「子どもが2人いるときの養育費の相場を知りたい」
「養育費はいつまで支払ってもらえるのか?」
このように悩んでいる方もいるでしょう。
近年ではなんでも値上がりしており、養育費が重要な家計の要素となっています。
子どもを養うためにも、しっかり養育費を支払ってもらいたいもの。
本記事では子どもが2人いる場合も養育費の相場をまとめていきます。
いつまで支払ってもらえるのか、しっかり養育費を支払ってもらうためのポイントも合わせてご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
※当記事は2024年現在の情報になります。
このページで分かること
- 子どもが2人いる場合も養育費の相場
- 養育費を支払ってもらえない場合も対処法
- 養育費の催促方法
- 公正証書の利点
※本ページにはPRが含まれます。
養育費とは
養育費は、離婚や別居などで親が別々に暮らす場合に、子どもの生活費や教育費などを支払うための財政的な負担のことです。
通常、非親権者は親権者に対して養育費を支払うのが基本です。
養育費は子どもの将来と発展を確保し、離婚や別居による親の財政的負担を均等に分担するために存在します。
養育費の金額は、法的な合意または裁判所の判決に基づいて決められます。
一般的に、非居住親の収入や財産、子どもの需要などが考慮されることが多いです。
養育費は、子どもの食事や衣服、住居、教育、医療などの最低限の生活をカバーするために使用されます。
養育費の支払いは法的な義務であり、支払い義務者がこれを守らない場合は法的な制裁が課されることがあります。
また、養育費の金額は定期的に見直されることがあり、親の経済状況や子どものニーズが変化した場合に調整されることも。
子ども2人の養育費の平均相場
次に子どもが2人いる場合の養育費の平均相場を見ていきましょう。
年収300万円の場合
子どもの年齢 | 妻の年収(給与収入) | 養育費(月額) | |
---|---|---|---|
会社員の場合 | 自営業者の場合 | ||
2人とも14歳以下 | なし | 4~6万円 | 6~8万円 |
125万円 | 2~4万円 | 4~6万円 | |
200万円 | 2~4万円 | 4~6万円 | |
300万円 | 2~4万円 | 4~6万円 | |
1人は15歳以上、1人は14歳以下 | なし | 6~8万円 | 8~10万円 |
125万円 | 4~6万円 | 6~8万円 | |
200万円 | 2~4万円 | 4~6万円 | |
300万円 | 2~4万円 | 4~6万円 | |
2人とも15歳以上 | なし | 6~8万円 | 8~10万円 |
125万円 | 4~6万円 | 6~8万円 | |
200万円 | 2~4万円 | 4~6万円 | |
300万円 | 2~4万円 | 4~6万円 |
年収400万円の場合
子どもの年齢 | 妻の年収(給与収入) | 養育費(月額) | |
---|---|---|---|
会社員の場合 | 自営業者の場合 | ||
2人とも14歳以下 | なし | 6~8万円 | 10~12万円 |
125万円 | 4~6万円 | 6~8万円 | |
200万円 | 4~6万円 | 6~8万円 | |
300万円 | 4~6万円 | 6~8万円 | |
1人は15歳以上、1人は14歳以下 | なし | 8~10万円 | 10~12万円 |
125万円 | 6~8万円 | 8~10万円 | |
200万円 | 4~6万円 | 6~8万円 | |
300万円 | 4~6万円 | 6~8万円 | |
2人とも15歳以上 | なし | 8~10万円 | 10~12万円 |
125万円 | 6~8万円 | 8~10万円 | |
200万円 | 4~6万円 | 8~10万円 | |
300万円 | 4~6万円 | 6~8万円 |
年収500万円の場合
子どもの年齢 | 妻の年収(給与収入) | 養育費(月額) | |
---|---|---|---|
会社員の場合 | 自営業者の場合 | ||
2人とも14歳以下 | なし | 8~10万円 | 12~14万円 |
125万円 | 6~8万円 | 10~12万円 | |
200万円 | 6~8万円 | 8~10万円 | |
300万円 | 6~8万円 | 8~10万円 | |
1人は15歳以上、1人は14歳以下 | なし | 10~12万円 | 12~14万円 |
125万円 | 8~10万円 | 10~12万円 | |
200万円 | 6~8万円 | 10~12万円 | |
300万円 | 6~8万円 | 8~10万円 | |
2人とも15歳以上 | なし | 10~12万円 | 14~16万円 |
125万円 | 8~10万円 | 10~12万円 | |
200万円 | 6~8万円 | 10~12万円 | |
300万円 | 6~8万円 | 8~10万円 |
年収600万円の場合
子どもの年齢 | 妻の年収(給与収入) | 養育費(月額) | |
---|---|---|---|
会社員の場合 | 自営業者の場合 | ||
2人とも14歳以下 | なし | 10~12万円 | 14~16万円 |
125万円 | 8~10万円 | 12~14万円 | |
200万円 | 8~10万円 | 10~12万円 | |
300万円 | 6~8万円 | 10~12万円 | |
1人は15歳以上、1人は14歳以下 | なし | 12~14万円 | 14~16万円 |
125万円 | 10~12万円 | 12~14万円 | |
200万円 | 8~10万円 | 12~14万円 | |
300万円 | 8~10万円 | 10~12万円 | |
2人とも15歳以上 | なし | 12~14万円 | 16~18万円 |
125万円 | 10~12万円 | 14~16万円 | |
200万円 | 8~10万円 | 12~14万円 | |
300万円 | 8~10万円 | 12~14万円 |
参照:デイライト法律事務所
養育費算定表を参考にして養育費を決めるのもよし
養育費算定表は、離婚や別居などの状況で、非親権者が子どもの養育費を支払う金額を計算するための指針や基準を示したツールです。
養育費算定表は、一般的に非親権者の収入や財産、子どもの需要、親権の共有度などを考慮して養育費の金額を算定しています。
養育費算定表は公平かつ、一貫性のある方法で養育費を決めるのに役立つでしょう。
話し合いで双方が合意できない場合は裁判所が養育費算定表を参考にして養育費を決めることも多いです。
相場以上の養育費をもらうポイント
近年では食品も光熱費もすべて値上がりしているため、生活が苦しいと悩んでいる方も少なくないでしょう。
ここからは、相場以上の養育費をもらうポイントをご紹介します。
必要な金額を具体的に話し合う
相場以上の養育費をもらうポイントは、子どもの将来を最優先に考えながら、必要な金額について具体的に話し合うことです。
まず、必要な金額を具体的に計算しましょう。
子どもの食事や衣服、住居、教育、医療などの日常的な費用を詳細にリストアップし、それらの費用をカバーするために必要な金額を算出します。
具体的な数値を出すことで、根拠のある金額として相手に提示できるでしょう。
何よりも非親権者との協力とコミュニケーションが不可欠です。
養育費の金額についてじっくり話し合い、子どもの最善の利益を共有の目標としましょう。
合意してもらえない場合は専門家や仲裁を利用して調停を行うことも検討するといいです。
また、養育費を支払う側が収入の増加や現象がある場合、適宜見直しを行うことも重要なポイントです。
合意を得たら公正証書を作成する
相場以上の養育費をもらうポイントの一つは、合意を得た場合に公正証書を作成することです。
公正証書は法的な文書で、養育費支払いの合意を正式に確認するために使用されます。
公正証書を作成するメリットを以下で簡単に見ていきましょう。
法的な拘束力
公正証書は法的な拘束力があり、非親権者が合意に従うことを保証します。
合意に基づいて養育費を支払うことが法的に義務付けられるため、支払いが滞る場合には法的手続きを迅速に進められます。
保障と信頼性がある
公正証書は第三者が証人として作成されるものなので、公式な文書として認識されます。
承認がいるので、公正証書の内容の認識のずれから起こる争いを避けられます。
透明性
公正証書には養育費の支払い金額やスケジュール、その他の重要な条件を明確に文書化してあります。
将来の誤解や論争を回避できるため、透明性があるといえるでしょう。
裁判所への提出
公正証書は裁判所に提出できる重要な証拠となります。
もし将来的に養育費に関する争いが発生した場合、公正証書は訴訟プロセスを迅速に進めるのに役立つでしょう。
相場以上の養育費をもらうためには、養育費の支払いについての合意を公正証書で文書化することが賢明です。
養育費を支払ってもらえない時の対処法
養育費を支払ってもらえない場合、以下の対処法が考えられます。
弁護士に相談する
非親権者が養育費を支払わない場合、まずは弁護士と相談することが重要です。
弁護士は法的なアドバイスを提供し、適切な対処方法を教えてくれます。
調停の開始
弁護士の支援を受けながら、非親権者と養育費の支払いについて調停を開きましょう。
調停は対話の機会を提供してくれるため、話し合いに合意を得るための手助けをしてくれます。
裁判手続きの開始
相手が非協力的な場合や調停が失敗した場合、裁判手続きを開始するのも一つの手です。
裁判所は法的な判決を下し、養育費の支払いを強制してくれることがあります。
非親権者の資産を特定する
非親権者が資産を非公開にしている可能性がある場合、弁護士や裁判所を通して財産を特定できることも。
支払い能力があるとみなされて、支払いを共生できるかもしれません。
手紙や通知の送付
弁護士を通じて非親権者に対して公式な手紙や通知を送付し、支払いの義務を再確認させられます。
非親権者に対する法的な圧力をかけられるため、支払に応じてくれるかもしれません。
養育費に関する悩みならキッズ・マネー・ステーションに参加してみよう
養育費は子どもの生活と将来を守るための重要な資金です。
子どものためにも相手にはしっかりと養育費を支払ってもらわなければいけません。
しかし、養育費の相場がわからない、養育費の催促方法がわからないと悩んでいる方も少なくないでしょう。
そのような方はぜひキッズ・マネー・ステーションに参加してみてください。
キッズ・マネー・ステーションでは多くのプログラムを用意しており、養育費について学べる講座もあります。
養育費に関する知識を身に着けることで、支払いが滞った場合でも迅速に対応できるようになるでしょう。
まとめ
今回は子どもが2人いる場合の養育費の相場をまとめていきました。
養育費の金額は子どもの年齢や人数によって異なります。
適切な金額をもらうためにも、子どもの人数に合わせた相場を確認しておきましょう。
もし養育費で悩んだ場合は、気軽にキッズ・マネー・ステーションに参加してみるのもおすすめです。
キッズ・マネー・ステーションでは一人一人の悩みや現状に合わせて適切なアドバイスを提供してくれるでしょう。
効果的に催促できる方法も教えてくれるので、なんでも相談してみてください。