「資産形成のコツが知りたい!」
「初心者でも資産形成でお金を増やせる?」
人生100年時代といわれる今、資産形成は積極的に取り組んでいきたいところ。
とはいえなにをどうすればいいのか、事前に確認しておかないと不安に感じる人は多いです。
このページでは資産形成のコツ5選や、初心者でもできる方法を分かりやすく解説していきますよ。
記事後半では資産形成で失敗しないためのポイントを解説しているので、ぜひ最後まで読んでください。
※当記事は2023年現在の情報になります。
※本ページにはPRが含まれます。
資産形成を上手にするコツ5選!
資産形成とは、「①貯蓄(資産を貯める)」「②運用(資産を増やす)」「③保険(ケガや病気など万が一に備える)」の3種類を組み合わせて資産を形成することを指します。
資産形成はゼロから時間をかけて育てていくものなので、初心者でも気軽に取り組みやすいです。
結婚・子育て・老後など将来に向けて、資産形成を始めようと考える人は増えていますね。
資産形成を効率良くすすめるためには、まずはコツを押さえることが重要です。
下記の通り資産形成のコツ5選を解説しますので、資産形成上手になるための参考にしてください!
資産形成を上手にするコツ5選
- 長期運用で複利効果を狙う
- リスクは分散させる
- 定額で毎月積立投資をする
- 目標金額を決めておく
- 利回りがある運用をする
①長期運用で複利効果を狙う
資産形成を上手にするコツの一つ目は、中長期的に投資を続けることで「複利」の効果を得ることです。
複利効果とは、運用で得た利益を当初の元本にプラスして再び運用に回すことを指します。
「複利」の反対は「単利」と呼び、運用で得た利益を元本にプラスせずに毎回受け取り当初の元本の金額のままで運用することを指します。
複利でどれくらいの利益を得ることができるのか、下記を参考に確認していきましょう。
下記の例は投資リターン(投資収益率)を年10%とし、100万円を元手に10年間投資運用した場合に得られる複利を示しています。
100万を元手に運用した結果、10年後には259万円に資産が増えていますね。
複利の効果は、投資期間が長期になるほど高くなることが分かります。
単利の利益は200万円なので、その差は約60万円!
資産形成で投資する際は、長期でコツコツ続けることで複利の効果を狙っていきましょう!
参照元:金融庁『投資とは』
②リスクは分散させる
投資の世界における「リスク」とは日常生活で使う「危ない」という意味ではなく、結果が不確実であることを意味します。
「リスクが大きい」とはリターンの振れ幅が大きいことを意味し、ハイリスクハイリターンとよく言われますね。
大きなリターンを狙うほど、リスクを分散させる工夫が必要です。
そこで分散投資は、リスクを小さくするのに有効な方法なのでおすすめです。
リスクを最小限に抑えて、安定したリターンが期待できます。
③定額で毎月積立投資をする
資産形成はどのような投資商品を選ぶかだけでなく、「どのように買うか」も重要です。
毎月一定の金額で積立投資することで、「価格が高い時は少なく」「価格が低い時は多く」買います。
市場動向に左右されるように思えますが、長い目で見ると実際は購入単価は平準化されていくのが特徴です。
積立投資とは時間(時期)を分散する投資手法の一種で、ドルコスト平均法とも呼ばれますね。
長期運用する際におすすめの方法で、価格変動のリスクを軽減できるため投資に抵抗がある初心者でも始めやすいです。
④目標金額を決めておく
資産形成を上手にするコツ4つ目は、明確な目標金額を決めておくことです。
目標金額を決めることで、目標達成するまでに必要な期間・月額が分かります。
例えば目標金額を1,000万円とする場合、資産形成を始める年齢と定年までの年数から月額の積立額の目安を算出できますね。
下記を参考に、あなたの目標金額を達成するために必要な期間や月額を調べてみてください。
目標を定めることで、自分に合った資産形成する方法が見えてきますよ。
⑤利回りがある運用をする
資産形成は、利回りがある運用をすることを念頭に置きましょう。
利回りとは、投資金額に対する1年あたりのリターン(投資収益)の割合を指します。
ポイントは、目標金額の達成に適した利回りで投資を開始することです。
30年間で目標金額1,000万円を達成するために必要な月額を、それぞれの利率をもとに比較し下記にまとめました。
30年間かけて1,000万円達成する場合、20年間で目標達成するよりも月額の負担額が大きく異なります。
長い時間をかけて複利運用することで、ローリスクで着実に資産を増やせますよ。
なお利回りが良いほど収益は高くなりますが、リスクも高くなるので注意しましょう。
初心者でもできるおすすめの資産形成の方法5つ
資産形成とは実際に「なにを」「どのように」すれば良いのか、具体的かつ実践的な方法を分かりやすく解説していきます。
初心者でも取り組みやすいおすすめの資産形成の方法は、下記の5つです。
初心者でもできるおすすめの資産形成の方法5つ
- 「NISA」「iDeCo」で節税する
- 「ロボアド(ロボアドバイザー)」を頼る
- 「投信(投資信託)」で運用はプロに任せる
- 「株式投資」で配当金・株主優待を狙う
- 「個人向け国債」で安全性を重視する
「NISA」「iDeCo」で節税する
初心者でもできるおすすめの資産形成の一つ目は、「NISA」「iDeCo」の利用です。
それぞれの詳細は、下記の通りです。
- NISA
少額投資非課税制度。
年間最大120万円・最長5年間は投資で得た利益が非課税になる。 - iDeCo(個人型確定拠出年金)
自ら拠出した掛金を60歳まで自分で運用する年金制度。
60歳まで原則引き出し不可。
長期分散投資に興味ある人は年間最大40万円・最長20年間投資利益が非課税になる「つみたてNISA」もあるのでチェックしてみてください。
途中で解約することも可能ですが、長く運用したほうが複利に期待できますね。
iDeCoは、うっかり手を付けてしまわないか不安な人にもおすすめです。
ただし普段の生活に無理のない範囲で積み立てるようにしてくださいね。
どちらも節税効果に期待できる制度なので、より利益を出したい人にぴったりです!
「ロボアド(ロボアドバイザー)」を頼る
ロボアド(ロボアドバイザー)とは、最初にいくつかの質問に答えるだけで自分にぴったりの運用スタイルや目的に合う金融商品を提案してくれるサービスです。
資産形成に関する知識に自信がない人や初心者は、ロボアドに頼ることも検討してみましょう。
少額投資でも利用でき、長期分散投資に向いているので時間をかけて資産を形成していけるのがメリットです。
自動で運用してくれるとはいえ投資ですので、元本が保証されていない点は覚えておいてください。
またロボアドは長期運用に強いサービスなので、短期で利益を得たい人には向いていません。
気軽に始められて初心者に人気のサービスなので、自分で資産運用するのが不安な人はロボアドの導入をぜひ検討してみてください。
手数料や運用内容などをまずは比較してみましょう!
「投信(投資信託)」で運用はプロに任せる
初心者におすすめしたい資産形成の方法3つ目は、投信(投資信託)です。
100円/月の少額からでも気軽に始められるうえ、長期運用にぴったりなので運用資金に余裕がない若者にぴったり!
投信では、投資家から集めた資金をもとに投資のプロが運用して得た利益が分配されます。
そのため投資に関する知識がない人でも、安心して始められるのがメリットです。
基本的に分散投資されるので、リスクも気になりませんよ。
「株式投資」で配当金・株主優待を狙う
株式投資は「株」とも呼ばれ、投資商品のなかでもメジャーな投資方法の一つですね。
短期間で利益を得やすいですが、初心者はリスクが高いので長期で地道にコツコツと運用するよう心掛けてください。
初心者におすすめする理由は、株式投資では配当金や株主優待を得られるからです。
株式投資は100万円など、ある程度まとまった資金が必要なイメージがあります。
しかし最近は「単元未満株」「ミニ株」などと呼ばれる、少額からでも投資できる証券会社が増えていますよ。
ただし少額投資の場合、株主優待の対象外であったり制限がある場合もあるので事前チェックが重要です。
「個人向け国債」で安全性を重視する
初心者には、個人向け国債もおすすめです。
国債とは国が発行する債券を指し、元本割れのリスクがとても低いのが特徴。
その代わり大きなリターンは期待できませんが、銀行の定期預金よりは金利が高いですよ。
リスクをなるべく回避して安全性を重視したい人は、個人向け国債がおすすめです!
資産形成で失敗しないためのポイント5選
資産形成に興味はあるものの、失敗してしまうのが不安でなかなか一歩を踏み出せない人は多いです。
資産形成のコツだけでなく、失敗しないための下記のポイントもしっかり押さえて成功へと向かいましょう!
資産形成で失敗しないためのポイント5選
- 無理のない範囲の金額で資産形成をする
- 金融商品はよく調べてから選ぶ
- 自分に合った運用プランにする
- 投資方針書を作成する
- 相談できる相手を作っておく
①無理のない範囲の金額で資産形成をする
資産形成は生活が苦しくならない、無理のない範囲の金額に収めるようにしましょう!
特に積立投資を長期運用をしようとしても、積立金額の設定を間違えてしまうと失敗に終わってしまうかもしれないです。
積立金額は大きくしすぎないで、生活に支障がない金額に抑えてください。
万が一事故や病気でまとまった金額のお金が必要になった際、預貯金が不足していると積立資産を売却せざるを得ない可能性もありますよ。
生活費・預貯金・積立金などをバランス良く組み合わせていけば、資産形成で失敗しにくいです。
②金融商品はよく調べてから選ぶ
投資はリスクが伴うものですが、リスクとリターンのバランスを考慮して商品を選ぶようにしてください。
金融商品のラインナップは豊富にあり、リスク・リターンはそれぞれ異なります。
リスクを回避しようとすると、リターンが低くなり資産が思うより増えません。
しかしリターンを求め過ぎてハイリスクの商品に手を出すと、失敗に終わる可能性が高いです。
事前に購入しようと考えている商品は、投資対象の国・地域・資産の種類などを入念に調べてから買いましょう!
③自分に合った運用プランにする
適切な積立金額の設定のほか自分に合った運用プランにするのも、資産形成を失敗しないコツの1つです。
「マイホーム購入の頭金を作る」「老後資金を作る」など、適した運用プランを立てることが大切ですよ。
例えばマイホーム購入の頭金であれば、必要なお金を貯めるまでの5年など割と短い年数での運用が多いです。
他方で老後資金を貯めるためであれば、20年・30年の長期運用を想定しているでしょう。
運用プランは投資の目的・期間を明確にしたうえで、取るリスクをどうするか慎重に検討してください。
④投資方針書を作成する
資産形成を始める際は、自分なりで良いので「投資方針書」を作成しておくと失敗しにくくなりますよ。
投資は感情が左右されやすく、市場の価格変動による精神的な負担が大きいです。
事前に投資方針書を作成して、そのルール通りに淡々とすすめていくのが投資を長く続けるための秘訣ですよ。
不安や迷いが出てきた時は、定期的に投資方針書を見直しましょう。
投資方針書は、下記の例を参考に作成してみてください!
【投資方針書】
目的: 60歳までに老後資金を貯める
運用期間: 60歳までの30年間
運用方法: 積立投資
商品: 世界株のインデックスファンド・個人向け国債
備考: 年末に必要があればリバランス
万一に備えて、生活費の半年分は預金して投資に回さない
⑤相談できる相手を作っておく
日本では家族や友人同士でも、お金の話をするのはタブー感があります。
しかし資産形成をするのであれば、気軽に相談できる相手はいた方が良いですよ。
セミナーやイベントで、気軽に資産形成や投資について話せる仲間を見つけることをおすすめします。
相談はもちろん、情報収集にも役立ちますよ!
資産形成で不安や悩みがある人は「キッズ・マネー・ステーション」に相談しよう
キッズ・マネー・ステーションのおすすめポイント
- 金融教育18年のパイオニア
- 文部科学省検定教科書に掲載の実績
- 親子で一緒にお金と仕事を考える
- 子育て世代ならではの資産形成のノウハウが分かる!
資産形成について不安や悩みを抱えている人は、キッズ・マネー・ステーションに相談してみてください!
キッズ・マネー・ステーションは「親子で一緒にお金と仕事を考える」をテーマにした、日本の金融教育のパイオニアです。
投資教育のコンテンツも提供しており、子育て世代のための資産形成のノウハウが学べます!
親だけでなく子供も一緒に学べる講座なので、自分の勉強だけでなく子供の将来にも備えられるのが嬉しいですね。
【まとめ】資産形成のコツは無理のない範囲で良いから長期間継続すること!
資産形成を上手にするコツは、無理のない範囲で長期間継続すること!
このページでは資産形成のコツ・初心者向けの方法・失敗しないポイントを解説していきました。
資産形成を上手にするコツ5選
- 長期運用で複利効果を狙う
- リスクは分散させる
- 定額で毎月積立投資をする
- 目標金額を決めておく
- 利回りがある運用をする
初心者でもできるおすすめの資産形成の方法5つ
- 「NISA」「iDeCo」で節税する
- 「ロボアド(ロボアドバイザー)」を頼る
- 「投信(投資信託)」で運用はプロに任せる
- 「株式投資」で配当金・株主優待を狙う
- 「個人向け国債」で安全性を重視する
資産形成で失敗しないためのポイント5選
- 無理のない範囲の金額で資産形成をする
- 金融商品はよく調べてから選ぶ
- 自分に合った運用プランにする
- 投資方針書を作成する
- 相談できる相手を作っておく
資産形成について悩みや不安がある人は、キッズ・マネー・ステーションまで気軽にご相談ください。
資産形成・教育資金など子育て世代ならではの相談に、丁寧にお答えします!