「おつかいは何歳からさせてもいいの?」
「某テレビ番組のように自分の子供にもおつかいをさせたい」
このように考えている方もいるでしょう。
近年では子供のおつかい番組が注目を集めており、自分の子供にもおつかいさせたいと思っている方も少なくありません。
しかし、いざおつかいさせるとなると、何歳くらいからが適しているのでしょうか。
また、子供の安全を守るためにも何をすれば良いのか迷ってしまうもの。
本記事では、おつかいは何歳からがいいのか、子供の安全を守るためにできる対策などをまとめていきます。
※当記事は2024年現在の情報になります。
このページで分かること
- おつかいは何歳からがいいのか
- 子供の安全を守るためにできる対策
- おつかいが終わった後のポイント
- おつかいに出す前にできること
※本ページにはPRが含まれます。
子供のおつかいは何歳から?
子供のおつかいは何歳からが適しているのかに関しては、具体的な年齢は言えません。
しかし、5〜6歳と小学校に上がる前のタイミングではじめてのおつかいをしている子供が多く見られます。
特に小学校に入学するとなると、自分たちだけで登下校をしなければいけません。
あらかじめ1人で外に出ることに慣れさせておけば、登下校で子供が泣いたり、学校から帰れなかったりなどのリスクを避けられるでしょう。
ただし、子供の性格や地域の交通量などによって適している年齢は異なります。
地方に住んでいて交通量が少なく、道も一本道で分かりやすいのであれば、4歳頃からおつかいにいかせている家庭もあります。
反対に、都心部に住んでいて交通量が多く、道もわかりづらい場合は小学生になってからおつかいデビューをさせている家庭も。
また、引っ込み事案の子供であれば、なかなか1人でおつかいに行くのが難しいかもしれません。
周りの子供たちがはじめてのおつかいを済ませていても、焦る必要はないです。
子供の性格によっても成長度合いは大きく異なります。
そんなに不安にならなくても、子供は自然に成長していくものです。
焦らずじっくりおつかいデビューできるタイミングを見極めていきましょう。
おつかいに行かせるときの注意点
おつかいに行かせるときはいくつかの注意点があります。
地域差を考える
交通量や人通りの多さは、地域によって大きく異なります。
地域によってはおつかいの難易度もガラッと変わってくるでしょう。
初めておつかいさせるときは、事前確認が必須です。
家からスーパーまでの道でわかりにくいところはないか、危険なところはないか等を確認しておきましょう。
おつかいのテレビ番組では、家から目的地までスタッフが見守ってくれていますし、事前に入念な打ち合わせも行われています。
神経をとがらせた上で行われている番組であり、実はとても大変なのです。
初めておつかいに出すときは後ろからこっそりついていくのも良いでしょう。
行き慣れているお店にする
はじめてのおつかいの場合は、普段子供と一緒に何度も通って行き慣れている場所を選びましょう。
いつも行っている場所であれば、子供に安心感が生まれます。
逆に行ったことのないお店だと、緊張して頭が回らなくなり、約束や買ってきて欲しいものなどを全て忘れてしまう可能性も。
特に子供が小さいうちは、行き慣れているお店にしましょう。
約束事を徹底する
子供の安全を守るためにも、約束事を徹底しましょう。
考えられる約束事
- 知らない人についていかない
- 知らない人から声をかけられても反応しない
- お買い物が終わったら寄り道しない
- 知っている人でもついていかない
などが主な約束に挙げられるでしょう。
ただし、約束事が多すぎると、覚えられず子供が忘れてしまう可能性があります。
約束事を決めるときは子供が覚えやすいように、簡潔にわかりやすく伝えることが大切です。
また、わからないことがあれば遠慮せずにお店の人に聞いていいということも伝えてあげてください。
責任感が強い子だと周りの人に聞いてはいけないと勝手に思い込み、自分だけで抱え込んでしまうかもしれません。
子供にとっておつかいはとてもストレスが溜まるものだと認識されてしまうため、遠慮なくお店の人に質問して良いことをあらかじめ伝えておきましょう。
明るい時間帯に行う
時間帯が遅くなり、周りが暗くなるほどに危険性は増します。
子供をおつかいに出すときは、時間に余裕を持って早めに出発させることが大切です。
特に秋から冬にかけては暗くなる時間が早いので、いつもより余裕を持って行動することがポイント。
現金で買い物させる
近年ではキャッシュレス社会が進んでおり、子供の中にはほとんど現金で買い物をしたことがないという子も。
しかし、電子マネーやクレジットカードはお金を使っている感覚が掴みづらいので、子供に正しい金銭感覚を身に付けさせたり、お金の大切さを学ばせたりさせるのは難しいです。
普段の買い物では電子マネーを使っていても、子供がおつかいのときはなるべく現金で買い物をさせましょう。
現金の使い方がわかるように、おつかいの前には普段のショッピングでも現金で買い物するのがポイントです。
テレビの真似はしない
絶対にやめてほしいのは、テレビの真似をしないことです。
おつかい番組を見ていると子供が1人で電車に乗ったり、バスに乗ったりしていますよね。
しかし、それは周りのスタッフが入念に打ち合わせをして見守っているからです。
テレビ番組を鵜呑みにして、3歳くらいでも1人であそこまで遠くに行けるんだと思い込んではいけません。
あくまでも、周りのスタッフが手助けしているからこそ、幼い子供でもおつかいに成功しているのです。
しかし、現実はそうはいきません。
子供がおつかいに行くとき、周りにいる大人はみんな知らない人です。
中には悪いことを考えている人もいるかもしれません。
連絡手段を一切持たない子供を1人でおつかいに出すのはとても危険です。
おつかいに出すときは子供がある程度大きいこと、最初は近所のスーパーに行かせることなど、注意しなければいけないポイントはたくさんあります。
学校のルールを確認する
小学校の中には子供だけで買い物に行くのを禁止している場合もあります。
おつかいに出す前には、学校のルールを事前に確認しておきましょう。
おつかいが終わった後のポイント
おつかいが終わった後も意識すべきポイントがあります。
おつかいが終わった後のポイント
- とにかく褒めてあげる
- おつりや買い物内容の確認をする
とにかく褒めてあげる
おつかいが終わったらとにかく褒めてあげることが大切です。
たとえおつかいが失敗してしまったとしても、とにかくたくさん褒めてあげてください。
1人でお店に行けた、買い物ができたというだけでもとても誇らしいものです。
頼んだものと違うアイテムを買ってきても、「1人であのお店まで行けたのすごいね」「ちゃんとお買い物できたのすごいね」など些細な事でも褒めてあげましょう。
たくさん褒めてあげることで子供の自尊心が高まり、自分への自信にもつながります。
おつりや買い物内容の確認をする
おつかい後のおつり・買い物内容の確認は、子供の成長や学習の一環として非常に重要です。
まずおつりの確認は、子供に金銭感覚を教える絶好の機会となります。
子供がお店で買い物をしておつりをもらうという経験は、具体的な金額を扱うことで、お金の価値や計算力を理解する良いきっかけとなります。
また自分で買い物をした結果としておつりが出るという体験は、自分の行動が結果をもたらすという原因と結果の関係を理解するのにも役立ちますね。
買い物内容の確認は、自分が頼まれたものを正確に買えたか、自分の判断で代替品を選んだ場合はその理由は何かなど、自分の行動を振り返る良い機会となります。
これにより子供は、自己評価の能力や自己反省の能力を育てられます。
おつかいに出す前にできること
子供のおつかいをスムーズに進めるためにも、事前に準備しておくことがあります。
何度も歩いて道を覚えさせる
子供といつも一緒に行っている場所でも、道を覚えているとは限りません。
子供は親についていっているだけで、道を全く把握していないことも考えられます。
おつかいに出す前には、「ここを右に曲がるんだよ」「ここの信号を渡るんだよ」と何度も一緒に歩いて、道を覚えさせることが大切です。
交通ルールを学ばせておく
おつかいに出す前には、交通ルールを徹底的に学ばせておきましょう。
信号のルールや横断歩道を渡るときの動作、行ってはいけない場所など、理解させておくことが大切です。
基礎的なものだけではなく、道中に危険な場所を見つけたらどうすれば良いのかなども伝えておくのがポイント。
例えば、周りが見えづらい場合は、「ここは周りが見えにくいから、絶対に止まって右左を確認してね」など、危険を回避する知恵を伝えておきましょう。
一緒に現金で支払う
現金でお買い物をさせる場合は、まず親と一緒に行いましょう。
現金を渡してお釣りを受け取る練習を繰り返すことで、おつかいのときにレジに行っても戸惑うことはありません。
ただし、一気に練習させるのではなく徐々に覚えさせるのがポイントです。
例えば最初はお金を出すだけ、お釣りを受け取るだけなどですね。
買い物から商品の受け渡しまでできるようになったら、おつかいを検討しましょう。
子供のおつかいに不安を感じたらキッズ・マネー・ステーションに参加してみよう
子供のおつかいに不安を感じている方は、ぜひキッズ・マネー・ステーションに参加してみてください。
キッズ・マネー・ステーションでは豊富なプログラムが揃っており、幼児向け、小学生向けなど小さい子供と一緒に受けられる講座もあります。
一緒にお金の使い方や買い物の仕方を学ぶことで、子供のおつかいに対する興味も沸き立てられるかもしれません。
また、実際に子育て経験のある講師が指導するため、おつかいに関する注意点やアドバイスなどもしてくれるでしょう。
まとめ
今回はおつかいは何歳から最適なのか、おつかいに出すときの注意点などをまとめていきました。
交通量や近所の人たちとの付き合い、子供の性格などによって何歳から最適なのかは異なります。
はじめてのおつかいを安全に済ませるためにも、とにかく事前準備が重要なポイント。
子供に交通ルールを学ばせること、目的地までの道を覚えさせること、約束事を徹底させることなどを入念に行った上でおつかいさせることが大切です。