お小遣いの渡し方やルールをどう決めていけば良いか、頭を悩ませていませんか?
お小遣いはお金教育の一環として、重要な役割を担います。
お小遣いのやりくりを通して、お金の大切さ・正しい使い方を子供は学んでいくのです。
このページではお小遣いを通してお金教育をする理由や、お小遣いのおすすめの渡し方を解説します。
記事後半では、お小遣いルールの決め方を解説していますよ。
最後まで読んで、お小遣いを通してお金教育をする際の参考にしてください。
正しいお金との付き合い方が身につけば、子供の将来も安心ですね。
※当記事は2023年現在の情報になります。
※本ページにはPRが含まれます。
お小遣いがお金教育に適しているのはなぜ?
お小遣いは、子供のお金教育に最適だとよく言われます。
それは、お小遣いとは子供が始めて自由に使える「自分のお金」として、お金を使う練習ができる「生きた教材」だからです。
そのほか、なぜお小遣いでお金教育ができるのか、下記の理由を押さえておきましょう!
お小遣いがお金教育に適している理由とは?
- お金の正しい使い方を学べるから
- 常識的な金銭感覚を養えるから
- たくましく生きる力を育てられるから
お小遣いの役割を把握しておくことで、家庭でできるお金教育の一環としてスムーズに取り入れられますよ。
お金の正しい使い方を学べるから
お小遣いは子供が自由に使える「自分のお金」です。
そのためお小遣いの使い道・使い方など、お金について真剣に考えるようになります。
何も考えずにお小遣いを使い続けていれば、いざ欲しいモノができてもすぐには買えません。
かといって貯金ばかりしていても、せっかくお小遣いがあるのに楽しくないですよね。
重要なのは、欲しい物を買うために我慢して貯金したり、「なんであんなものを買っちゃったんだろう…」と後悔したり、失敗や経験を積み重ねること。
お小遣いのやりくりを通して、お金を計画的に使う感覚が自然と身につきますよ。
常識的な金銭感覚を養えるから
お小遣いのやりくりをしていくうちに、お金は有限であることを子供は体感します。
限られた中でお金のやりくりをしなければいけないため、「欲しい物(ウォンツ)」「必要な物(ニーズ)」を判断する力が磨かれていきますよ。
買い物に優先順位を付くことで、実際に買う前に考え直す癖がつきます。
無駄遣いが減って、買い物を計画的にできるようになりますよ。
たくましく生きる力を育てられるから
お小遣いを通して学べるのは、実はお金のことだけではありません。
下記のような、社会人になってからでも役立つスキルも磨いていけるんですよ。
- コミュニケーション能力
例)商品が見つからない時、勇気を出して店員さんに質問してみる - マーケティング力
例)限られたお小遣いでやりくりするために、商品の質・安さを見比べたり調査する - 計画力
例)欲しい物を買うために目標金額や期間を設定して、貯金計画を立てる - 交渉力
例)お小遣いアップのためにお互い納得できる案を考えて、交渉する - 創意工夫力
例)欲しい物を買うお金が足りないので、代用できるものを自作できないか考えたり、工夫する
キャリアに活かせるスキルが身につくので、子供の将来への不安が和らぎますね。
おすすめのお小遣いの渡し方3パターン
おすすめのお小遣いの渡し方を3パターン解説します。
それぞれのメリットやデメリットをチェックして、子供の性格・家庭の方針にマッチする方法を選んでください。
おすすめのお小遣いの渡し方3パターン
- 定額制
- アルバイト制
- ミックス制
定額制
定額制とは決まった期間ごとに決められた金額を渡す方法を指します。
毎月1,000円・毎週300円など、もらえる周期と金額が決まっているので、やりくりの計画を立てやすいのがメリット。
予定をきちんと管理したい子供や、計画的に物事を進めたい、しっかり者タイプの子供にピッタリの方法です。
ただし「お金は何をしなくても貰えるもの」と認識してしまう子供もいるので、注意が必要ですよ!
アルバイト制
アルバイト制とは家のお手伝いなど、働いた分の報酬としてお小遣いを渡す方法です。
頑張って働いた分だけお金がもらえるので、やりがいが感じられるのが特徴。
目標があるとやる気が出て頑張るタイプの子供にぴったりですよ。
ただしアルバイト制を導入する場合、お金を貰えないとお手伝いをしなくなる子供もいるので注意しましょう。
食器洗いや部屋の片づけなど日常生活に必要なお手伝いと、お小遣いのためのお手伝いは分けると良いですよ。
ミックス制
上述の定額制とアルバイト制を組み合わせてお小遣いを渡す方法を、ミックス制と呼びます。
定額制で決まった金額のお小遣いを確保つつ、お手伝いなどで頑張った分だけ臨時収入としてアルバイト代を貰える仕組みですね。
欲しい物がいっぱいあるし、お手伝いも積極的にやっていきたい子供に向いています。
ただしお小遣い額が増える分、無駄遣いが増える恐れが…。
またお小遣いの管理も、ミックス制は難易度が上がりますよ。
子供がしっかり管理して、上手にやりくりできるようサポートしてあげましょう!
お小遣いのルールの決め方
お小遣いは、子供が自分でやりくりできるお金です。
だからといって、好き勝手使って良いわけではないですよね。
お金の正しい使い方を身につけるためにも、お小遣いのルールを子供と話し合って決めましょう。
ルールの内容は、下記を参考にしてください。
お小遣いのルールの決め方
- 家庭内ルールを決める
- お小遣いを使って良い範囲・ダメな範囲を決める
- お小遣いの使い方を報告する
- まとまったお金は持ち歩かないようにする
ルールをきちんと守ることで、信頼が得られることも同時に教えていきたいですね。
①家庭内ルールを決める
お互い気持ち良くお小遣いのやり取りをするためにも、家庭内ルールをきちんと決めておくと良いですよ。
例えばご飯の後片付けや自分の部屋の掃除など、家族の一員としてすべきことはお小遣いの報酬に含まない、と明確にしましょう。
お小遣いは子供が自由に使えるお金ではあるけれども、そもそも親が働いて稼いでくれた大切お金なのだ、ということを忘れないようにしておきたいですね。
②お小遣いを使って良い範囲・ダメな範囲を決める
お小遣いで子供が買って良いものと、ダメなものをルール化しておくことは重要です。
文房具やお菓子など、どこまで子供が自分で払うのか明確にしておきましょう。
また下記の例を参考にお金を使ってはダメなことや、行ってはいけない場所などもあらかじめ決めておくと良いですよ。
- 友達同士でお金を貸し借りする
- 何かを奢ったり、奢られたりする
- 子供だけでゲーセンに行ってお金を使う
- アプリゲームに許可なく課金する
ただしなぜダメなのか子供が納得できるように、きちんと説明してあげましょうね。
③お小遣いの使い方を報告する
親への報告も、ルール化しておきましょう!
お小遣い帳での報告・レシートでの報告など、子供の性格に適した方法で良いので報告作業をルーティンにしてください。
お小遣いを何に・いくら使ったのか、なるべく使い道には口を出さず見守ってあげましょうね。
後悔や失敗を積み重ねながら、子供はお金の大切さを学んでいきますよ。
④まとまったお金は持ち歩かないようにする
お金はたくさん持ち歩かないよう、子供に教えてください。
まとまったお金を持ち歩いていると、下記のトラブルが発生する恐れがありますよ。
- 財布をなくしてしまう
- 手元にある分だけお金を使ってしまう
- 目を離した隙に誰かに盗まれてしまう
大金を持ち歩かないほか、財布とバッグをストラップでつなげたり、財布が入った鞄はもちろん財布をその辺に放置しない、などセキュリティに注意しましょう。
万が一お金にまつわるトラブルが発生した場合や、巻き込まれそうな状況にある場合、子供が親にすぐに相談できるよう習慣付けていきましょうね。
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【まとめ】お小遣いの渡し方やルールは親子でよく話し合って決めよう!
このページでは子供に渡すお小遣いについての基礎知識や、おすすめの渡し方について解説しました。
お小遣いをやりくりしていくなかで、お金の大切さ・お金のやりくり・常識的な金銭感覚などを育めます。
とはいえ、お互いに気持ち良くお小遣いを運用していくことが大切です!
そのため親子でよく話し合い、子供も納得できるルール決めをしていきましょう。
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