この世でお金が一番大事という意見を論破できる？

「この世の中で一番大事なのはお金か」という話題は、度々議論になりますよね。

お金があれば幸せになれると信じる人もいれば、お金よりも大切なものがあると考える人もいます。

ただし、お金は生活する上で必要不可欠ですから「お金以外にも大事なものがある」という意見の方にとっては論破しにくい問題でしょう。

このページではお金が全てではないという立場から、色々なデータを参照しつつ論破するためのポイントを探っていきます。

ディベートで論破したいと考えている方も、ぜひチェックしてみてください。

このページで学べること

※当記事は2024年現在の情報になります。

※本ページにはPRが含まれます。

「お金が一番大事」と考える理由

「お金が一番大事」という意見を論破するにはまず、なぜお金が大事だと思うのか理由を見ておきましょう。

お金が一番大事だと言われる理由は、お金がないと何もできないからという意見が多いです。

人間が生活する上で、絶対に必要となるのがお金です。

衣食住も、勉強するのにも、人付き合いも、病気になった時の治療費も全てお金がかかります。

お金があれば人間が健康的に生きられ、幸福にも繋がるという考えになります。

しかし、お金を持っていると必ず幸福になるとは限りません。

次の章でお金と幸福の関係を詳しく解説していきます。

お金と幸福の関係

お金が一番大事という人の中には「お金を持っているほど幸福になる」という人もいるでしょう。

しかし、必ずしもそうとは言えません。

世界の幸福度ランキング、年収と幸福度の2つから、お金があるほど幸福とは言えない理由を述べていきます。

世界の幸福度ランキング

国連で毎年発表される「世界の幸福度ランキング 2023」を見てみると、137カ国の幸福度ランキングは以下のようになっています。

IMFが発表した2023年の世界の国GDPランキングも一緒に記載しています。

フィンランドは6年連続トップになっていますが、GDPは48位です。

日本の幸福度は47位となっておりランキング外ですが、GDPは世界3位となっています。

また、日本は「人生選択の自由」に対する数値が他国と比べて低くなっていることも、幸福度が低い理由となっているでしょう。

よって、経済成長率が高くても幸福度が高くなるとは言えません。

年収と幸福度

次に、年収と幸福度の関係を見ていきます。

年収が高いほど幸福度が上がっていきそうですが、内閣府の「満足度・生活の質に関する調査」では、以下のような結果になっています。

調査によると、年収が300万～5,000万円までの人は収入が上がるに連れて満足度が上がっていきます。

一方で年収5,000万円以上になると、年収が上がるにつれて満足度が下がっていくのです。

年収1億円以上の方は、年収700万～1,000万円の方よりも資産の満足度が低くなっています。

このことからも、お金を持っていることが必ずしも幸福だとは言えません。

お金以外に大事なもの

お金を大切にすることは大切ですが、それだけにこだわるのではなく他の大切なものにも目を向けることが大切です。

お金以外の大切なものも大事にできれば、より豊かで充実した人生を送ることができるでしょう。

お金が一番大事という意見を論破するために、お金以外の大事なものをまとめました。

①楽しい体験や経験

人生において、体験や経験は非常に重要です。

楽しい体験や経験は、お金では買うことのできない充実感や満足感をもたらします。

好きなことに没頭する時間は、私たちの人生を豊かにしてくれるでしょう。

旅行やスポーツ、趣味などをするためには、お金が必要と言う意見もあるかもしれません。

しかし、お金をかけずに誰かと何かを経験することも可能です。

何より、楽しいことをしたという「時間」自体はお金で買うことはできません。

コンサートなどはお金で買える経験ですが、抽選になるほど人気の公演ならばお金を出してもチケットを手に入れられない可能性もあります。

②健康

健康な身体はお金では買えません。

健康があるからこそ、好きなことを思い切り楽しむことができ、その結果として人生を充実させることができるのです。

逆に健康を損なってしまうと、これらの活動が制限され生活の質が低下してしまう可能性があります。

子供や孫と公園で遊ぶ、旅行で新しい文化を体験する、好きな料理を作って家族と分かち合うなど、日常生活の中のさまざまな活動も健康があってこそ楽しめるものでしょう。

健康は人生を豊かにするための基盤であり、お金では決して購入できない貴重な資産なのです。

③生活に必要な物資

水や食料、住居、衣類など、生活に必要な物資は、お金でなければ購入することができません。

しかし生活に必要な物資は、お金があっても入手できない場合もあります。

例えば、災害時には物資の価値は格段に高まるでしょう。

お金の価値も一定ではなく、いつ下がるか分かりません。

生活に必要な資源をモノとして持っている方が、お金よりも価値がある場合もあるでしょう。

④信用や地位

信用や地位、名声などは、お金だけでは手に入らないものです。

本人の努力や実績、個人の行動や考えなど、さまざまな要素が求められます。

例えば、教師を例に挙げてみましょう。

教育分野において長年にわたり献身的な教育を行った教師は、努力や成果によって地域社会や学界から高い評価を受けます。

教師の名声や信用は、専門知識、教育への情熱、生徒に対する深い理解といった要素から築かれるものです。

例えお金で地位を得たとしても、他の教師や生徒からは尊敬されず、信用を得ることは難しいでしょう。

社会での影響力や尊敬は、お金では買うことができない貴重な資産です。

⑤人との繋がり

家族や友人、恋人など、大切な人との繋がりは、お金では買うことができません。

仲良くしたいと思う人がいても、お金を渡すだけでは仲良くなることはできないでしょう。

お金で人との繋がりを作れたとしても、それはお金による繋がりでしかありません。

何か困った事態が起こった時に、お金によって繋がりを持った人では助けてくれない可能性が高いです。

心から信頼できる人との繋がりも、本人の努力や実績がないと作れません。

信頼できるコミュニティがあれば心の支えとなり、人生を豊かにしてくれるでしょう。

「お金が一番大事」という意見を論破するポイント

お金が一番大事という意見に対し、論破するポイントをまとめました。

上記の点を踏まえて、自分流の具体例などを挙げてディベートしましょう。

公のデータなどを活用できれば、説得力が出るのでおすすめです。

お金の価値について勉強するなら、キッズ・マネー・ステーションの講座に参加しよう

「お金が一番大事」という意見を論破するには、お金の価値を正しく知る必要があります。

お金について勉強したい人は、「キッズ・マネー・ステーション」の講座に参加するのがおすすめです。

キッズ・マネー・ステーションでは、全国300名以上の認定講師による専門的な金融講座を受けることができます。

子供から大人まで、年齢に合わせた様々な講座が展開されているため無理なく学ぶことが可能です。

日常の節約方法から資産運用のコツまで、お金に関する様々なことを学べます。

親子で参加できるプログラムや、オンラインで参加できるものもあるので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

具体的なプログラム内容が知りたい場合は、公式サイトをチェックしてみてくださいね。

お金が一番大事だと言う意見を論破したい人によくある質問

最後に、お金が一番大事だという意見を論破したい人によくある質問をまとめました。

Q1.この世の中でお金が一番大事？

A.お金は生活に必要なものですが、この世の中で一番大事とは言い切れません。

お金の価値はいつまでも同じではないからです。

お金の価値が急に低くなり、物で持っていた方が価値が高くなる場合もあるでしょう。

自然災害などの不測の事態が起きた時、お金だけあっても欲しい物が手に入れられない場合もあります。

Q2.お金よりも価値のあるものはある？

A.お金よりも価値のあるものもたくさんあるでしょう。

他にも大切なものはたくさんありますし、お金で買えないものもたくさんあります。

特に、体験や経験・健康・信用や地位・人との繋がりや信用はお金では買えません。

Q3.「お金が一番大事」という意見を論破したい場合は？

A.お金が一番大事という意見を論破するには、以下のポイントを重点的に話すと良いでしょう。

論破する時は、誰でも分かりやすい具体例や公のデータなどを出すのが効果的です。

例えば、「お金があれば何でもできる」という意見には「お金を払えば芸能人を独り占めできるのか」「難病を治す薬が作れるのか」などと反論すると良いでしょう。

まとめ：お金が一番大事という意見は論破できる

「お金が一番大事」という意見は、論破できます。

お金は生活に欠かせない重要な要素ですが、人生において最も価値あるものはそれだけではありません。

お金だけでは買えないもの、解決できない問題があったり、お金の価値はいつでも高いわけではないなどの理由から、お金が一番大事ではないと言えるでしょう。

また、「お金が一番大事」という意見を論破するには、お金の価値を正しく知っておくのも大切です。

キッズ・マネー・ステーションの講座ではお金の価値について学ぶことができますので、ぜひ活用してみてください。

お金の価値について勉強した上で「お金が一番大事とは限らない」という意見を述べれば、説得力が出て論破する時にも有利になるでしょう。