クレカ入門

クレジットカードのネット不正請求の補償について詳しく解説

クレジットカードのネット不正請求の補償について詳しく解説

今回は、クレジットカードの不正請求について解説します。

不正請求の多くは、海外の買い物であり、金額は1万円単位のものが多いです。当然、こんな買い物をした記憶がなければ支払う必要はありません。

2024年現在の情報になり、お申込みの際はご自身でご判断ください。

※本ページにはPRが含まれます。

不正請求は盗難保険で対応

ネット通販の利用が多くなりクレジットカード決済とはいえカード自体を必要としないケースが増えています。つまり、カードがなくても番号を知っていれば買い物ができます。

海外通販も同様で、カード番号を盗み取ることで自由に買い物ができてしまうのです。

このような場合、カード自体は盗難に遭っていないものの、カード会社の盗難保険で対応できます。

請求書に身に覚えがない請求があったら、すぐにカード会社に連絡をしてカードの利用を止めることが大切です。同時に警察に連絡をして被害届を出すとともに、カード会社で盗難保険の申請をするのです。

自分に落ち度がなければ補償されます

とはいえ、盗難保険も全ての事故に対して対応してくれるわけではありません。自分に落ち度があれば相手にしてくれません。保険とはいえ、無尽蔵に補償をしていたら保険会社の経営が成立しないためです。

また、中には悪質な「保険金詐欺」もあります。

海外通販を利用する際、現地の協力者に買い物をさせ、盗難だと被害届を出すのです。この手の詐欺被害は犯人が捕まることはありません。そのため、100%保険金支払で対応することになります。

このようなことがあるため、ネットによる不正請求は単なるカードの盗難よりカード会社の追及は激しいです。もちろん、チェックを終えて問題なしと判断されれば全額補償されます。

落ち度があると補償されません

カード会社のチェックで会員に落ち度があると補償されません。

最近多いパターンが、お金に困ってクレジットカードの現金化をするケースです。ショッピング枠でお金を借りることができると評判が高いのですが、業者がカード情報を「転売」しているのです。

ショッピング枠の現金化はカード会社の規約で禁止されています。

当然、このような事実が把握されたら補償対象外になります。

先ほどネットによる不正利用は追及が厳しいと言いましたが、直近のカード利用についてかなり確認されるのです。危険なことを承知しつつ海外のアダルトサイトに繋いだりしても落ち度があると判定されることがあります。

請求期限は60日

そして、一番大切なことは、毎月のカード利用明細の確認です。請求明細を確認して、不審なものが入っていないかチェックするのです。

補償の請求期限は60日です。

締日の関係から、毎月チェックしていないと万が一不正請求があっても間に合わないことがあるのです。

不正請求の防止策

補償があるからある程度注意していれば大丈夫と言うものではありません。一番大切なことは、このような被害に遭わないことです。

そのためには、日常から自分の行いを十分注意することが必要です。

危ないサイトには近づかない

まず大切なことは、危ないサイトには近づかないことです。

これは先ほど挙げた海外のアダルトサイトに限らず、カード情報を必要としないサイトも同様です。

ご存知の通り、海外のサイトの中にはサイトに接続するとともにウィルスを感染させるサイトもあります。

このようなウィルスがハードディスク内のカード番号を探し出し、盗み出していくのです。

セキュリティソフトを導入したり、カード番号をパソコンに記憶させなかったりすることも大切です。

また、通販サイトの中にはカード番号を登録できるようになっていることがあります。これも万が一の際に危険が伴います。やめた方が賢明です。

バーチャルカードの利用

最近、ネット通販専用のクレジットカードを発行するケースが増えました。これは、一種の家族番号のようなものを発行するものです。

カード番号は元のカードとは別ですから、万が一情報が流出しても被害は最低限です。

バーチャルカードを無効にしても、元のカードは無傷ですから、改めて番号変更することによる煩わしさも軽減できます。

このようなバーチャルカードを導入するカード会社は増加しつつあります。ネット不正利用による被害が増加しているため、何らかの手段を講じないと保険料が高くなるためです。

盗難保険はカード会社の経費で結構大きな割合を占めています。

しかし、信販会社がある程度の対策を講じて「事故」が少なければ保険料も下がります。バーチャルカードの導入で被害が少なくなればカード会社にもメリットがあるのです。

枚数は最低限に

ネット不正の防止に限りませんが、クレジットカード関連の事故を防ぐためには、カード自体の枚数を減らすことが必須です。

クレジットカードが多すぎて財布がパンパンの人もいますが、それがどれだけのリスクになっているかを知らないのでしょう。

自分がほとんど利用していないクレジットカードでカード詐欺があったら対応が遅れます。限度額いっぱいまで利用されて口座残高不足になってからでは遅すぎます。

自分が持っているクレジットカードの明細は必ず毎月確認することが必要です。

もし、それができないなら利用頻度が低いカードから解約すべきでしょう。

クレジットカードニュース編集部おすすめ記事

審査が通りやすいカードは存在する
【審査が甘い・緩い】審査が通りやすいカードは存在する?作りやすいクレジットカードの特徴から審査を通過する方法を紹介

-クレカ入門

© 2024 Money Education