最近VISAデビットカードが人気ですが、VISAデビットカードって何?という人も少なくないかもしれません。
クレジットカードは締め日の1か月程度後に利用代金を支払います。これに対し、VISAデビットカードは利用と同時に銀行口座から引き落しになります。
支払がすぐに終わるので預金残高に注意する必要があります。しかし、使い過ぎの危険性はありません。
クレジットカードの使い過ぎでヒヤリとした経験がある人にはお勧めです。
2023年現在の情報になり、お申込みの際はご自身でご判断ください。
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VISAデビットカード最大のメリットは引落日を気にしなくて済む
VISAデビットカードの最大のメリットは、引落日の心配をしなくて済むことではないでしょうか。
クレジットカードの引落日は実際に買い物をした日の2か月程度後のことが多いです。しかし、その時には自分の買い物をした金額を覚えていないかもしれません。
信販会社は支払日直前に口座残高を確認してくださいとメールをしています。しかし、それでも忘れている人は少なくありません。
もちろん支払ができなかったり、支出がきつい月だったりすればどうしようもありません。
クレジットカードの支払が遅れると結構面倒なことになります。
信用情報機関に登録されるだけではありません。信販会社への支払もちょっと面倒です。
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支払日の緊張感から解放
一度支払が遅れた経験があると、また遅れるのではないかと心配になる人が少なくありません。
実際に支払日を忘れていて残高不足になると、信販会社と銀行のデータに登録されます。
信販会社の信用が落ちるのは仕方ありませんが、銀行も「引落不能」のデータは蓄積しています。
将来、その銀行で住宅ローンやマイカーローンを利用しようとする場合、審査で不利になる可能性があります。
デビットカードを利用することでこのような心配から解放されます。
「信用」に影響しないデビットカードですから、マイナス評価の対象になりません。
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使い勝手はVISAカードと全く同じ
とはいえ、VISAデビットカードを使ったことがない人にとって、使い勝手の良し悪しは不安材料です。しかし、心配無用です。
VISAデビットカードは、文字通りVISAカードです。
VISAが利用できる店舗であれば、全国どこでも利用できます。もちろん海外でも利用できます。
話はそれますが、海外の銀行もVISAデビットを発行しています。
日本人も海外の銀行口座を開設することができますが、キャッシュカードにVISAデビットが組み込まれていることがあります。すると、そのデビットカードは日本のコンビニなどでも利用できるのです。
VISAデビットは世界共通仕様です。
信用情報が怖くない
先ほど述べた信用情報は今後の借入で大きな影響を及ぼします。
自家用車購入の際にマイカーローンを利用する人も少なくないでしょう。この際金融機関は必ず信用情報機関に照会します。
クレジットカードの支払が1回程度遅れても実際に審査に響くことはありません。
しかし、2度3度と重なると話は別です。また、借入申込をした月に支払が遅れると、さすがに「この人どうなの?」と疑われます。
VISAデビットであれば、このような問題は生じません。もっとも、預金口座にある程度の資金が残っている事が前提だということは知っておくべきでしょう。
ポイントは付かないけどキャッシュバックがあります!
ではデビットカードにはクレジットカードのようなポイントはないのでしょうか。
残念ながらポイントはありません。
ポイントは請求とともに算定するので、請求がないデビットカードには付けにくいのです。
しかし、ポイントよりもっとありがたいものがあります。
キャッシュバックです。0.5%程度が平均ですが、クレジットカードのポイントよりありがたいはずです。
クレジットカードのポイントは期限があって、期限切れ間近には無駄遣いの原因になります。しかし、デビットカードのポイント翌月には利用額を集計して自分の預金口座に入金されます。
利用額が少なければ大した金額にはなりません。でも、ちょっと嬉しくなりませんか?
キャッシュバックは銀行によりマチマチ
このキャッシュバック率はVISAデビットカードを発行する銀行によって決まります。
VISAデビットカードで一番キャッシュバック率が高いのは住信SBIネット銀行です。
ただ、0.6%であり、他の銀行より0.1%高いだけです。
ちなみに0.5%なのはイオン銀行・りそな銀行・ソニー銀行等です。
ちなみにソニー銀行のキャッシュバック率は取引状況によって最大2%になります。
ただ、外貨預金や投資信託の積み立てが必要になったりするため、あまり現実的ではありません。0.5%と考えた方がいいでしょう。
とはいえ、JCBやMUFGなどの大手のポイント還元率が商品券ベースで0.5%であるのと比べると割がいいと言えます。
なにしろこちらは「キャッシュバック」なのです。
クレジットカードより気楽
キャッシュバックなので、自分はポイントのことを気にする必要はありません。
ポイントのように利用金額によって「ステージアップ」という宣伝にあおられることもありません。期限切れのストレスからも解放されます。
デビットカードの利用により、クレジットカードを利用することによるストレスから解放されます。支払が遅くなることもポイントが付くことも悪い事ではありません。
むしろ歓迎すべきことでしょう。しかし、それが自分の負担になってしまっては意味がありません。
審査がないので高校生も使えます
ちなみにVISAデビットカードは高校生でも利用できます。
デビットカードは審査がないので、身分証明書だけでOKです。
ネットバンクであれば口座開設とともにデビットカードが付いてきます。
口座残額がなければ利用できませんが、預金残高の範囲内でクレジットカードのように利用できます。
高校生の子供にお金の教育をする一つの手段と言えるのではないでしょうか。
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VISAデビットカードは保険も充実
VISAデビットカードにはクレジットカードのような保険があるのでしょうか。
VISAデビットカードもクレジットカード同様にネットで利用することができます。そのため、不正利用の可能性は否定できません。
クレジットカードでは不正利用に備えた保険があります。VISAデビットにも同様の保険があります。
もっとも、保険があるからと安心しきってはいけません。あまりにもズサンな管理をしている場合には、補償をしてくれないこともあります。
カードに暗証番号を書いたり、生年月日を暗証番号にしたりするようなことは厳禁です。
第三者不正利用保険
保険の内容はVISAデビットカードを発行した銀行によって多少違いがあります。
しかし、たいてい被害にあってから60日以内に銀行へ申し出れば補償対象になります。
このような保険があることでVISAデビットカードを安心して利用することができます。
Amazonや楽天のようにネットでの買い物をする頻度が高くなると、必然的に情報漏れの危険性があります。
この手の被害に合うと、カードを利用できる限り利用し尽されます。つまり口座残高がゼロになるまで利用されるのです。
第三者不正利用保険は重要です。
ショッピング保険
また、VISAデビットカードによってはショッピング保険がある場合もあります。
これも買い物から60日以内の破損や盗難が対象です。もちろん、故意や過失によるものは補償対象外です。
VISAデビットカードは海外旅行で利用することが多いです。
キャッシュカードと一体化しているため、海外で現金を引き出して両替手数料を節約したい人に最適なのです。
しかし、海外での買い物は盗難の可能性が高いです。ショッピング保険がついていると安心です。
ショッピング保険は年会費無料の一般的なクレジットカードには付いていないことが多いです。
VISAデビットカードなら安心です。
海外旅行保険もVisaデビットカード
スルガ銀行ANA支店には「Financial Pass Visaデビットカード」というISAデビットカードを発行しています。
ANAのマイレージサービスと一体化したカードですが、このカードには海外旅行傷害保険がついています。
クレジットカードであればゴールドカードや一部の年会費有料一般カードにしかついていない旅行傷害保険です。
もちろん「Financial Pass Visaデビットカード」は年会費無料です。
VISAデビットカードが不正利用された場合の対応方法!
先ほど述べたようにVISAデビットカードには「第三者不正利用保険」があります。この保険があることによって、カード詐欺に引っかかっても補償を受けることができます。
ただし、無条件に補償が適用されるわけではありません。きちんと手続をすることが大切です。また、先ほど述べた通り自分に大きな責任がある場合には補償の対象外です。
故意に不正利用をさせた場合は言語道断ですが、重過失と言われる場合にも適用されません。重過失とはあまりに不注意が過ぎる場合のことです。
例えば、カードに暗証番号を記入していると、簡単にデビットカードを利用されます。通常デビットカードが盗まれても、暗証番号がわからないと利用できません。
簡単にわからない暗証番号なら不正利用の可能性は非常に低くなります。
暗証番号を利用された場合、当然「どうして暗証番号がバレたのか?」と聞かれます。
カードに書いてあったり、生年月日を利用したりした場合には「重過失」となり、補償を受けることは絶望的です。
まず警察に届け出を
VISAデビットカードを不正利用されたとわかったら、まず警察への届出が必要です。
届出をしても警察が本腰を入れて捜査をしてくれるとは限りません。
現実問題として、何もしてくれないことも多いのです。
しかし、警察に届出をすると「事件番号」をもらえます。この番号が銀行などに不正利用の届出をする場合に必要になります。
ちなみにVISAデビットに限らず、交通事故の際に利用する自動車保険の場合も同様です。
人身事故であれば当然ですが、物損事故の場合であっても警察への届出は必要です。必ず「事件番号を教えてください」と聞かれます。
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失くしたクレジットカードを不正利用された時の対応方法はカード会社への連絡と警察への連絡です。
定期的に口座内容の確認を
不正利用の届出には期限があります。
先ほど述べた通り、たいてい60日ですが、銀行によっては30日の場合もあります。定期的にVISAデビットカードの引落口座を確認して、覚えのない利用がないか確認することが大切です。
クレジットカードの場合は、直近の利用状況がわからないことが多いです。そのため不正利用に気が付くのが遅れます。
しかし、VISAデビットカードなら利用とともに口座から引き落とされます。そのため、不正利用をされるとすぐにわかります。
ちょっとでも早く不正利用を察知し、手立てを打つことで犯人を探し出して処罰させることができます。もちろん、自分の口座に降りかかる被害を排除することもできるのです。
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クレジットカードのネット不正請求の補償について詳しく解説