法人カードは、経費の管理を効率化し、誰がどの支出にどれだけの金額を使ったかを正確に把握できることで経理作業の負担を軽減し、支出の明瞭性を向上させる利点を持っています。
【法人カードを持つメリット】
- 経理業務の効率が上昇する
- 貯まったポイントで経費削減ができる
- キャッシュフローの改善につながる
ただし、法人カードには有料のオプションがあるものや、申請プロセスが煩雑なものも存在しますので、事前の確認が欠かせません。
特に初年度無料で提供されるものの、二年目から年会費が発生するカードもあるため、これには特に注意が必要です。
また、永久に年会費無料のカードや、身分証明書のみで申し込み可能なカードもあり、比較的手軽に入手できる選択肢もあります。
【おすすめの法人・ビジネスカード】
この記事では、法人カードを選ぶ際のポイントや、特定のニーズに最適なおすすめの法人カードをご紹介しています。
このページで分かること
- おすすめの法人カード・ビジネスカード
- 法人カード・ビジネスカードの選び方
- 法人カード・ビジネスカードに貯まったポイントの活用方法
- 法人カード・ビジネスカードを持つときの注意点
2024年現在の情報になり、お申込みの際はご自身でご判断ください。
※本ページにはPRが含まれます。
目次
- 1 法人・個人事業主用クレジットカードとは?
- 2 おすすめの法人カード・ビジネスカードランキング
- 2.1 三井住友カード ビジネスオーナーズ
- 2.2 JCB CARD Biz 一般
- 2.3 アメックスビジネスゴールド
- 2.4 freee セゾンプラチナビジネスカード
- 2.5 NTTファイナンスBizカードレギュラー
- 2.6 セゾンコバルトビジネスカード
- 2.7 freee Mastercardワイド
- 2.8 Airカード
- 2.9 楽天ビジネスカード
- 2.10 三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド
- 2.11 ANA JCB法人カード
- 2.12 ダイナースクラブ ビジネスカード
- 2.13 JCBビジネスプラス法人カード
- 2.14 セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス・カード
- 2.15 ラグジュアリーカード・ゴールド
- 2.16 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- 2.17 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
- 2.18 ライフカードビジネスライトプラス
- 2.19 UPSIDERカード
- 2.20 paild(ペイルド)
- 3 法人カード・ビジネスカードを持つメリット
- 4 法人カード・ビジネスカードの審査基準
- 5 法人カード・ビジネスカードの選び方
- 6 法人カード・ビジネスカードに関する質問
- 7 法人カード・ビジネスカードは目的に合わせて選ぶことが重要
法人・個人事業主用クレジットカードとは?
法人・個人事業主用クレジットカードとは、その名の通り、法人(株式会社・有限会社)向けに作られたクレジットカードになります。
最近では個人事業主でも作れる法人用クレジットカードが増えています。昨今フリーランスの方が増えてきた影響も関係しているかも知れません。
🙂 フリーランスや開業後すぐでも申し込めるピックアップ法人カード
おすすめの法人カード・ビジネスカードランキング
法人カード・ビジネスカードを利用する場合、様々な目的をもってカードを発行されます。
【法人カード・ビジネスカードを持つ目的】
- 高い限度額を活用して資金繰りの改善を図りたい
- 年会費無料の良コスパのカードを持ちたい
- 基本無料で従業員に渡せるカードを作りたい
- 貯まったポイントを活用した経費の削減
- 経理業務の効率化を図りたい
ここでは、上記5つの目的をもとに20種類の法人カード・ビジネスカードを紹介します。
また以下は、今回取り上げる20種類の中でも上位に位置する10種類の法人カード・ビジネスカードになります。
カード名 | 三井住友カード ビジネスオーナーズ | JCB CARD Biz 一般 | アメックスビジネスゴールド | セゾンプラチナビジネスカード | NTTファイナンスBizカードレギュラー | セゾンコバルトビジネスカード | freee Mastercardワイド | Airカード | 楽天ビジネスカード | ANA JCB法人カード |
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券面 | ||||||||||
年会費 | 永年無料 | 初年度無料 通常1375円(税込) |
通常3万6300円(税込) | 初年度無料 通常2万2000円(税込) |
永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 初年度無料 5500円(税込) |
2200円(税込) | 初年度無料 通常2475円(税込)) |
還元率 | 0.50% | 0.50% | 1.00% | 0.50% | 1.00% | 0.50% | なし | 1.50% | 1.00% | 1.0% |
利用限度額 | ~500万円 | 公式サイトを参照 | 一律上限なし | 一律上限なし | 40万円 60万円 80万円 |
ー | 30~1000万円 | 10~100万円 (入会時) |
~300万円 | ~100万円 |
国内旅行傷害保険 | ー | 最高3000万円 (利用付帯) |
最高5000万円 (利用付帯) |
最高5000万円 (自動付帯) |
最高2000万円 (利用付帯) |
ー | ー | ー | 最高5000万円 (自動付帯) |
ー |
海外旅行傷害保険 | 最高2000万円 (利用付帯) |
最高3000万円 (利用付帯) |
最高1億円 (利用付帯) |
最高1億円 (利用付帯) |
最高2000万円 (自動付帯) |
ー | ー | ー | 最高5000万円 (一部自動付帯) |
最高1,000万円 (自動付帯) |
連携できる会計ソフト | freee会計 マネーフォワード 弥生会計 |
freee会計 弥生会計 ソリマチ会計 |
freee会計 弥生会計 |
freee会計 | – | かんたんクラウド会計 | freee会計 | freee会計 弥生会計 |
– | ffreee会計 弥生会計 ソリマチ会計 |
申し込みの条件 | 法人代表者・個人事業主 | 法人代表者・個人事業主 | 法人代表者・個人事業主 | 個人事業主または経営者 | 法人または個人事業主 | 個人事業主・フリーランス・経営者 | 法人代表者・個人事業主 | 法人・個人事業主 | 法人代表者・個人事業主 | 法人または個人事業主 |
三井住友カード ビジネスオーナーズ
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.50% |
国際ブランド | VISA・Mastercard |
限度額 | ~500万円 |
連携可能な会計ソフト | freee会計・マネーフォワード・弥生会計 |
締め日 | 15日締め翌月10日払い 月末締め翌月26日払い |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 申込者本人の法人名義口座、個人名義口座(屋号付き含む) |
最短発行 | 1週間程度 |
申し込み条件 | 満20歳以上の法人代表者、個人事業主の方 |
【三井住友カード ビジネスオーナーズのおすすめポイント】
- 限度額が500万円まで利用可能
- 免許証と金融機関のキャッシュレスカードのみで申し込みができる
- 発行されるカードはナンバーレスなので、セキュリティ対策も万全
「三井住友カード ビジネスオーナーズ」は、特に中小企業の代表者や個人事業主を対象としたビジネス用のクレジットカードです。
このカードの最大の魅力は、年会費が永年無料である点に加えて、最大19枚までの追加カードを無料で発行できる柔軟性にあります。
利用限度額は最大500万円と比較的高く設定されており、必要書類は運転免許証と金融機関のキャッシュカードのみで、申し込みから最短10分で完了する手軽さがあります。
ただし、このカードには国内旅行傷害保険やショッピング保険が付帯していないため、その点は利用者が留意すべきデメリットと言えます。
また、個人カードを既に持っている場合、利用限度額が合算されるため、その影響も考慮する必要があります。
JCB CARD Biz 一般
年会費 | 初年度無料 通常1375円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.50% |
国際ブランド | JCB |
限度額 | ー |
連携可能な会計ソフト | freee会計・弥生会計・ソリマチ会計 |
締め日 | ー |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 【法人代表者の場合】法人口座、個人名義口座 【個人事業主の場合】屋号付き口座、個人名義口座 |
最短発行 | 最短5分でカード番号発行 |
申し込み条件 | 法人代表者または個人事業主 カード使用者は18歳以上の方が対象 |
【JCB CARD Biz 一般のおすすめポイント】
- オンライン申し込み後、最短5分でカード番号が発行される
- 最高3000万円の海外・国内旅行傷害保険が自動付帯
- 優待店で利用すれば還元率が上昇する
「JCB CARD Biz 一般」は、中小企業の代表者や個人事業主に最適化されたJCBのビジネス向けクレジットカードです。
このカードの顕著な特徴は、申し込みプロセスの簡素化にあります。
法人の本人確認書類が不要で、オンライン申し込み後、最短5分でカード番号の発行が可能です。
利便性だけでなく、年間利用額に応じて翌年のポイント還元率が最大1.5倍まで上昇するメリットも魅力的です。
特に、優待店ではポイント還元率が通常よりも高くなるため、経費支払いにおいても経済的な利益を享受できます。
ただし、カードの追加発行が不可能な点や、通常のポイント還元率が0.5%と比較的控えめである点は、一部のユーザーにとってデメリットとなる可能性があります。
アメックスビジネスゴールド
年会費 | 36,300円 |
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還元率 | 1.0% |
国際ブランド | AmericanExpress |
限度額 | 一律上限なし |
連携可能な会計ソフト | freee会計・弥生会計 |
締め日 | 利用者によって異なる |
ETCカード年会費 | |
支払口座 | 「法人名義申し込み」の場合は法人口座 「個人名義申し込み」の場合は個人口座 |
最短発行 | 1~3週間程度 |
申し込み条件 | 20歳以上で法人の代表者または個人事業主 |
【アメックスビジネスゴールドのおすすめポイント】
- 最高1億円の海外旅行傷害保険や、最高5000万円の国内旅行傷害保険が自動付帯
- 追加カードに対しても個別に利用限度額が設定できる
- 利用限度額に一律の制限が設けられていない
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードは、その名の通り、ビジネスシーンでの洗練された利用を目的としたゴールドカードです。
このカードの特徴は、高額な年会費3万6300円に見合う豊富な特典とサービスにあります。
例えば、最高1億円の海外旅行傷害保険や、最高5000万円の国内旅行傷害保険が自動的に付帯し、追加カードに対しても個別に利用限度額を設定することが可能です。
これにより、法人カードの不正使用を防ぐとともに、各利用者のニーズに応じた柔軟な管理が行えるようになります。
ただし、このカードの魅力を最大限に活用するには、外食や出張が多い、あるいは特典サービスを頻繁に利用する機会がある方に限られる可能性があります。
利用機会が少ない場合は、高額な年会費を支払うメリットが相対的に小さくなるため、利用シーンをよく考慮した上での選択が求められます。
\ アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード /
freee セゾンプラチナビジネスカード
年会費 | 22,000円 ※初年度無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | AmericanExpress |
限度額 | 一律上限なし |
連携可能な会計ソフト | freee会計 |
締め日 | ショッピング:10日締め・翌月4日払い キャッシング:月末締め・翌々月4日払い |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 本会員の「個人名義口座」、または「法人名義口座」 |
最短発行 | 最短4営業日 |
申し込み条件 | 個人事業主または経営者 |
【freee セゾンプラチナビジネスカードのおすすめポイント】
- 会計ソフトfreeeとの直接的な連携できる
- 企業の財務状況に応じて利用可能枠が自動で調整される
- 貯まったポイントをマイルに交換したり、毎月の経費削減に活用できる
「freee セゾンプラチナビジネスカード」は、クラウド会計ソフトのfreeeとクレディセゾンが共同で開発した、新時代のビジネスニーズに応えるクレジットカードです。
このカードの最大の特長は、会計ソフトfreeeとの直接的な連携により、企業の財務状況に応じて利用可能枠が自動で調整される点にあります。
これにより、ビジネスの成長や季節的なキャッシュフローの変動に柔軟に対応し、資金繰りの最適化を図ることが可能です。
ポイント還元率は0.5%と平均的ですが、ポイントの有効活用方法によっては、この点も十分に魅力的な要素に変わり得ます。
例えば、貯まったポイントをマイルに交換したり、毎月の経費削減に活用できます。
また、ビジネスでの国内外の移動が多い方にとっては、付帯する旅行傷害保険が大きな安心材料となるでしょう。
NTTファイナンスBizカードレギュラー
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA |
限度額 | 40万円、60万円、80万円 |
連携可能な会計ソフト | ― |
締め日 | 月末締め翌月25日払い |
ETCカード年会費 | 550円/1枚 |
支払口座 | 法人名義口座または個人名義口座 |
最短発行 | 10日~2週間程度 |
申し込み条件 | 満20歳以上の法人もしくは個人事業主 |
【NTTファイナンスBizカードレギュラーのおすすめポイント】
- 最大9枚まで無料で追加カードの発行ができる
- 最高2000万円までの海外旅行傷害保険が自動付帯
- 従業員に追加カードの配布が容易にできる
「NTTファイナンスBizカードレギュラー」は、年会費永年無料でありながら、ポイント還元率1.0%という高いコストパフォーマンスを誇るビジネスカードです。
追加カードの発行も無料で、最大9枚まで可能とすることで、法人や個人事業主の経営者が従業員に対しても容易に配布できる設計になっています。
このカードの利用では、1000円のショッピング利用につき10ポイントが貯まり、キャッシュバックやギフトカードへの交換が可能です。
ポイントの有効期限は2年間となっており、使い勝手の良さも魅力の一つです。
海外旅行傷害保険は最高2000万円までの補償が自動付帯し、国内旅行傷害保険も利用付帯で同額の補償があります。
さらに、会員限定のポイントサイト経由でのネットショッピングでは、ポイントが最大26倍になる特典も用意されており、賢いショッピング戦略をとることができます。
セゾンコバルトビジネスカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | AmericanExpress |
限度額 | ー |
連携可能な会計ソフト | かんたんクラウド会計 |
締め日 | 10日締め翌月4日払い |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | カード会員の個人名義口座、または法人名義口座 |
最短発行 | 最短3営業日 |
申し込み条件 | 高校生を除く個人事業主・フリーランス・経営者 |
【セゾンコバルトビジネスカードのおすすめポイント】
- 年会費が永年無料
- AWSやヤフービジネスサービスなど、ビジネスシーンで頻繁に利用されるサービスでの利用時にはポイント還元率が大幅に上昇
- 登記簿謄本や決算書などの提出が不要で、最短3営業日でカードが発行
「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、特にビジネスオーナーやフリーランス、個人事業主を対象に設計されたカードです。
このカードの大きな魅力は、年会費が永年無料である点に尽きます。
さらに、ETCカードも年会費無料で提供され、追加カードが9枚まで発行可能と、非常に経済的な利用が可能です。
ポイント還元率は基本的に0.5%とされていますが、対象のWebサービスを利用した場合、永久不滅ポイントが最大2.0%還元されるなど、利用シーンに応じて非常にお得になるポイントシステムを採用しています。
ただし、旅行傷害保険やショッピング保険が付帯していないため、出張が多い方や、高価な商品の購入が多い方にはその点を考慮する必要があります。
freee Mastercardワイド
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | ― |
国際ブランド | Mastercard |
限度額 | 30~1000万円 ※1000万円以上も申し込み可 |
連携可能な会計ソフト | |
締め日 | 5日締め・当月27日払い 5日締め・翌月3日払い |
ETCカード年会費 | freee会計 |
支払口座 | 法人名義口座または個人名義口座 |
最短発行 | 約2週間 |
申し込み条件 | 法人代表者・個人事業主 |
【freee Mastercardワイドのおすすめポイント】
- 年会費永年無料の法人用クレジットカード
- 追加カードやETCカードが最大999枚まで無料で発行できる
- 無料で発行できる大量の追加カードやETCカードは、事業の規模拡大に伴うニーズに柔軟に対応できる
「freee Mastercardワイド」は、法人代表者や個人事業主に向けて設計された、年会費永年無料の法人用クレジットカードです。
このカードの目玉は、追加カードやETCカードが最大999枚まで無料で発行できるという、極めて柔軟かつ経済的な点にあります。
これにより、大規模な事業を運営する企業や、多数の従業員に対して経費管理を一元化したい事業主にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
また、freee会計ソフトへの新規申し込みで得られる2000円分のディスカウントクーポンや、新規申し込みでAmazonギフトカード5000円分がプレゼントされるキャンペーンなど、加入者には様々な特典が提供されます。
これらの特典は、特にスタートアップ企業や経費削減を図りたいビジネスオーナーにとって、非常に有益なものです。
一方で、ポイント還元サービスが付帯していないため、ポイントを積極的に貯めたいと考えているユーザーには不向きな一面を持っています。
Airカード
年会費 | 5,500円 ※初年度無料 |
---|---|
還元率 | 1.5% |
国際ブランド | JCB |
限度額 | 10~100万円 |
連携可能な会計ソフト | freee会計・弥生会計 |
締め日 | 毎月15日締め翌月10日払い ※土日祝は翌営業日 |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 【法人の場合】法人名義口座 【個人事業主の場合】屋号付き口座、個人名義口座 |
最短発行 | 通常3~4週間 |
申し込み条件 | 18歳以上の法人または個人事業主 |
【Airカードのおすすめポイント】
- ポイント還元率が常時1.5%と法人カードの中では高水準
- リクルートサービスの利用でポイントを効率よく貯められる
- Airメイトとの連携で収支管理が簡略化される
「Airカード」はリクルートとJCBが提携して発行する、法人及び個人事業主向けのクレジットカードで、その最大の魅力はポイント還元率の高さにあります。
1.5%の還元率は、ビジネスカードの中でも際立っており、リクルートの幅広いサービス利用によって得られるポイントは、1ポイント=1円の高い換金率で使用可能です。
さらに、Pontaポイントやdポイントへの交換も可能で、使い勝手の良さが目を引きます。
年会費は5500円(初年度無料)と設定されていますが、追加カードの年会費は3300円となっており、ETCカードに至っては年会費無料で提供されるため、複数のカードを必要とする事業者にとってもコストパフォーマンスが高いです。
一方で、利用限度額が入会時に10万円から100万円と設定されている点や、公共料金の支払いでポイント還元率が0.5%に低下する点は注意が必要です。
楽天ビジネスカード
年会費 | 2,200円 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA |
限度額 | 最高300万円 |
連携可能な会計ソフト | ― |
締め日 | 月末締め・翌月27日払い |
ETCカード年会費 | 550円 ※1枚無料 |
支払口座 | 法人名義口座 |
最短発行 | 約2週間 |
申し込み条件 | 20歳以上の法人代表者、個人事業主 |
【楽天ビジネスカードのおすすめポイント】
- 楽天市場での買い物でポイント還元率が最大5倍
- 楽天プレミアムカードの特典を利用可能とすることで、一般ユーザー向けの特典も業務用のカードを通じて享受できる
楽天ビジネスカードは、楽天グループの豊富なサービスとの連携を前面に出した法人及び個人事業主向けのクレジットカードです。
このカードの大きな特徴は、楽天市場での買い物が最大5倍のポイント還元率であることです。
これにより、楽天市場を頻繁に利用するビジネスオーナーや個人事業主にとっては、通常の買い物が顕著にお得になります。
また、楽天プレミアムカードの特典を利用可能とすることで、一般ユーザー向けの特典も業務用のカードを通じて享受できるようになっています。
年会費は2200円とリーズナブルで、楽天プレミアムカードとセットで利用することにより、1万3200円の合計費用で両カードの特典を享受できます。
ETCカードの発行に関しては、1枚目が無料で提供されるため、車を業務に利用する事業者には特にメリットがあります。
しかし、追加カードが発行できない点や、国内外の旅行傷害保険が付帯していない点は、出張が多いビジネスマンには注意が必要なデメリットと言えるでしょう。
三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド
年会費 | 5,500円 |
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還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA Mastercard |
限度額 | ~500万円 |
連携可能な会計ソフト | freee会計・マネーフォワード・弥生会計 |
締め日 | 15日締め翌月10日払い 月末締め翌月26日払い |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 申込者本人の法人名義口座、個人名義口座(屋号付き含む) |
最短発行 | 1週間程度 |
申し込み条件 | 満20歳以上の法人代表者、個人事業主の方 |
【三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドのおすすめポイント】
- 追加カードの年会費は無料で、最大19枚まで発行が可能
- ETCカードもカード1枚ごとに1枚無料で発行可能
- 国内主要空港ラウンジの無料利用や、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港内ラウンジの利用が無料
「三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド」は、ビジネスオーナーに特化したクレジットカードで、その利便性と特典が魅力です。
年会費は5,500円と設定されていますが、年間100万円以上のカード利用で翌年以降の年会費が無料になり、さらに1万ポイントが還元される非常にお得な条件が用意されています。
この特典は、特にビジネスでの支出が多いオーナーにとって大きなメリットとなるでしょう。
加えて、国内主要空港ラウンジの無料利用や、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港内ラウンジの無料アクセスなど、ビジネスオーナーが頻繁に利用する可能性があるサービスへのアクセスが容易になります。
さらに、規定の店舗での利用でポイント還元率が最大1.5%となるなど、普段のビジネスシーンでの利用においてもポイントが効率良く貯まる設計になっています。
ANA JCB法人カード
年会費 | 2,475円 ※初年度無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | JCB |
限度額 | 10~100万円 |
連携可能な会計ソフト | freee会計・弥生会・ソリマチ会計 |
締め日 | ― |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 法人名義口座 |
最短発行 | ― |
申し込み条件 | 法人または個人事業主 ※カード使用者は18歳以上が対象 |
【ANA JCB法人カードのおすすめポイント】
- ANA利用時に通常のフライトマイルに加え、区間ごとの割増しボーナスマイルがもらえる
- 最高1,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
「ANA JCB法人カード」は、法人や個人事業主向けに設計されたクレジットカードで、ANAのフライトを頻繁に利用するビジネスパーソンにとって大変魅力的な特典を提供します。
このカードの特徴は、ANA利用時に通常のフライトマイルに加え、区間ごとの割増しボーナスマイルがもらえる点にあります。
このシステムにより、ANAマイルを効率よく、迅速に貯めることが可能となります。
初年度の年会費が無料で、追加カードも初年度は無料となっているため、スタート時のコストを抑えることができます。
また、年会費2,475円(初年度無料)という比較的リーズナブルな設定にも関わらず、最高1,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯され、ANA国内線・国際線の機内販売での割引や、ANAグループ空港の免税店での割引など、ビジネス利用におけるさまざまなシーンで恩恵を受けることができます。
一方で、マイル移行に年間5,500円の手数料が必要であることや、利用限度額が他の法人カードに比べてやや低い設定であること、国内旅行傷害保険が付帯していないことなど、デメリットも存在します。
しかし、ANAのフライトを頻繁に利用し、マイルを活用したいと考えている法人や個人事業主にとっては、これらのデメリットを上回る利点が多いカードであると言えるでしょう。
ダイナースクラブ ビジネスカード
年会費 | 27,500円 |
---|---|
還元率 | 0.4% |
国際ブランド | Diners Club |
限度額 | 一律の制限なし |
連携可能な会計ソフト | freee会計 |
締め日 | 15日締め翌月10日払い |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 法人口座または個人口座 |
最短発行 | 通常2~3週間 |
申し込み条件 | 年齢27歳以上で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主 |
【ダイナースクラブ ビジネスカードのおすすめポイント】
- ANA利用時には1.0%の還元率でマイルが貯まる
- 追加カードは2枚目まで無料で発行可能
- Mastercardブランドのコンパニオンカードが提供されている
「ダイナースクラブ ビジネスカード」は、法人や個人事業主向けに設計された高級クレジットカードで、ANAマイルやJALマイルへの高いマイル還元率で知られています。
特にANA利用時には1.0%の還元率でマイルが貯まり、JALマイルに関しても0.4%の還元率を提供します。
このマイル還元機能は、ビジネスでの頻繁な飛行機利用が多い方にとって、大きなメリットとなり得ます。
初年度年会費が無料で、追加カードは2枚目まで無料で発行可能です。
また、Mastercardブランドのコンパニオンカードが提供され、ダイナースクラブ加盟店だけでなく、Mastercard加盟店でも利用できるため、利用範囲が広がります。
さらに、ダイナースクラブ独自の特典として、ビジネスラウンジアクセス、法律や税務の無料相談、対象レストランでのコース料金無料サービスなどがあります。
デメリットとしては、コンパニオンカードのポイント還元率が0.5%とやや低めであることや、年会費が高額であること、そして国内旅行傷害保険が付帯していない点が挙げられます。
JCBビジネスプラス法人カード
年会費 | 1,375円 ※初年度無料 |
---|---|
還元率 | ~3.0% |
国際ブランド | JCB |
限度額 | ― |
連携可能な会計ソフト | freee会計・弥生会計・ソリマチ会計 |
締め日 | ― |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | ― |
最短発行 | ― |
申し込み条件 | 法人または個人事業主 ※カード使用者は18歳以上が対象 |
【JCBビジネスプラス法人カードのおすすめポイント】
- 毎月の利用額に応じて最大3.0%のキャッシュバックが得られる
- 初年度の年会費が無料で、追加カードも2枚目まで無料
- ETCカードも年会費無料で複数枚発行可能
「JCBビジネスプラス法人カード」は、法人や個人事業主を対象にしたクレジットカードで、出張経費の削減に特化した特典が魅力です。
特筆すべきは、毎月の利用額に応じて最大3.0%のキャッシュバックが得られる点です。
このキャッシュバック率は業界内でも非常に高く、特に月間利用額が100万円を超える場合には大きなメリットとなります。
キャッシュバックの上限は月1万5000円と設定されていますが、これは出張頻度の高いビジネスパーソンにとっては見逃せない特典でしょう。
初年度の年会費が無料で、追加カードも2枚目まで無料という点も、法人カードとしては非常に利用しやすい条件です。
ETCカードも年会費無料で複数枚発行でき、出張や業務用車両の運用に便利です。
また、「ANA Biz」や「JAL ONLINE」、さらには「じゃらんコーポレートサービス」など、法人向けの出張割引サービスが豊富に用意されているため、ビジネス旅行の費用削減に大いに役立ちます。
ただし、国内外の旅行傷害保険が付帯していないため、出張時の保険は別途検討が必要です。
また、キャッシュバックの対象となるのは出張費や交通費に限られ、キャッシュバックの対象外となる支出もあるため、どのような利用がキャッシュバックの対象になるのかを事前に確認しておくことが重要です。
セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 27,500円 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | AmericanExpress |
限度額 | ― |
連携可能な会計ソフト | freee会計 |
締め日 | 10日締め翌月4日払い 10日締め翌々月4日払い |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 代表者名併記の法人口座 |
最短発行 | ― |
申し込み条件 | 法人代表者 ※個人事業主・未成年を除く |
【セゾンプラチナビジネスプロカードのおすすめポイント】
- 99枚まで追加カードの発行ができる
- 発行した従業員も旅行傷害保険の対象になる
- 国内主要空港のラウンジ無料利用
「セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス・カード」は、法人代表者向けの高級クレジットカードで、特にビジネスでの利用において大きなメリットを提供します。
毎月のカード利用額に応じて1.0%のキャッシュバックが自動で行われるのが最大の特徴であり、これにより利用者はポイント管理の手間を省きながら、効率的に経費を節約することができます。
さらに、キャッシュバックを受ける代わりに最長84日間の支払い猶予を選択することも可能で、キャッシュフロー管理に柔軟に対応できる点も魅力です。
年会費は27,500円と高めですが、カードが提供する豊富な特典やサービスを考えると、その価値は十分にあると言えるでしょう。
ただし、ポイントやマイルの貯め方に関心がある場合は、このカードではポイントやマイルを直接貯めることはできませんので、その点を考慮する必要があります。
ラグジュアリーカード・ゴールド
年会費 | 22万円 |
---|---|
還元率 | 1.5% |
国際ブランド | Mastercard |
限度額 | 一律制限なし |
連携可能な会計ソフト | ― |
締め日 | 5日締め当月27日払い |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 個人名義口座、法人名義口座 |
最短発行 | 最短5営業日 |
申し込み条件 | 法人代表者または個人事業主 |
【ラグジュアリーカード・ゴールドのおすすめポイント】
- 法人カードの中でもトップクラスのポイント還元率を誇る
- 事前入金サービス利用で最大9,990万円まで支払いに対応できる
- 「LCオーナーズコミュニティ」への入会資格をもたらす
ラグジュアリーカード・ゴールドは、その名の通り、高級感あふれる金属製のカードであり、所有するだけで高いステータスを象徴します。
年会費22万円という価格設定は高いものの、1.5%という法人カードの中でもトップクラスのポイント還元率を誇ります。
このカードの最大の特徴は、デポジット(事前入金サービス)を利用することで、最大9990万円までの大きな支払いが可能になる点です。
また、24時間365日対応の国内外利用可能なコンシェルジュサービス、無料でアクセスできる世界1300箇所以上の空港ラウンジ、最高1億2000万円の海外旅行傷害保険など、充実した付帯特典も大きな魅力です。
しかし、金属製であるため、プラスチックカードが使用できる場所でしか利用できない場合がある点と、年会費が高額である点は考慮する必要があります。
企業のオーナーや個人事業主にとって、このカードはビジネスチャンスの創出につながる「LCオーナーズコミュニティ」への入会資格をもたらすなど、単なる支払い手段以上の価値を提供します。
法人口座決済用ラグジュアリーカード ゴールドカードについては次の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 22,000円 ※初年度無料 |
---|---|
還元率 | 0.5~1.0% |
国際ブランド | AmericanExpress |
限度額 | 一律上限なし |
連携可能な会計ソフト | freee会計 |
締め日 | 10日締め翌月4日払い |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 個人名義口座、法人名義口座 |
最短発行 | 最短3営業日 |
申し込み条件 | 個人事業主・経営者・会社員(学生、未成年を除く) |
【セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント】
- 初年度の年会費が無料であり、さらに次年度以降の年会費をポイントで支払える
- 世界1400ヵ所以上の空港ラウンジ無料アクセス可能
- 国内外の旅行傷害保険が自動付帯
セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、ビジネスパーソンに特化した機能とサービスを提供するプラチナカードです。
特に注目すべきは、初年度の年会費が無料であり、さらに次年度以降の年会費をポイントで支払うことができるため、実質コストを大きく抑えることが可能です。
このカードには、世界1400ヵ所以上の空港ラウンジ無料アクセス、ビジネス・アドバンテージによる様々な優待サービスなど、ビジネス利用において非常に魅力的な特典が付帯しています。
年会費は2万2000円(初年度無料)となっており、追加カードは最大9枚まで、年会費3300円で発行可能です。
また、国内外の旅行傷害保険が自動付帯し、国内旅行では最高5000万円、海外旅行では最高1億円の補償を受けることができます。
ポイント還元率は0.5%〜1.0%で、JALマイルに交換することも可能で、その際の還元率は1.125%となります。
このカードは、個人事業主・経営者・会社員(学生、未成年を除く)が対象で、申込みには代表者の本人確認書類が必要です。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
年会費 | 16.5万円 |
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還元率 | 1.0% |
国際ブランド | AmericanExpress |
限度額 | 一律上限なし |
連携可能な会計ソフト | freee会計・弥生会計 |
締め日 | 利用者により異なる |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | 「法人名義申し込み」の場合は法人口座 「個人名義申し込み」の場合は個人口座 |
最短発行 | 1~3週間程度 |
申し込み条件 | 20歳以上で法人の代表者または個人事業主 |
【アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードのおすすめポイント】
- 界1300ヵ所以上のラグジュアリーホテルやリゾートの優待特典が無料で提供されている
- 最高1億円までの海外旅行傷害保険
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードは、ビジネスクラスの旅行やサービスをよく利用する経営者や個人事業主に最適なプレミアムカードです。
年会費は16万5000円と高額ですが、その価値は、無料で提供される世界1300ヵ所以上のラグジュアリーホテルやリゾートの優待特典、最高1億円までの海外旅行傷害保険、そしてポイントを無期限で使える「メンバーシップ・リワード・プラス」への無料登録により十分に実感できます。
さらに、追加カードは4枚まで無料で発行でき、5枚目以降は年会費が1万3200円かかりますが、追加カード会員も基本カード会員と同様のサービスを享受できるため、企業運営において大きな利点をもたらします。
デメリットとしては、高額な年会費やANAマイルへのポイント移行に上限が設定されている点が挙げられますが、豊富な付帯サービスや特典を鑑みると、ビジネスシーンでの活躍を考えた場合、そのコストは十分に正当化されるでしょう。
企業運営を行ううえでの多様な支援を提供するこのカードは、ビジネスを次のレベルへと押し上げる強力なツールとなり得ます。
ライフカードビジネスライトプラス
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:無料 |
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還元率 | 0.50% |
国際ブランド | JCB VISA Mastercard |
限度額 | ~500万円 |
連携可能な会計ソフト | ー |
締め日 | 締め日:毎月5日 支払日:当月26日~29日または翌月3日 |
ETCカード年会費 | 無料 |
支払口座 | ー |
最短発行 | 最短3営業日 |
申し込み条件 | 法人代表者または個人事業主 |
【ライフカードビジネスライトプラスのおすすめポイント】
- 最短3営業日発行
- 会社設立が間もない方や副業やフリーランスの方でも申し込める
- 決済書不要で本人確認資料のみで申込可能
ライフカードビジネスライトプラスは、特にコストパフォーマンスを重視する個人事業主や小規模法人の経営者に最適なビジネスカードです。
このカードは、年会費無料で提供され、ポイント還元率は0.5%となっており、日常のビジネスシーンでの利用において堅実な選択肢を提供します。
申し込みに際しては、決算書などの提出が不要で、本人確認書類のみで完結するWEB完結型の申込みが可能です。
この点は、特に会社設立直後の経営者や副業・フリーランスで活動している方にとって、スムーズにカードを手に入れることができる大きなメリットと言えます。
ただし、ライフカードビジネスライトプラスには、旅行やショッピングで使える付帯保険がないなどの制限があります。
しかし、法律相談やタイムズカーの会員カード発行手数料無料など、ビジネスシーンで有効活用できる特典も多く、限度額が最大500万円まで設定可能という点も、大きな取引が頻繁にあるビジネスにとっては安心材料となります。
UPSIDERカード
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0~1.5% |
国際ブランド | VISA |
限度額 | 最大10億円 |
連携可能な会計ソフト | freee会計、マネーフォワードなど |
締め日 | 月末締め、翌月20日払い |
ETCカード年会費 | ― |
支払口座 | ― |
最短発行 | 後払いプラン:最短数営業日 保証金プラン:最短1営業日 |
申し込み条件 | 法人の代表者 |
【UPSIDERカードのおすすめポイント】
- 年会費や月額基本料が完全無料
- 追加カードを無制限で発行できる
- 一定の決済額以上の利用で最大1.5%のキャッシュバックが得られる
「UPSIDERカード」は、特にデジタル広告支出が多い法人に向けた革新的なクレジットカードです。
その最大の特徴は、年会費や月額基本料が完全無料である点、そして追加カードを無制限で発行できる柔軟性にあります。
このカードは、Google広告やYahoo!広告など、一定の決済額以上の利用で最大1.5%のキャッシュバックが得られ、事前入金により最大10億円という驚異的な利用限度額を設定できます。
ビジネスの現場でリアルタイムでの利用状況モニタリングが可能な管理画面が提供されるため、財務管理の精度と効率が大幅に向上します。
さらに、盗難や不正利用の被害にあった場合には最大2000万円まで補償されるので、セキュリティ面でも安心して利用できます。
ただし、個人事業主は申し込み対象外となっており、ETCカードの発行ができない、旅行傷害保険やショッピング保険、空港ラウンジ利用などの一般的なクレジットカードのサービスが付帯していない点は、利用を考える際のデメリットと言えるでしょう。
paild(ペイルド)
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | ― |
国際ブランド | VISA |
限度額 | なし |
連携可能な会計ソフト | freee会計・マネーフォワード |
締め日 | 15日締め・締日の5営業日後払い 月末締め・締日の5営業日後払い |
ETCカード年会費 | ― |
支払口座 | ― |
最短発行 | ― |
申し込み条件 | 法人の代表者 |
【paild(ペイルド)のおすすめポイント】
- 年会費は永年無料
- バーチャルカードは即時発行が可能
- カードの利用状況がリアルタイムでモニタリングできる
「paild(ペイルド)」は、与信審査なしで利用開始が可能なプリペイド式のビジネス向けカードサービスです。
初期費用として10万円が必要ですが、年会費は永年無料で、特に設立間もないスタートアップ企業や、従来のクレジットカードの与信枠に縛られたくない企業に最適なソリューションを提供します。
利用限度額に制限がなく、バーチャルカードは無制限に、リアルカードは30枚まで無料で発行可能で、31枚目以降は1枚につき発行手数料1540円がかかります。
「paild」の魅力は、迅速な発行スピードと柔軟な管理機能にあります。
バーチャルカードは即時発行が可能で、初回は最短翌日から利用開始でき、リアルカードは発行申請から5~10営業日程度で受け取ることができます。
管理画面からはカードの利用状況をリアルタイムでモニタリングでき、カードの停止や上限金額の設定、使用履歴の確認が簡単に行えます。
これにより、企業は小口現金の管理や経費精算の手間を大幅に削減できるため、運用の効率化を図ることが可能です。
法人カード・ビジネスカードを持つメリット
法人カードやビジネスカードを持つことは、ビジネス運営における経理管理や資金繰りの改善、福利厚生の向上に多大な利益をもたらします。
【法人カード・ビジネスカードを持つメリット】
- キャッシュフローに余裕ができる
- 空港マイル・各種ポイントが貯められる
- 資金繰りができる
- 経費として支払いができる
- 経費の一元管理ができる
ここでは上記5つのメリットについて解説します。
キャッシュフローに余裕ができる
法人カードを使用することで、購入した商品やサービスの支払いを購入後1~2ヶ月先に延期することができます。
これにより、企業のキャッシュフローに余裕が生まれ、その間に資金を他の運転資金や投資に回すことが可能になります。
特に資金繰りに課題を抱える企業にとって、このメリットは非常に大きいと言えます。
空港マイル・各種ポイントが貯められる
法人カードの利用により貯まるポイントやマイルは、経費削減や福利厚生に有効活用できます。
特に、出張が多い企業の場合、貯まったマイルを社員の出張費用に充てることで、直接的な経費削減につながります。
また、ポイントを商品券やギフトカードに交換し、従業員へのインセンティブとして提供することも可能です。
資金繰りができる
法人カードを利用することで、支払い期間を調整しやすくなり、資金繰りの改善が図れます。
特に、大きな支出を控えている時期や、売上の回収が遅れがちな時期には、資金繰りの調整手段として法人カードが有効です。
支払いのタイミングをコントロールすることで、無理なく資金を運用できるようになります。
経費として支払いができる
法人カードでの支払いは、会計処理上、経費としての処理が容易になります。
カード利用明細が経費管理の証拠となり、経費精算の手間を大幅に削減できます。
また、従業員が出張や外食時に現金を立て替える必要がなくなるため、経理処理の効率化だけでなく、従業員の負担軽減にもつながります。
経費の一元管理ができる
全てのビジネス関連支出を法人カードで行うことで、経費の可視化が容易になります。
利用明細の自動集計機能を活用することで、どの部門やプロジェクトにどれだけの費用がかかっているかを一目で把握できます。
さらに、経費精算ソフトとの連携により、経費報告の自動化が可能となり、経理業務の大幅な効率化を実現できます。
【連携可能な経費精算ソフト】
- 会計freee
- 弥生会計オンライン
- マネーフォワード
公式サイトフリーランス・個人事業主の強い味方!おすすめのテックビズゴールドカード
ETCカードの作成も可能
営業車などで車を利用する事業をされている方にとってETCカードは必須です。
ETCカードも複数枚発行可能になっているため、経費管理の一つとして利用すると良いでしょう。
法人カード・ビジネスカードの審査基準
法人カード・ビジネスカードの審査は、申込企業の財務健全性や代表者の信用度など、複数の面から総合的に評価されます。
【法人カード・ビジネスカードの審査基準】
- 会社の経営実績
- 会社の財務状況
- 法人代表者の信用情報
これらの審査基準は、カード発行会社によって重視する点に違いがありますが、一般的には企業の経済的安定性と代表者の信頼性を中心に評価されます。
申し込みの際は、これらのポイントを押さえ、必要書類を正確に、かつ丁寧に準備することが審査通過のカギとなります。
会社の経営実績
会社の経営実績は、法人カードの審査において重要な項目の一つです。
カード発行会社は、企業が持続的に収益を上げることができるか、過去の業績を通じてその可能性を評価します。
設立直後の会社であっても、成長のポテンシャルや業界内での競争力、将来性などが評価されることがあります。
具体的な経営計画や将来のビジョンを示すことが、審査通過に有利に働く場合があります。
会社の財務状況
財務状況の健全性は、企業が法人カードの支払い能力を有しているかを判断するための重要な基準です。
審査では、資本金の額、利益率、流動比率などの財務指標をはじめ、負債総額やキャッシュフローなどが詳細に検討されます。
決算書や財務諸表の提出が求められることが多く、これらの書類を通じて会社の財務健全性が評価されます。
法人代表者の信用情報
法人代表者の信用情報も、法人カードの審査において非常に重要な要素です。
【法人代表者の信用情報】
- 各種ローンの借り入れ・返済状況
- 個人クレジットカードの利用状況
代表者が過去にローンの返済遅延やクレジットカードの支払い問題を抱えていた場合、それらの情報は信用情報機関に記録されており、審査の際に評価の対象となります。
代表者個人の信用度は、企業の信用度にも直接影響を与えるため、普段から信用情報を管理することが重要です。
法人カード・ビジネスカードの選び方
前節で20種類の法人カード・ビジネスカードを紹介してきました。
いずれも、「法人カード・ビジネスカード」にカテゴライズされるカードですが、カードそれぞれには異なる特徴があります。
その特徴とは、主に以下の5点を指します。
【法人カード・ビジネスカードの特徴】
- 年会費
- ポイント還元率
- 追加発行枚数
- 利用できる限度額の枠
- 選択できる国際ブランド
この5点は各法人カード・ビジネスカードの違いであり、目的に敵った法人カード・ビジネスカードを選ぶときのポイントになります。
ここからは、各5点で焦点を当てるべきポイントをそれぞれ紹介します。
年会費
法人カード・ビジネスカードを選ぶ際、最初に目を向けるべきは年会費です。
年会費は、無料から10万円を超える高額なものまで様々で、経費として計上可能ですが、ビジネスの規模や使用目的によって適切なカードを選ぶことが重要です。
例えば、無料の法人カードも存在しますが、特定のサービスや特典を求める場合は、年会費が発生するカードの方が適していることも多いです。
カード名 | 三井住友カード ビジネスオーナーズ | JCB CARD Biz 一般 | セゾンコバルトビジネスカード |
---|---|---|---|
券面 | |||
年会費 | 永年無料 | 初年度無料 通常1375円(税込) |
永年無料 |
還元率 | 0.50% | 0.50% | 0.50% |
利用限度額 | ~500万円 | 公式サイトを参照 | 公式サイトを参照 |
申し込みの条件 | 法人代表者・個人事業主 | 法人代表者・個人事業主 | 個人事業主・フリーランス・経営者 |
追加カードの発行を予定している場合は、その年会費も含めてトータルで考える必要があります。
ポイント還元率
法人カードでは、使用金額が大きくなることが多いため、ポイント還元率は特に注目すべきポイントです。
ポイント還元率はカードによって異なり、一部のカードではポイントが貯まらない場合もあります。
カード名 | アメックスビジネスゴールド | NTTファイナンスBizカードレギュラー | セゾンプラチナビジネスカード |
---|---|---|---|
券面 | |||
年会費 | 通常3万6300円(税込) | 永年無料 | 初年度無料 通常2万2000円(税込) |
還元率 | 1.00% | 1.00% | 1.13% |
利用限度額 | 一律上限なし | 40万円、60万円、80万円 | – |
申し込みの条件 | 法人代表者・個人事業主 | 法人または個人事業主 | 個人事業主・経営者 |
還元率が0.5%以上あるカードを基準とすることが多いですが、マイル還元を重視する場合は、マイルへの移行可能性も含めて検討する必要があります。
追加発行枚数
追加カードの発行可能枚数も重要な検討材料です。
従業員へのカード発行により、経費精算の手間を省くことができ、業務の効率化に繋がります。
追加カードの発行費用はカードによって異なり、無料で発行できる枚数や発行可能な上限枚数には大きな差があります。
プラチナカードのように追加カードが無料で提供される場合、付帯サービスを社員にも享受させることができるメリットがあります。
利用できる限度額の枠
法人カードの利用限度額は、カードのグレードによって幅広く設定されています。
高額な取引を頻繁に行う場合、限度額が高めのカードを選ぶ必要があります。
一方で、限度額を超える支払いが予想される場合は、デポジットサービスの利用や複数のカードを使い分けるなどの対策が考えられます。
カード名 | アメックスビジネスゴールド | freee セゾンプラチナビジネスカード | ダイナースクラブ ビジネスカード |
---|---|---|---|
券面 | |||
年会費 | 通常3万6300円(税込) | 初年度無料 通常2万2000円(税込) |
初年度無料 2万7500円(税込) |
還元率 | 1.00% | 0.50% | 0.4~1.0% |
利用限度額 | 一律上限なし | 一律上限なし | 一律の制限なし |
申し込みの条件 | 法人代表者・個人事業主 | 個人事業主または経営者 | 年齢27歳以上で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主 |
利用するサービスや特典の内容も重要で、実際に必要な特典を提供しているかどうかを見極めることが肝心です。
選択できる国際ブランド
法人カードを選ぶ際、カードに搭載されている国際ブランドは重要な要素の一つです。
【選択できる国際ブランド】
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- ダイナースクラブ
これらのブランドは、それぞれが提供するサービス内容、加盟店の数、国際的な認知度において異なります。
例えば、海外出張が多いビジネスマンには、加盟店の多さと国際的な受け入れ体制で知られるVisaやMastercard®が推奨されます。
Visaは世界最大のシェアを誇り、Mastercard®も特にヨーロッパでの使用において強みを持っています。
一方、国内での利用を主に考えている場合は、国産ブランドであるJCBが良い選択肢です。
JCBは国内サービスが充実しており、国内加盟店での利用において特に便利です。
ステータス性を重視するなら、アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブが適しています。
これらのブランドは高い信用度とステータス性を提供し、特にアメリカン・エキスプレスはアメリカを中心に高い認知度を誇ります。
これらのカードは、ビジネスシーンにおいて信頼性や品格を示すアイテムとしても機能します。
法人カード・ビジネスカードに関する質問
法人カードやビジネスカードは、企業や個人事業主の経理管理を効率化し、経費削減に貢献する便利なツールです。
ここからは、法人カード・ビジネスカードに関するよくある質問について解説します。
法人カード・ビジネスカードの年会費は無料?有料?
法人カードやビジネスカードの年会費は、発行するカード会社やカードの種類によって異なります。
一部のカードでは年会費無料のオプションがありますが、高いサービスや特典を求める場合は年会費が必要なカードを選択することが一般的です。
年会費の有無や金額は、カードの特典やサービス内容を総合的に考慮して選ぶことが重要です。
法人カード・ビジネスカードとコーポレートカードの違いは?
法人カードやビジネスカードは主に中小企業や個人事業主を対象としており、比較的審査が柔軟で利用しやすい特徴があります。
一方、コーポレートカードは大企業や法人向けに設計されており、より高度な管理機能やサービスが提供されますが、審査基準が厳しく設定されていることが多いです。
選択する際は、企業の規模やニーズに応じて適切なカードタイプを選ぶことが重要です。
法人カード・ビジネスカードを申し込むのに必要な書類は?
法人カードやビジネスカードを申し込む際には、以下の書類が必要になります。
【提出する書類】
- 登記簿謄本
- 印鑑証明書
- 法人の確認書類
- 代表者または個人事業主の本人確認書類など
申し込み条件や必要書類はカード会社によって異なるため、具体的な申し込み前にはカード会社のウェブサイトで確認するか、直接問い合わせましょう。
法人カード・ビジネスカードはフリーランスでも作成できる?
フリーランスや個人事業主でも、ビジネスカードを申し込むことは可能です。
審査に際しては、個人の信用情報や事業の種類、収入状況などが考慮されます。
設立直後の個人事業主でも、適切な書類提出や信用情報が確認できれば、審査を通過することが可能です。
フリーランス専用のカードや、審査基準が比較的緩やかなカードもあるため、自分の事業に最適なカードを選ぶことが大切です。
法人カードやビジネスカードは、経理管理の効率化や経費削減、資金繰りの改善など、事業運営における多岐にわたるメリットを提供します。
申し込みにあたっては、自社のニーズに合ったカード選びと、申し込み条件の確認が重要です。
法人カード・ビジネスカードは目的に合わせて選ぶことが重要
法人カードやビジネスカードを選ぶ際は、単に申し込めるかどうかだけでなく、自分や会社のニーズに合致しているかを考慮することが極めて重要です。
これは、カードによって提供されるサービス、特典、年会費、さらには審査基準が異なるためです。
目的に合わせて最適なカードを選択することで、事業運営の効率化、経費削減、またはステータスの向上など、望むメリットを最大限に引き出すことが可能です。
また、日常的な経費支払いでポイント還元を最大化したい場合は、還元率が高いカードを選ぶべきです。
さらにカードのランクが上がるほどに、通常、特典やサービスの質は向上しますが、それに伴い年会費も高額になる傾向があります。
よって、カードのランクを選ぶ際には、その特典やサービスを実際にどの程度利用するか、年会費に見合った価値があるかを慎重に検討することが求められます。