教育費を考える

私立学校にかかる教育費はいくら?幼稚園~大学までの平均相場・公立との違いを解説

私立学校にかかる教育費はいくら?幼稚園~大学までの平均相場・公立との違いを解説

「子供を私立に通わせたいけど、大学までにかかる教育費はいくらになるの?」
「私立のみに進学させたら、公立との差はどれくらいある?」
「教育費が足りるか不安…。」

このように子供の教育費について悩んでいませんか?

子供が将来豊かで安定した生活を送るためにも、きちんとした職に就いて欲しいと願うのが親心というもの。

そのためにも、私立学校で質の高い教育を受けさせようとする人が多い傾向にあります。

しかし私立進学で気になるのが教育費…。

私立は教育費がかかるというイメージが強く、お金を調達できるか不安な人は多いです。

このページでは、私立学校で幼稚園~大学までにかかる教育費を解説していきます。

私立進学に必要な教育費をいつまでに・どれくらいの額を準備する必要があるのか、資金計画を立てる際の参考にしてください。

記事後半では私立進学に必要な教育費を確保するためにおすすめの、国の支援制度を紹介していますよ。

費用的に子供を私立に進学させるのは「現実的に厳しいかも…」という人は、チェックしておきましょう!

最後まで読んで、子供の将来のために教育費を確保する準備をしていきましょう!

このページで分かること

  • 私立幼稚園~大学までにかかる教育費は2,000万円超!
  • 公立(幼稚園~大学まで)にかかるトータル教育費は約1,000万円
  • 教育費が足りない場合の国の支援制度

*2024年現在の情報になります。

※本ページにはPRが含まれます。

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私立幼稚園~私立大学までにかかる教育費は2,000万円超!

私立大学までの教育費-20230206

私立 教育費の平均相場
幼稚園(3年間) 約92万円
小学校(6年間) 約999万円
中学校(3年間) 約430万円
高校(3年間) 約315万円
大学(4年間) 約838万円
総額 約2,674万円

文部化科学省の調査によると、私立幼稚園~私立大学までにかかる教育費は約2,600万円でした。

かなりの大金ですね…。

しかし一気に2,000万円以上の大金を準備する必要はないので、安心してください。

子供の年齢や進学のタイミングに合わせて、都度間に合うように教育費を調達していければ問題ありません。

具体的に「いつまでに」「どれくらい」の教育費が必要なのか気になる人は、下記の幼稚園~大学までにかかるそれぞれの教育費を確認してください。

私立幼稚園~私立大学までにかかる教育費

  • 私立幼稚園の教育費
  • 私立小学校の教育費
  • 私立中学校の教育費
  • 私立高校の教育費
  • 私立大学の教育費

それぞれの私立学校でかかる教育費を押さえて、しっかり資金計画を立てて将来に備えましょう!

参照元:文部科学省『令和3年度子供の学習費調査』

私立幼稚園の教育費

私立幼稚園 教育費の平均相場
総額(3年間) 約92万円
年額 約30.9万円
月額 約2.6万円

私立幼稚園に子供を3歳~5歳までの3年間通わせた場合、教育費の総額は約92万となります。

年間に概算すると約30.9万円/年、月額は約2.6万円です。

子供の教育に力を入れている家庭では、私立幼稚園に通わせる傾向にあります。

私立小学校のお受験に備えるため、というのが主な理由ですね。

私立小学校の教育費

私立小学校 教育費の平均相場
総額(6年間) 約999万円
年額 約166.7万円
月額 約13.8万円

私立小学校6年間の教育費は、総額で約1,000万円という調査結果でした。

年間にすると約166万円で、月額は13.8万円です。

月額でみると、私立幼稚園の5倍以上教育費がかかっていることが分かります。

小学校に上がると授業料以外に塾や家庭教師費など、学校外活動費の負担が大きくなる傾向です。

私立中学校の教育費

私立中学校 教育費の平均相場
総額(3年間) 約430万円
年額 約143.6万円
月額 約11.9万円

私立中学校の教育費は、3年間で約430万円です。

年間では約143万円で、月額は約12万円です。

私立小学校の月額と大きく変わらないですね。

私立高校の教育費

私立高校 教育費の平均相場
総額(3年間) 約315万円
年額 約105.4万円
月額 約8.7万円

私立高校3年間の教育費は約315万円で、上述の中学校3年間と比べるとやや教育費は下がっていますね。

年間が約105万円で、月額は8.7万円になります。

私立のみの進学が資金的に厳しい家庭であれば、高校から私立に進学することも視野に入れてみると良いですね。

私立大学の教育費

私立大学 理系 文系
総額
*入学費用含む
約916万円 約760万円
年額 約183.2万円 約152万円
入学費用 約88.8万円 約81.8万円

日本政策金融金庫の調査によると、私立大学の理系学部に進学した場合の教育費の総額は約916万円、文系であれば約760万円という結果でした。

参照:日本政策金融金庫『令和3年度 教育費負担の実態調査結果』

理系と文系では、文系の方が教育費がやや低くなっています。

理系であれば医学部や薬学部など6年制の学部も含まれるため、総額に差が出たと考えられますよ。

また上記には含みませんでしたが、大学進学の際は受験費用や一人暮らし費用なども考慮した資金計画が必要です。

大学は通学できる範囲に進路を絞るのか、一人暮らしも視野に入れておくのかなど、慎重に検討してください。

公立(幼稚園~大学まで)にかかるトータル教育費は約1,000万円

私立大学までの教育費②-20230206

公立 教育費の平均相場
幼稚園(3年間) 約47.2万円
小学校(6年間) 約211万円
中学校(3年間) 約161万円
高校(3年間) 約154万円
大学(4年間) 約592万円
総額 約1,073万円

公立のみに進学した際の、教育費総額も見ておきましょう!

公立幼稚園~公立大学までにかかる教育費は、トータルで約1,000万円です!

私立のみに進学するか、公立のみに進学するかで教育費の差は2倍以上になります。

子供の教育は大事とはいえ、家計状況に見合った進学先なのか改めて検討してみましょう。

教育費が足りない人は国の支援制度を活用しよう!

私立大学までの教育費③-20230206

学資保険や定期貯金などを利用して、教育費を確保していっている人は多いですよね。

なかにはNISAやジュニアNISAなど、投資で教育費を調達している人もいます。

それでも「教育費が足りないのでは…」と不安を抱えている人は、国の支援制度を活用することも視野に入れておきましょう。

家庭の事情で途中で授業料が払えなくなった際も、国の支援制度を活用すれば子供が進学を諦めずにすみます!

おすすめの支援制度は、下記4つです。

4つのおすすめ支援制度

  1. 児童手当
  2. 就学支援制度
  3. 高等学校等就学支援金
  4. 給付型奨学金

子供の将来のためにも、万一に備えて国の支援制度を事前チェックしておきましょう!

支援制度の内容を知っておくだけで気持ちにも余裕ができますし、「お金が足りない!」と直前に慌てなくてすみますよ。

①児童手当

児童手当とは、中学3年生までの子供がいるすべての家庭に手当金が支給される制度です。

3歳未満の子供がいる家庭には、一人当たり一律15,000円の支給があります。

3歳~小学校終了前までは一人当たり10,000円の支給ですが、第3子以降への支給は15,000円/人です。

中学1年生~3年生は、一律10,000円/人の支給になります。

ただし2021年の法改正により、現在は世帯年収が1,200万円以上ある世帯は児童手当が支給されないので注意してください。

②就学支援制度

就学支援制度とは、家庭の経済的な事情により進学が困難な子供が進学できるように支援する制度です。

幼稚園~大学まで、子供の年齢や学年に適した就学支援制度を活用しましょう。

「幼児教育・保育の無償化」「児童手当」「奨学金」などが代表的な制度ですね。

ただし制度の種類や自治体などによって要件や支給額などが異なる場合があります。

子供の年齢に合わせてそれぞれチェックして、自分の家庭が要件を満たしているのか確認が必要ですよ。

③高等学校等就学支援金

高等学校等就学支援金は、世帯年収約910万円未満の世帯の子供を対象にした支援制度です。

高校のみ私立高校に進学する場合でも、公立への進学と比べると私立高校にかかる教育費のほうが高くなります。

さらに高校では大学進学費や受験費・塾代など、授業料以外のコストも考慮しなくてはなりません。

しかし高等学校等就学支援金は実質高校の授業料が無償化となりますので、当てはまる世帯であれば利用しておきたいところですね。

両親の働き方や子供の人数によって支援金の額が変わるので、事前チェックは大切ですよ。

④給付型奨学金

給付型奨学金も支援制度の一つで、返還する必要がないタイプの奨学金です。

家庭の経済事情によって大学進学を諦めざるを得なかった子供も、学習意欲や成績などの評価次第で給付型奨学金がもらえます。

ただし給付型奨学金は厳しい審査に通過する必要があるうえ、倍率も高いため誰でも受けられるわけではありません。

さらに審査に通過したとしても奨学金が支給されるのは、入学後の場合がほとんどです。

そのため奨学金を当てにしすぎていると、入学金や授業料の納付に間に合わなくなる恐れが…。

国の支援制度を活用しつつも、自分でも子供のためにある程度教育費を準備しておく必要がありますよ。

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【まとめ】私立大学までの教育費を確実に確保するためには支援制度も活用しよう

私立幼稚園~私立大学まで進学する場合にかかる教育費の目安は、約2,600万円でした。

公立のみの進学にかかる教育費の目安が約1,000万円で、私立と公立の教育費は2倍以上もの差がありますね。

子供の豊かな将来のために、「私立学校で質の高い教育を受けて欲しい!」と考える親は多いです。

しかし教育費の壁があり現実的ではないと諦めている人も一定数います。

そんな人は、国の支援制度をどんどん活用しましょう!

支援制度の種類によって世帯年収の上限や子供の成績など要件が異なるので、子供の年齢や進学先に適した制度を利用できるかこまめにチェックして情報収集してください。

近年は子育て支援が手厚くなってきているので、経済的な事情で子供が進学を諦めなくてもよくなってきていますよ!

教育費の捻出・家計の見直しなど子供の教育のために親ができることを学びたい人は、キッズ・マネー・ステーションの講座に参加してみてください。

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