が養われなくなってしまいます。
あくまでも子供にどうしたら良いか、どこを改善すればもっとお金が貯まるのかなどの質問をされた際に、サポートするような形で手助けするのがポイントです。
お金について学ぶならキッズ・マネー・ステーションで
お小遣い帳を持たせることで、子供がお金に関する興味を示してきたらキッズ・マネー・ステーションに参加してみると良いでしょう。
キッズ・マネー・ステーションでは、お金に関する様々な知識が学べるプログラムが豊富に用意されています。
また、幼児向け、中学生向け、親子向けなどのプログラムもあるため、子供と一緒に勉強することもできます。
小さい頃からお金について学んでおくことで、将来賢くお金を使えるようになるでしょう。
万が一お金のトラブルに巻き込まれたとしても、柔軟に対応できる力を身に付けられるのもお金について学ぶメリットの1つです。
まとめ
今回はお小遣い帳の書き方について詳しく説明していきました。
お小遣い帳はあくまでも子供自身に書かせることが重要なポイントです。
過度に干渉しすぎると子供のやる気を奪ってしまったり、お金への興味が薄れてしまったりする可能性もあるため、あくまでもサポートとして見守るようにしましょう。